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グラデーションカラーでいつものヘアスタイルにちょっぴりスパイスを♪
グラデーションカラーとは、髪の毛先部分にいくにつれて、カラーを加えたり色みを変えたりするヘアカラー技法の一つです。
根元部分は暗めのトーンもしくは地毛で、毛先に向かって明るくなるのが一般的。
根元と毛先の色の境目が極端に分かれるのではなく、グラデーションという名の通り、緩やかに色を変化させていることもあってそのような名前が付いています。
グラデーションを使って徐々に色を変えるため、比較的派手めなカラーリングも色浮きしにくく、カラー初心者さんでも挑戦しやすいのが特徴です。
美容室で行うグラデーションカラーは、毛先にだけブリーチを使っての明るくしていくやり方と、ブリーチを使わずより自然なグラデーションで作るやり方の2つがあります。
ブリーチを使った場合は、「ピンク」や「ゴールド(金髪)」、「アッシュ系」など鮮明発色や透け感のある色がおすすめ。
反対にブリーチをしない場合は、「ブラウン」やトーン低めの「カーキ」「レッド」など黒髪と馴染みつつ、自然に仕上がる色がおすすめです。
ニュアンスカラーを表現したい方は、ブリーチした方が繊細な色も入りますが、髪へのダメージも大きいので髪の状態と相談しながら行いましょう。
奇抜なヘアカラーだと思われがちですが、実は色の選択次第では派手になりすぎずこなれた雰囲気を出すこともできます。
また、手入れも簡単で、長続きするヘアカラーとしても人気です。
グラデーションカラーのメリットの一つとして、地毛が伸びても気にならない点があげられます。
髪の根元部分が、地毛や暗めトーンの色といった落ち着いた色のグラデーションカラーにおいて、地毛が伸びてきてしまった場合でも綺麗に馴染むのです。
そのため、一度染めてしまうと、長期間リタッチやヘアカラーの手間がかからないのは魅力的なポイントと言えるでしょう。
頻繁に髪を染める時間がないビジネスワーカーさんにもおすすめです。
グラデーションカラーの多くは、毛先といった一部分にカラーを入れるため、比較的明るめ・派手なトーンでも悪目立ちせず、挑戦しやすいです。
また、ブリーチなど明るいカラーの施術を全頭にするのは躊躇する方も、毛先部分のみなら傷んだ箇所を切ることでダメージリセットできるメリットもあります。
これまで大胆なカラーリングができなかった方、明るいカラーにしたいもののヘアダメージが気になる方にはおすすめです。
グラデーションカラーのメリットは、黒髪や暗髪ベースであってもおしゃれに決まるところです。
一見黒髪や暗髪だと重ための印象に見えたり、もっさりとした印象になりがちに。
しかし、グラデーションカラーを取り入れることで、こなれ感が出て垢抜けた印象になります。
さらに、ワックスやコテ・アイロンを使ったヘアアレンジを加えればさらに上級者風のヘアアレンジが叶いますよ♪
※合わせて読みたい: 【女性用】ヘアワックスのおすすめ10選!種類・選び方・使い方まで徹底解説
自宅用のカラー剤でセルフグラデーションカラーは作れるのかなど、疑問に思うことを解説していくので、美容院に行く前にチェックしてください。
「グラデーションカラーはセルフでできるの?」という声はよく耳にしますが、結論から言うと、不安が少しでもある場合はセルフで行わないのがベター。
市販のカラー剤はドラックストアやスーパーなど手軽に、そして安く手に入るので試したくなりますが、セルフでナチュラルなグラデーションを作るのは至難の業です。
地毛・暗髪と毛先部分との色の境目を曖昧にしたり、毛先にかけて色みを強くするといった仕上がりを見越した調整は、プロである美容師さんに任せた方が当然綺麗な仕上がりに。
美容院でグラデーションカラーをするとなると、1万~1万5千円ほどかかることはあらかじめ想定しておくと良いでしょう。
決して安いとは言えませんが、髪質に合った丁寧な施術と市販のものよりも髪に優しいカラー剤は、値段に沿った内容だと言えます。
また、先述したように、グラデーションカラーはトップ部分を暗めトーンにしておくことで根元部分が伸びても目立ちにくいので、一度染めると頻繁に染め直さなくて良いのも嬉しいポイントです。
ビジネスワーカーや学校などで髪色をあまり派手にできない方は、グラデーションにしつつも、インナーカラーを取り入れるのがおすすめです。
外側の髪を黒髪や暗髪にしておくことで、ダウンスタイルは落ち着いていながらも、アップスタイルにするとちらりとカラーリングが見えておしゃれに。
「黒髪×インナーカラー」の組み合わせは、女優でモデルの池田エライザさんなど芸能人も実践しており、最近注目が集まっているスタイリングです。
その他にもエクステを付けたり、カラーリングの彩度を低めにすることで、派手になりすぎないグラデーションカラーが楽しめます。
※合わせて読みたい: いつもの髪型をおしゃれにアレンジ!真似したいインナーカラー特集
一言でグラデーションカラーといっても、その色は多岐にわたり、与える印象も様々です。
毛先だけのカラーだからといって侮ることなかれ、季節カラーもしっかりと押さえた人気グラデーションカラーは必見です。
まるで外国人の地毛かのように見せてくれるグラデーションカラーが「ホワイトベージュ」です。
ホワイトベースに、ベージュとグレーを半々掛け合わせたような色みで、スモーキーかつ透明感のあるカラー。
日本人の黒い髪とは真逆の白めの色が、垢抜け感を出してくれる上に赤みや黄色みといった色を打ち消してくれるので、柔らかく軽い印象に仕上げてくれます。
ホワイトベージュをグラデーションカラーとして取り入れるときは、地毛との境目をより幅広めに取ったり、ハイライトやメッシュをところどころに入れるとさらに外国人風のラフなのにカッコイイヘアスタイルが出来上がりますよ。
「ピンクヘアは流行りでみんなしているし、だからといってべージュ系も飽きてしまった…」という方におすすめなのが「パープル」です。
パープルは、妖艶かつミステリアスな印象で、女性らしさを残しつつ大人っぽくもある髪色。
深みのある色合いが黒髪や暗髪とも馴染みやすく、それに加え暗めな色が透明感を出してくれたりと、何かと使い勝手の良い色合いなのです。
彩度によっては光に当たって初めてパープルみが分かるようなニュアンス色もあり、ガッツリとグラデーションカラーを入れることに抵抗がある方におすすめします。
また、濃いめのパープルは、エレガントで上品なので、ビジネスワーカーやフォーマルなファッションとの相性も良いです。
トレンドをおさえたグラデーションカラーが「ピンクレッド」です。
ピンクカラーは、現在流行っているカラーでもありますが「彩度の高いピンクは可愛すぎる…」という方におすすめしたいのがレッド入りのカラー。
濃いめのレッドトーンを混ぜることで、落ち着いたピンクに変色することができ、大人女子も挑戦しやすいのです。
白熱灯下では赤みが増して、上品かつ幻想的な色みに、太陽光の下では淡いピンクが顔を出しフェミニンに仕上がります。
グラデーションならではの、色の移ろいを感じやすい発色と言えるでしょう。
※合わせて読みたい: ピンク系のおすすめヘアカラー20選!ブリーチ無しで出来る暗めトーンや色落ちを防ぐコツも紹介
ヘルシーかつおしゃれなグラデーションカラーは「オレンジ」です。
暖色ならではの温かみと日本人の黄色み肌と調和しやすいオレンジが、カラーする人選ばない優秀色と言われています。
「個性的にはしたいけど、どんな色が良いか迷っている…」という方にはおすすめです。
まるでミカンのような鮮明発色が良い方は、ブリーチありで夏仕様に、夕日のような暗め発色が良い方はブリーチなしで仕上げることで、オールシーズン楽しめる落ち着きのあるカラーに仕上がります。
グラデーションカラーをオレンジにする場合、トップ部分はできるだけ地毛ではなく、暖色系のベージュやブラウンにすると馴染みが良くなりますよ。
落ち着いた色が、モードかつ大人っぽい印象に導いてくれる「アッシュグレー」。
アッシュグレーの色みは、その名の通り、グレーを基調とした中にほんのりブルーやくすみを足した色合いのことです。
グレーというと一見ブラックにも近い暗髪なので、「重たい雰囲気になるのでは…?」と思う方もいるかもしれませんが、くすみ色で透明感を出すので重たく見えません。
また、色落ち(褪色)の過程が楽しめるのもアッシュグレーの特徴の一つで、色落ちしつつも赤みや黄色みも抑えてくれるのは嬉しいポイントです。
地毛とも調和しやすいので使い勝手が良く、グラデーションカラーらしさを存分に発揮できます♪
情熱的な色合いが、女性らしくも春夏らしくもある「レッド」。
彩度や明度を低めにすれば、ヴィンテージドールのようなレトロかつ落ち着いた雰囲気に仕上がります。
鮮明なカラーが苦手な方は、アッシュなどのくすみカラーをプラスして、地毛や暗髪との馴染みも良くするのがおすすめです。
日本人の髪質的にヘアカラーし褪色してくると赤みが出やすい特徴からも、そもそもレッドは色が抜けにくく、持ちが良いのだとか。
黒髪にパキッとしたレッドを重ねると和風らしさが出て、強めな女性を演出してくれます。
クールな色合いが洗練された印象に導いてくれる「ブルー」。
ブルーのグラデーションは、暑い夏の季節にすれば涼し気に、そして知的にも見せてくれます。
ブリーチをすることで透明感を出せるアッシュ系に比べて、ブルーは色み自体が透け感を出しているように見えるので、ブリーチしたことがない方でも青色にすることで手軽に透明感が出せるのです。
褪色しても色の変化が大きくなかったり、黒髪とも馴染みやすいため、グラデーションカラー初心者さんも意外と試しやすい色。
ブリーチはしたくない・派手なヘアカラーには抵抗があるという方には、ぜひ試してみてほしいカラーです。
トップ部分の色とメリハリを出したカラーが「ゴールド(金髪)」です。
グラデーションカラーの中でも、最も目立つタイプの配色で、大胆にヘアアレンジしたい方にはおすすめです。
ゴールドはアクセントが効いているので、個性的に仕上がります。
そうとはいえ、ゴールドは地毛の色を抜かなければ発色しない色でもあるので、ブリーチは必須です。
過去にブリーチにしたことがある方は比較的挑戦しやすい色ですし、飽きたときはゴールドに色を加えるだけでさらなる色にチャレンジできる利便性の良さはメリットの一つと言えるでしょう。
長さに合わせたグラデーションカラーで、印象もガラリと変わります。
切りっぱなしボブにグラデーションカラーを取り入れれば、単調なヘアスタイルも動きが出やすいです。
今回おすすめするのは、「切りっぱなしボブ×パープル(紫)カラーのグラデーション」。
トップ部分から徐々に暗めトーンのパープルグラデーションを作ることで、ナチュラルながらも色の変化が生まれ、馴染みやすさ抜群です。
濃いめのパープルが生み出す上品さと切りっぱなしの外ハネボブが、甘辛ミックスを生み出してくれます。
※合わせて読みたい: ボブやショートボブ向けのヘアアレンジまとめ♪
セミロングさんにおすすめしたいのが、ほんのりと分かる「さりげないグラデーション」です。
上記の写真は、黒髪にベージュカラーのグラデーションを取り入れたヘアスタイル。
一見目立ったグラデーションカラーではないものの、光に当たると毛先を中心に透け感が出て、ライトな印象に導いてくれます。
いかにもグラデーションしてます感がないので、グラデーションカラー初心者さんでも試しやすいのに加え、ブリーチをせずとも作り出せる色合いは人気です。
ワックスを用いて濡れ感を出せば、ナチュラルなのにどこか色気を感じる雰囲気を演出できます。
重く見えがちなロングさんは「幅広めのグラデーション」がおすすめです。
黒髪や暗髪の部分から広めのグラデーションを取り入れることによって、単色のカラーリングよりも立体感が出やすく、こなれた雰囲気に。
明るめのグラデーションにしたい方は、トップ部分を黒髪にするのではなくブラウンやベージュベースにした方が全体的なシルエット的にも重くなりすぎません。
今回おすすめするグラデーションカラーが「ロング×ピンク」の組み合わせです。
黒とピンクの配色は相性が良いので、黒髪とも綺麗にマッチし、メリハリのある色に見せてくれます。
※合わせて読みたい: ストレートヘアからパーマヘアまで!黒髪ロングのヘアースタイルまとめ
ウルフカットとは、髪のトップ部分は丸みを帯びたマッシュルーム型で、毛先にかけてレイヤーを入れ襟足を軽くしているヘアスタイルのことです。
オオカミの毛並みに似ていることからウルフカットと呼ばれていますが、女性でもイケメン風に仕上がります。
レイヤーがしっかりと効いたウルフカットは、毛先の長さが場所によって異なるので、グラデーションカラーが映えるのです。
髪のどの部分、どの角度からでもグラデーション全体がしっかりと見えるのは魅力的ですよね。
ブルーやアッシュ系の色みにするとよりハンサムかつクールに、あえてピンクやオレンジにすると温かみが増して抜け感を作ることができます。
※合わせて読みたい: 【2022年】今注目!ウルフカットの長さ別におすすめのヘアスタイルを紹介
髪色長持ちかつ垢抜けた印象に見せてくれる「グラデーションカラー」。
使い勝手が良いのに加え、カラーリングのバリエーションも豊富で、カラーする人を選ばない優秀ヘアスタイルです。
髪型を大きく変えるのは勇気がいるものですが、グラデーションカラーなら気軽にヘアチェンジできます。
グラデーションの出し方や範囲、重ねる色を上手く調整して自分に合った髪色を見つけてくださいね。
監修:Hair Design wave’s 代表 青木 亮(あおき りょう)
株式会社ジャスティスの代表取締役として、埼玉県さいたま市大宮駅前で美容室「 Hair Design wave’s 」を3店舗経営。
お客様のニーズに応えるため、髪に向き合って妥協せず作り上げたシャンプー「Amino Silk」を開発。
また、面倒な予約やキャンセルの煩わしさをなくすために、全国でも珍しい"予約のいらないサロン"を運営している。
最終更新日 : 2022/07/08
公開日 : 2019/09/16