本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
コーデがしっくりこない…それ、もしかしたら「色」の組み合わせが原因かも
色が持つイメージも意識すると「与えたい印象」もコーディネートできる!
「店頭でおしゃれだと思って買った服があるけど、クローゼットにあるお洋服と全然合ってなかった」「何を選んでも垢抜けて見えなくて困ってる…」という方、いらっしゃいませんか?
素敵だと思って買ったのに、全然似合わなかった、おしゃれに見えない…というのはとても悲しいですよね。
そこでご提案したいのが「カラーコーディネート」の知識。
お買い物後に感じた違和感や、なんとなくおしゃれに感じられないコーディネートには、配色や色使いに問題があることも多いんです。
おしゃれな人やセンスが良い人は必ず知っているとも言われているカラーコーディネート知識。
基本的なものだけでも把握しておくだけでも、日々のコーデがさらに垢抜けるはずです♪
「素敵だと思ったけど合わせられる服がなかった…」と、お買い物から帰宅して試着した時に感じたがっかり感が少しは払拭されるかもしれません。
ちなみに、カラーコーディネートの知識は、お洋服以外にも、
などにも応用できるので、知っておくだけで生活の色々なシーンで役立ちますよ。
それでは、早速カラーコーディネートの知識をチェックしていきましょう。
まずは、色の種類からご紹介します。
一言で色といっても、膨大な種類があります。
ひとまず、色の種類を分けて見ていきましょう。
色を大きく分ける方法としては、
と大きく2つに分ける方法があります。
次に見ていくのが有彩色。
有彩色の中には下記の、
の3要素があります。
ちなみに、無彩色には色相と彩度はありません。
明度(明るさレベル)のみで判断できるカラーグループとも言えます。
ここからは、それぞれを詳しく取り上げます。
色相は、一言で表すと「色合いの違い」。
例えば、
若干のトーンの違いはありますが、これらは全て赤の色相です。
この似た色を隣同士にして、赤からオレンジ、黄色、緑…と輪っかにして並べていったものを「色相環」と呼びます。
下記のような色相環は、学校の美術の授業などで見たことがある方も多いかもしれません。
この色相環、よく見てみると、向かい合った色同士が全く逆の色になっています。
この向かい合った色同士の組み合わせは「補色」と呼ばれるもの。
赤と緑、紫と黄色など、色相の差が一番大きな組み合わせです。
お互いの色味を引き立たせている色同士なので、ファッションに活用するとかなりメリハリがきいたインパクトのある仕上がりになります。
次に「明度」についてみていきましょう。
明度とは「色の明るさレベル」をさします。
色が白っぽくなるにつれて明度が高くなり、黒に近づくほど明度が低くなります。
色で例えると、
となります。
最後に紹介するのが「彩度」。
彩度は、色の鮮やかさレベルを表します。
例えば、同じ赤でも、
となります。
ファッションを考えるなら、色相だけでなく、彩度や明度のバランスも考えておきたいですね。
よく言われる「色のトーン」は、実は明度と彩度の組み合わせで成り立っている要素です。
明度と彩度が組み合わさった色が持つ雰囲気がトーンと呼ばれており、明度や彩度で色合いを使えるよりも、イメージがよりはっきりと伝わりやすくなります。
例えばファッションだと、薄いカラー同士を合わせると、明度と彩度が近く「薄めの色」という印象を与えます。
薄めトーン同士、濃いめトーン同士で統一すると、色選びでありがちなちぐはぐ感も生まれにくくなりますね。
また、薄めトーン+濃いめトーンの同系色で合わせると、濃淡が別れたカラーコーデも楽しめます。
ここからは、色が与えるイメージをご紹介します。
それぞれの色には、人に連組させるイメージを持ち合わせています。
これは、服装や全体の見た目の印象コントロールに役立てることもできますよ。
何も意識せずに色を身につけると、印象が悪くなってしまう可能性もあります。
色がもつ大まかなイメージを把握しておくだけで、TPOにあった着こなしが楽しめるようになります。
フォーマルやビジネスシーンでも使われることも多い黒。
厳格で重い印象を与えることもある色です。
モダンでシャープな印象もありますが、あまり多用しすぎると「なんとなく近寄りがたい人」など、威圧的な雰囲気を感じとられることもあるため、注意が必要な色です。
コーデで黒を活用する際に「重たく見せたくない!」と感じる場合は、他の色と合わせて使うなど工夫してみると良いでしょう。
清潔感があり、清廉でピュアなイメージをもつ白。
女性にとっては、清楚コーデには欠かせない色!と考えている方も多いかと思います。
顔色をよく見せてくれる色でもありますが、あまり使いすぎると味気なく映ることもあります。
黒を使ってハイコントラストなモード系コーデや、パステルカラーを使って甘めコーデに…など、合わせる色によって印象をコントロールしてみると味気なさも払拭できますよ♪
明るく情熱的な色といえば赤。
バイタリティ溢れる印象や、華やかな人というイメージを抱かれやすい色でもあります。
ファッションでは、ポイントカラーやアクセントカラーで使われることも多いため、メインカラー(トップスやボトムス、ワンピースに使うなど)として使いすぎると「なんだか暑苦しい人」という印象になってしまうこともあるためご注意ください。
黒やベージュなど、ベーシックカラーにミックスさせて使ってみるとバランスがとりやすくなります。
白と同じく、清潔感があり、クールな印象を与える青。
知的な印象を与える他、鎮静作用がある色としても知られているだけあり、職場や書店などでもよく使われている色としてもお馴染みです。
ただし、多用しすぎるとクールさが先行してしまい「冷たそう」と思われることもあります。
オレンジやイエローなどの暖色系カラーを小物などに取り入れてバランスをとってみると良いでしょう。
癒しカラーとしてもなじみがある緑。
穏やかで調和を大事にする印象を与える色として認識されています。
ただ、暗めの緑など明度と彩度が低い場合は人工的で地味な印象を与えることもあります。
明度や彩度が低い色を使う場合は、補色を補って印象をコントロールするのもおすすめです。
※合わせて読みたい: センス良く見える「モスグリーン」!シーズン別におすすめコーデを紹介
明るくヘルシーな印象の黄色。
陽気な人、明るい人という印象を与えやすく、周りの雰囲気も明るくしてくれる色ですよね。
あまり多様すると派手な印象が出やすくなったり、安っぽい雰囲気になりやすくなるため注意が必要です。
夏カラーのイメージがある黄色ですが、他の季節で使う場合はベージュ寄りのカラーや山吹色など少し深めの色を使ってみると、落ち着いた印象に寄せていくこともできます。
優しい印象とロマンチックな印象を与えてくれる桃色。
いわゆる「モテカラー」としてもおなじみの色です。
明度が高いものだと肌なじみも良くなるのでついつい多用しがちですが、あまりピンクが多くなると実年齢よりも幼い印象に見られがちに。
ネイビーやグリーンなど、落ち着いたカラーやクールさがある深めカラーとミックスしてみて、大人加減と若さ加減のバランス加減を調整してみると良いでしょう。
高級感があり、官能的でミステリアスな印象を与える紫。
ただ、高貴な色としても知られる紫を多用しすぎると、下品に見える恐れがあるため注意が必要な色でもあります。
最近では明度が高い「ラベンダーカラー」も人気です。
可憐さや穏やかさをアップさせるならラベンダーカラーを使ってみたり、清潔感のあるホワイトや補色の黄色を使って元気な印象を少しプラスしてみると印象をコントロールしやすくなります。
黄色と同じように、明るく陽気な印象がある橙色。
ちょっと冴えない雰囲気もある橙色ですが、カーキコーデやネイビーコーデなど、明度や彩度が低めの色をメインに使ったコーデのアクセントとして小物に取り入れてみるとパッと目をひくコントラストを作ってくれます。
ぜひ、明度や彩度低めの色を使ったコーデに取り入れてみてください♪
最後に、メジャーな配色パターン別におしゃれなコーデをご紹介します。
ベーシックなものからトレンド要素をプラスしたものまで網羅しているので、お買い物や日々のコーデにぜひお役立てください。
まずは日々の取り入れやすい、黒や白などの無彩色をベースとしたコーデからみていきましょう。
こちらはボーイッシュなスポーツミックスコーデ。
アウトドアブランドのアイテムを活用したコーデですが、モノトーンでまとめるとアウトドア感が薄らいでタウンユースにもクールに使えるように♪
ポイントであしらっている紫のバッグも雰囲気とカラーにぴったりマッチしています。
クリームホワイトとブラックでまとめた大人のきれいめコーデ。
オフホワイトではなく、温かみを感じるクリームホワイトを使っているので、コントラストもきつく見えすぎません。
裾のロールアップとショートブーツの合わせ方も素敵ですね。
こちらもクリームカラーにブラックをミックスさせたコーデ。
のっぺりとしがちなモノトーンコーデですが、こちらのコートはタートルネックニットなど立体感のあるアイテムを組み合わせると、同系色での組み合わせもこなれて見えます。
※合わせて読みたい: 着回し力抜群!タートルネックの定番おしゃれコーデまとめ
ハーフプリーツスカートを使ったややモードなコーデ。
繊細なパターンがあしらわれたシャツとプリーツの優雅さの雰囲気も美しくマッチしていますね。
足元にもモノトーンのパンプスを合わせており、統一感も出ています。
※合わせて読みたい: ミニ丈の「プリーツスカート」が使える!なりたい印象別におすすめのコーディネートを紹介
全身をブラックでまとめたコーデは、季節によっては重たく見えがちですが、トップスかボトムスに柄物を取り入れてみたりブラックの比重が少なめのものをプラスすれば重たさはある程度軽減されます。
全身がハードなブラックでも、こちらのようにボトムスにガーリーな柄スカートを取り入れるとふんわりとした要素がプラスされているので、ハードさも緩和されています。
ブラックでまとめたコーデに、暖色系カラーを取り入れるのもハードさの緩和にぴったりの方法。
オレンジ寄りキャメルの小物(カバンや靴)を合わせると、ブラックの持つ冷たさが緩和され、ちょうど良い温度バランスになります。
こちらは、ブラウンとブラックのトーンが似通ったアイテム同士のコーデ。
一見地味な組み合わせに見えますが、大人っぽい印象を演出したい時にぴったりの2色です。
特に、黄味を抑えたココアブラウンなので、ブラックと合わせても悪目立ちせず、ブラックを引き立てています。
上下ともラフなシルエットのものを選ぶと太って見えがちですが、引き締め色のブラックで統一することで野暮ったい印象に見えません。
さらに、バブーシュや伊達メガネといった小物を合わせることで、シンプルコーデも一気におしゃれに仕上がります。
▼合わせて読みたい
・ 足元からおしゃれを楽しむなら「バブーシュ」はいかが?バブーシュの選び方やおすすめ商品まで紹介
・ 伊達メガネをかけて周りと差がつくオシャレを楽もう♪人気ブランドとおすすめコーデを紹介
・ 地味見えしないシンプルコーデ!洗練された大人のコーデにするためのポイントを解説
ほぼ同じカラーの素材違いアイテムを組み合わせたコーデ。
上下同じカラーはなんだか失敗しそうで怖い…という方もいらっしゃるかもしれませんが、モード風のコーデを楽しむことができると人気の組み合わせなのです。
こちらは上下ともすとんとした落ち感が楽しめるアイテムでコーデしているので、同じカラーで組み合わせても違和感がなく、とてもおしゃれ見えしています。
また、こちらのコーデのように上下の素材感(トップスはローゲージ、ボトムスは滑らかな生地)を組み合わせておくのも良いアイアです。
のっぺりとしない、動きのあるコーデができあがりますよ。
ネイビーとデニムの定番コーデ。
同系色でまとめていることで、デニムがネイビーカラーをさらに引き立てていますね。
全体的にシンプルなコーデですが、小物やシューズに上質なレザーを使うなど、小物にリッチな質感なものを使っているためとても洗練されて見えます。
ペールグレーとグレージュの組み合わせも旬のカラーコンビネーション。
ぼんやりとしすぎるかな?と思ってしまいがちですが、こちらのコーデのように、小物に濃色を合わせることで全体が引き締まりますよ。
顔まわりにグレーをあしらうと顔がくすむ…という方は、こちらのようにインナーにホワイトを使えば顔周りがパッと明るくなります♪
キャメルにベージュを合わせた秋色コーデ。
アクセントに同じ暖色系カラーののレッドを使っているので、華やかさと温かみが増しています。
温かみのある色は膨張色にも転じてしまいがちですが、こちらのようにIのシルエットが強調されるストレートシルエットのコートやボトムスを使えば、着膨れせずにスタイリッシュな印象を演出できますよ。
ホワイトトップスにペールグリーンのパンツを合わせた爽やか配色のコーデ。
色グループは異なりますが、両方とも明度が高いカラー同士の組み合わせなので、目にも優しく自然な印象に仕上がっています。
グリーンの補色であるブラウンのカーディガンも、明度が高めのベージュ寄りなので、ふんわりと優しいアクセントに。
最後に、補色を使っているコーデをご紹介します。
こちらはライムグリーンとパープルのハイコントラストなコーデ。
名前を聞いただけだときつめのイメージがある2色ですが、明度が高めのパステルカラーで合わせると優しく穏やかな雰囲気に仕上がりますね。
全体がぼやけないよう、ネイビーのジャケットを羽織ってコーデを引き締めているのも良いポイントです。
民族風のネイビーニットにレースが可憐なボヘミアンスカートのコーデ。
上下ともカラーがほぼ真逆なだけでなく、生地感も真逆のコーデですが、その分さらにコントラストが強まっていますね。
レースの軽めスカートを合わせることで、ニットのボリュームも強調されて温かみも感じられるコーデです♪
ブラックにショッキングピンクをミックスさせた華やかコーデ。
アイテム自体はシンプルなもの中心ですが、合わせる色がビビッドなものだと個性と華やかさが劇的にアップしますね。
足元には明度が高いシルバーのパンプスを合わせて、足元を涼しげに見せているのもグッドポイント。
同じ彩度のカラーを合わせたハイコントラストコーデ。
どちらも真逆の補色ですが、彩度がマッチしているのでうるさく見えません♪
足元にはイエローの補色・パープルのパンプスを合わせて小さなアクセントにしているのも素敵です。
こちらは逆に彩度低めの補色コーデ。
グレイッシュなカラーリングでまとめているので、補色同士のコーデでは普通のハイコントラストコーデがソフトなコントラストに仕上がっています。
ゆるっとしたシルエットになじむカラーリングで、雰囲気も柔らかになります♪
カラーコーディネートの基礎知識や色ごとのイメージ、おすすめのコーデなどをご紹介しました。
色を味方につけるだけで、クローゼットに長年しまいっぱなしだった服が日々のコーデで活かせるようになったり、コーデのマンネリ化が防げることもあります。
色合わせやコーディネートが楽しくなり、色に関するセンスもめきめきアップしていくことでしょう。
カラーコーディネートの基礎知識だけでもぜひ頭の片隅に入れて、これまでのコーディネートをよりおしゃれに進化させてみてはいかがでしょうか♪
▼ファッションの関連記事
・ パーソナルカラーって何?あなたに合う服の選び方とタイプ別おすすめコーデ
最終更新日 : 2021/10/28
公開日 : 2020/02/16