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実はプレゼントラッピングの多くにリボンが使われていることには意味があります。
リボンは「結びつき」「絆」「約束」などを表現していると言われています。
蝶結びは結び直すことが可能なので「何度あっても良い」というような験担ぎ(げんかつぎ)の意味も込められているようです。
プレゼントにリボンを結ぶのは華やかに見えるだけではなく、喜ばしいことが何度でも起こりますようにという気持ちの表れだったんですね。
リボンの結び方をお伝えする前に、まずはリボンの種類についてご紹介します。
「リボン」といっても今や種類は様々で、用途に合わせて結び方や酒類を使い分けるだけで雰囲気が変わり、ワンランク上のラッピングが出来るようになります。
ツルツルとした光沢のあるサテンリボンは、最もオーソドックスな種類の1つと言えるでしょう。
光沢があるため、フォーマルで上品な印象を与えます。
ラッピングやアクセサリー、小物など幅広く使えます。
無地の物から柄プリントまで種類はたくさんあり、100円ショップや雑貨屋など、どこでも購入できるリボンです。
緯畝(よこうね)という、よこの太い糸とたての細い糸を織り込んで出来る平織りのリボンです。
物にもよりますが、厚手でしっかりしているのが特徴です。
サテンよりもしっかりしているので、バレッタやブローチのようなアクセサリーを作ることに向いています。
無地の物から柄プリントまで、たくさんの種類があるリボンです。
ベルベット(ベロア)ならではの光沢と、立体感のあることが特徴の起毛タイプのリボンです。
肌触りはしっとりとしていて、秋冬に人気のある素材なので、季節感を出せます。
ラッピングやアクセサリー(チョーカーにすると可愛いです)に使えます。
薄地で透け感があり、程良い張り感のある手触りのいいリボンです。
光沢もあるためフォーマルで上品な印象も与えますし、華やかな印象を与えます。
ラッピングやアクセサリー、小物、ドレスなど幅広く使えます。
無地のものが多いですが、縁にゴールドやシルバーが織り込んであるものもあります。
違う素材のリボンと組み合わせて使っても可愛く仕上がります。
レース編みのようなリボンで、コットンや麻で出来ているものが多いです。
最近では白色だけでなく、パステルカラーのレースリボンもあり、可愛らしくフェミニンな印象を与えることができます。
ラッピングやアクセサリー、小物などに幅広く使えます。
また、違う素材のリボンと組み合わせて使っても可愛く仕上がります。
ポリプロピレンという素材でできた少し硬めのリボンです。
自分の指とハサミや鉛筆と挟んで引っ張ると、簡単にクルクルと巻いた形を作ることが出来るもので、初心者でも簡単に華やかなラッピングに仕上げることができます。
その名の通り、リボンのみみ(両端)にワイヤーが入っているリボンです。
サテン生地のものや、オーガンジー生地のものなど、リボンの生地は豊富にあります。
ワイヤーが入っているため、立体的に形成しやすいということも特徴の1つです。
次にリボンの掛け方をご紹介します。
掛け方×結び方で、ラッピングのアレンジ種類は大幅に広がります。
用途はもちろん、渡す相手に合わせてオシャレで心のこもったアレンジにしてください。
最もシンプルでオーソドックスなリボンの掛け方です。
仕上がりはシンプルですが、リボンの色や素材によって表情が変わります。
<手順>
一文字掛けのリボンの向きを縦にした掛け方です。
こちらも仕上がりはシンプルですが、リボンの色や素材によって表情が変わります。
<手順>
リボンを十文字状に仕上げる掛け方です。
ラッピングの王道と言われる掛け方で、リボンの色や素材によって仕上がりの印象が大きく変わります。
一文字掛けや縦一文字掛けに比べると、より華やかな印象になることでしょう。
<手順>
リボンに動きがある掛け方です。
名前の通り斜め掛けなので、シンプルさの中に遊び心を入れることも可能です。
シンプルな斜め掛けだと、大人っぽく落ち着いた仕上がりになります。
<手順>
ここからは様々なバリエーションのリボンの結び方や作り方を、写真付きで解説していきます。
本格的なラッピングを仕上げる参考にしてください。
最もシンプルでオーソドックスなリボンの結び方です。
仕上がりはシンプルですが、リボンの色や素材によって表情が変わります。
<手順>
1. リボンを掛けたいものにリボンを1周させ、右側が上、左側が下にくるように結びます。
2. 左側のリボン(下にきている方)で輪っかを作り、右側のリボン(上にきている方)を上から被せます。
3. 左側の輪っかを囲うように右側の輪っかをグルッと回し、そのまま輪っかの下にできた隙間にくぐらせ、形を整えます。
4. 左右のリボンの長さを合わせてハサミでカットしたら完成です。
シンプルな蝶々結びを2つ作ることでボリュームがアップし、華やかな仕上がりになります。
<手順>
1. リボンを掛けたいものにリボンを1周させ、右側が上、左側が下にくるように結びます。
2. 左側のリボン(下にきている方)で折りたたむようにして、1つめの輪っかを作ります。
3. 前項で作った輪っかの下のリボンを折り返し、2つめの輪っかを作ります。この時、1つめの輪っかを5mmほど重ねましょう。
4. 2つめの輪っかを折り返して、3つめの輪っかを作ります。
5. 右側のリボンを折り曲げて4つめの輪っかを作ります。
6. 右側の輪っかを右手でつまみ、左側の輪っかを囲うようにグルッと手前に向けてまわします。
7. そのまま後ろにループを作りながら間を通します。 ※この時、右側に2つ、左側に1つ輪っかが出来ますが、そこが中心になります。
8. 4つの輪っかを引っ張り、輪っかの大きさが均等になる様にバランスを見ながら少しずつ引っ張って整えたら完成です。
蝶々結びをアレンジしたリボンの結び方です。
リボンの素材によってカジュアルにもフォーマルにも仕上げられます。
<手順>
1. リボンを掛けたいものにリボンを1周させ、右側が上、左側が下にくるように結びます。
2. 左側のリボン(下にきている方)で輪っかを作ります。
3. 右側のリボンを左側の輪っかを囲うようにグルッと回し込みます。この時、左手の人差し指に回したリボンをひっかけると、次のくぐらせる手順が楽になります。
4. 被せたリボンを輪っかの下からくぐらせ、引き抜きます。
5. 左右のリボンの長さを合わせて、ハサミでカットしたら完成です。
リボンの真ん中がループ状になっている結び方です。
シンプルながら可愛らしく仕上げられます。
<手順>
1. リボンを掛けたいものにリボンを1周させ、右側が上、左側が下にくるように結びます。
2. 結び目を押さえながら左側のリボン(下にきている方)で輪っかを作ります。
3. 結び目と2で作った輪っかを押さえながら、更に内側に輪っかを作ります。
4. 右側のリボン(上にきている方)を、先ほど作った輪っかに通します。
5. 右下にあるリボンを2つ折りにし、折り目を4で作った後ろにある輪っかの中心へ通します。
6. 5で通した左後ろの輪っかと2で最初に作った中心の輪っかを引っ張り、最後に形を整えて完成です。
リボンを丸くふんわりと折りたたんで作るため、可愛らしく仕上げることが出来ます。
違う色を組み合わせることも可能なので、自分なりのアレンジを楽しめるでしょう。
<手順>
1. リボンの端で輪っかを作ります。
2. 1で作った輪っかを中心に左右交互に均等の長さのウェーブを作ります。
3. 次も同じように輪っかを中心に左右交互に均等の長さのウェーブを作ります。 ※この時、1つめのウェーブより少しはみ出すウェーブを作っていきます。
4. 好きな段数を作ったらホチキスで留めて、リボンの終わりが中心にくるようにカットして完成です。
<違う色を組み合わせる場合>
組み合わせるリボンの色や本数によって、表情がかなり変わるリボンです。
シンプルにもボリューミーにも仕上げられますが、並べて留めるだけの簡単なリボンの結び方です。
<手順>
1. 同じ長さのリボンを数本用意します。決まりはないですが、シンプルに仕上げるなら短めに3本程度、ボリュームを出すなら6~8本程度が良いです。
2. リボンの両端を三角形にカットします。デザイン性を高める効果がありますが、カットしなくても可愛らしく出来ます。
3. リボンの配置やデザインを決め、中心をワイヤーや細いリボンで留めます。
4. バランスを整えるように広げたら完成です。
見た目の仕上がりとしては、バタフライボウとループボウを足して2で割ったような感じです。
ボリュームも出てゴージャスながら、可愛らしさが残る仕上がりになります。
<手順>
1. リボンを厚紙に何重かに巻き付けた輪を作ります。決まりではないですが、8周程度巻くとボリュームがでてゴージャスに仕上がります。
2. 巻きつけたリボンの中央部分に、左右・裏表の計4か所の切れ込みを入れます。
3. リボンを厚紙から外し、切れ込み部分に重なるように合わせ、ワイヤーや細いリボンなどで留めます。
4. 重なった内側のリボンを外側に出して広げます。
5. リボンの輪っかを裏返してハリ・ボリュームを出したら完成です。リボンの端の部分が飛び出る場合はカットしましょう。
ここからは、ぶきっちょさん&面倒くさがり屋さんにオススメのリボンラッピング術をご紹介します。
「不器用だから綺麗にリボンが結べない…」「リボン結ぶの面倒くさい…」という方は参考にしてください。
そもそもリボンを結ばずに、巻くだけというアレンジ方法。
ラッピングしたいものに数種類のリボンを巻き、両面テープで端を留めるだけのお手軽簡単アレンジです。
シールとリボンを使ったアレンジ方法。
リボンをくるっと丸めて、シールで留めるだけのお手軽簡単アレンジです。
丸めずに折り曲げて留めるのも雰囲気が変わって良いでしょう。
シールと造花を使ったアレンジ方法。
小さめの可愛らしい造花をシールで留めるだけの、お手軽簡単アレンジです。
造花が立体的なので、華やかに見えますね。
ゆらゆらと動きのあるチャームをシールで留めるだけですが、立体感や動きが出てとても可愛く仕上がります。
チャームの大きさや重さによっては、シールだけでは留められないので、ホチキスや接着剤などで固定してからシールを貼ると良いでしょう。
リボンの種類で紹介したワイヤーリボンとは違い、中心にワイヤーが入っているモールを使ったアレンジ方法。
造花が付いているタイプや、可愛いモチーフが付いているタイプもあり、ねじって留めるだけなのでとても簡単です。
おしゃれなマスキングテープを使って可愛くデコレーションします。
最近のマスキングテープはバリエーションが豊富なので、組み合わせは無限に広がります。
※合わせて読みたい: マステ初心者さん必見!可愛くてつい買いたくなるマスキングテープのタイプや活用法をご紹介
上手にリボンを結ぶためのコツや、綺麗に見せるための仕上げ方を紹介していきます。
実際にリボンを結ぶ際に取り入れて、美しい見栄えのリボンに仕上げましょう。
リボンを結ぶ時に捻じると、細くコンパクトな仕上がりになり、せっかくのリボンのボリューム感が損なわれます。
そのため、リボンをくぐらせたり結びつける際には、「捻じる」のではなく「折りたたむ」ことを意識しましょう。
細いレース素材や麻のリボンはもともと細いため、そこまで捻じれが気になりません。
しかし、幅の広い大きめなリボンほど潰れると印象がダウンするため、綺麗に折りたたんでからキュッと力を入れて結びましょう。
また、リボンの中心部分は少しずつ締めて、固結びにならないよう意識することがコツです。
裏表のあるリボンを使うと、最終的に表向きが上に来るように仕上げないといけません。
ですが、初心者にとって表裏を配慮しながら結ぶことはなかなか困難ですよね。
「難しいかも」と感じたら、あらかじめ表裏のないリボンを選んで挑戦してみましょう。
結び方を理解した後や、たっぷりと練習する時間がある場合にだけ、表裏を意識した結び方を習得できれば十分OKです。
結んだリボンに立体感があると、より綺麗な仕上がりに見えます。
立体感をプラスするにはハリを出すことがコツ。
ハリを出して完成度を高めたい時には、アイロンでリボンを伸ばしてしっかり冷めてから結びましょう。
アイロンをかけることで、リボンについた折り目やシワも綺麗に取ることができます。
なお、リボンに印字がついている場合はアイロンで剥がれる可能性があるため注意してください。
リボンを結んだら最後に、切れ端の形を“斜め”か“V字”のいずれかにカットして整えます。
斜めの場合は45℃くらいに角度をつけると自然です。
浅い角度にして切れ端の形を四角形に近づけると、さらに可愛らしい印象のリボンに仕上がるでしょう。
V字の場合はリボンの中心で枝分かれするように、90℃くらいの角度で切れ込みを入れます。
斜めの時よりもシャープな印象になるため、大人っぽいラッピングに向いています。
一言にリボンラッピングと言っても、色や素材で印象がだいぶ変わります。
使うリボンの種類や結び方で更に多くのバリエーションが楽しめるラッピング術で、目的や用途別にアレンジを楽しんで素敵なプレゼントに仕上げてくださいね♪
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最終更新日 : 2021/07/13
公開日 : 2019/04/02