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一般的に「脂性肌(オイリー肌)」と聞いて思い浮かべるのは、「肌の表面が脂っぽい」ということでしょう。
実は脂性肌(オイリー肌)は、肌の細かな状態によって3種類に分類されます。
肌表面の油分が過剰になっている状態は共通しているものの、その原因や気になる症状が異なるのです。
化粧水を選ぶ上で重視するべきポイントの優先順位も、脂性肌(オイリー肌)の種類によって変わるので、まずは自分の肌質についてより詳しく知っておきましょう。
いわゆる脂性肌(オイリー肌)とは、「肌表面の皮脂が過剰な状態」を指します。
肌の水分量は足りていて、水分量に対して皮脂が多くなってしまっているのです。
脂性肌(オイリー肌)の方は、以下のような肌の性質があります。
水分量が足りているのでうるおいはあるものの、皮脂が多いことによるベタつきやテカリ、毛穴目立ちが気になる方は脂性肌(オイリー肌)に当てはまります。
インナードライ肌の方も、「肌表面の皮脂が過剰に出てしまう」という点は共通しています。
ただし、脂性肌(オイリー肌)の方と違い、インナードライ肌の方は水分が不足している状態です。
水分不足による肌の乾燥を防ごうと、油分が過剰に分泌されてしまっているのですね。
インナードライ肌の方は、以下のような特徴があります。
水分量が不足していることから、表面はベタつくけれど肌にうるおいを感じられないという悩みを抱えている方が多く見られます。
乾燥によるバリア機能の低下から肌荒れも起こしやすくなってしまいます。
ニキビ肌の方は、肌悩みの中でも特にニキビが気になる方を指します。
ニキビは、皮脂を好む肌表面の細菌が増殖することで起こります。
皮脂が過剰に分泌されていると、ニキビができやすくなってしまうと言えるでしょう。
ニキビ肌の方は、肌表面のベタつきやテカリよりも、ニキビを気にしていらっしゃる方が多く見られます。
過剰に出てしまう皮脂をケアしてニキビを予防することはもちろん、できてしまったニキビに対するケアも重要です。
続いては、脂性肌(オイリー肌)に最適な化粧品選びのポイントを紹介します。
成分については、脂性肌(オイリー肌)の細かな種類によって優先順位が異なります。
それぞれ詳しく解説するので、自分に合った化粧水選びの参考にしてください。
自分に必要な成分が化粧水に含まれているかをチェックしてください。
見ておきたい成分は4種類です。
皮脂分泌をコントロールできる成分は、脂性肌(オイリー肌)の方には特にオススメです。
脂性肌(オイリー肌)の方は水分量が十分にあるので、水分補給することで油分とのバランスを整えるよりも、皮脂分泌を減らすことでバランスを整える方が適していると考えられます。
皮脂分泌をコントロールできる成分には、以下のようなものが挙げられます。
上に挙げたような成分が成分表に記載されているかどうかをチェックしてみてください。
メイク前に肌表面をサラサラにしたい場合は、パウダー入りの化粧水を選ぶのも良いでしょう。
保湿成分は、インナードライ肌の方に取り入れてほしい成分です。
インナードライ肌の方は肌の水分が不足しているため、水分補給することで水分と油分のバランスが整います。
化粧水によく配合されている保湿成分には以下のようなものがあります。
成分表は配合割合の高い順に成分が記載されているので、保湿成分が最初の方に書かれている化粧水を選ぶのがオススメです。
ベタつきやテカリなど、皮脂の過剰分泌による肌悩み以外に気になることがある方は、肌悩みの解決や予防に役立つ成分が含まれているかどうかも重要なポイントです。
例えば、ニキビ肌の方は、肌荒れ防止成分を配合した薬用化粧水がオススメです。
ニキビ予防に役立つ肌荒れ防止成分には、以下のようなものが挙げられます。
炎症を抑える効果がある成分で、ニキビを予防しましょう。
バリア機能が低下してしまっているインナードライ肌の方も、赤みやヒリヒリ感防止をサポートしてくれますよ。
特にインナードライ肌の方が要チェックなのが、敏感肌にやさしい成分かどうかです。
水分が不足すると、乾燥によりバリア機能が低下します。
バリア機能が低下した肌は、肌への刺激に弱くなっているのです。
以下に挙げるような成分は、肌への刺激を強く感じる場合があるため注意してください。
スーッとする成分はさっぱり感があるので脂性肌(オイリー肌)の方に人気ですが、バリア機能が低下した肌にとっては刺激が強すぎることも。
植物由来の成分も、人によってはアレルギーなどを引き起こす可能性があるため要注意です。
テスターがある場合は、肌につけて試してみてから購入することをオススメします。
化粧水は毎日使うものなので、使用感も重視して選びましょう。
一般的に、脂性肌(オイリー肌)の方にはさっぱりタイプの化粧水がオススメです。
あまりにさっぱりしすぎず、適度にみずみずしさが残るものだとなお良いですね。
インナードライ肌の方は、しっとりタイプを使ってみてどちらがいいか確かめてみてください。
夏場はさっぱりタイプ、冬場はしっとりタイプと使い分けても良いでしょう。
なお、保湿成分のグリセリンを豊富に含む化粧水は、成分の性質上ベタつきを感じる可能性があります。
保湿成分を豊富に含んだ化粧水がほしいけどベタつきが気になるという方は、グリセリン以外の保湿成分が含まれている化粧水を選んでみてください。
テクスチャに加えて、香りも使用感を決める大切なポイントです。
無香料のものからリラックスできる香りがついているものまで様々なので、好みの香りを見つけてみてくださいね。
続いては、脂性肌(オイリー肌)の方にオススメの化粧水を紹介します。
プチプラからデパコスまで幅広い価格帯の商品をピックアップしました。
どの商品にするか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
プチプラ化粧水で大人気なのが、ナチュリエのハトムギ化粧水。
大容量でありながら購入しやすい価格帯がポイントで、顔だけでなく全身にたっぷりと水分補給できます。
もともと肌にある保湿成分のはたらきをハトムギエキスがサポートし、水分を蓄えやすい肌へと導きます。
脂性肌(オイリー肌)には嬉しい、ベタつかないみずみずしい使用感も特徴です。
価格:715円(税込)
内容量:500mL
※ハトムギ化粧水の関連記事: ハトムギ化粧水ってどんなもの?成分や使ってみた感想をまとめました
プチプラ化粧水の中でオススメしたいのが、無印良品の化粧水です。
無印良品の化粧水はテクスチャが複数用意されていて、好みや季節に合わせて使い分けられるのがポイント。
脂性肌の方には、さっぱりタイプのテクスチャがオススメです。
配合成分も低刺激になるよう工夫されています。
購入しやすい価格でありながら、肌が敏感になりやすいインナードライ肌の方でも使いやすいのは嬉しいですね。
価格:980円(税込)
内容量:400mL
※無印化粧水の関連記事: 今すぐ使いたい!無印良品の化粧水の種類や成分を紹介♪
日本酒の一升ビン1本分に含まれるアミノ酸を、500mLの化粧水にぎゅっと凝縮した化粧水です。
アミノ酸の他にも、アルブチンやプラセンタエキス、セラミドなどの保湿成分を配合。
お酒が飲めない女性でも使えます。
ポンプで出せる大容量タイプなので、家族みんなで使ったり、全身の保湿に使うこともできますよ。
価格:924円(税込)
内容量:500mL
※菊正宗の関連記事: 日本酒の老舗が誇る「菊正宗」のスキンケアの魅力とは?人気の化粧水などおすすめアイテムを紹介
保湿成分のセラミドを配合したプチプラ化粧水です。
セラミドの中でもとくに保湿効果が高いとされている、ヒト型セラミドを使用しています。
敏感肌にとって刺激になりやすいアルコールや鉱物油、着色料などが含まれていません。
乾燥や肌荒れが気になるインナードライ肌の方にぴったりです。
価格:715円(税込)
内容量:500mL
※セザンヌの関連記事: 【コスパ最強】プチプラコスメ「セザンヌ(CEZANNE)」のおすすめ商品16選!
プチプラ化粧水の最後に紹介するのは、医薬部外品のふき取り化粧水です。
抗炎症作用のあるグリチルリチン酸ジカリウムを配合し、肌荒れやニキビを予防します。
特にニキビ肌で悩んでいる方にオススメしたい商品です。
洗顔後の素肌に使用し、余分な汚れや皮脂を取り除いてください。
ふき取る際は強くこすりすぎず、やさしくふき取るようにしましょう。
ニキビが気になる部位は、コットンでパックするのもオススメです。
価格:970〜2,600円(税込)
内容量:160mL、500mL
※オードムーゲの関連記事: 【医師監修】ニキビや肌荒れの予防に役立つ!小林製薬のスキンケア用品「オードムーゲ」を解説
角層細胞一つひとつにうるおいを与え、肌の奥からみなぎるようなハリを実現。
しっとりとなめらかな肌へと導く化粧水です。
使い続けることで、エイジングサインが気にならない美しい肌に。
愛用者の方にはうれしい、付けかえ用も用意されています。
なお、INFINITYはKOSEの最高峰ブランドのひとつで、ドラッグストアで購入ができます。
価格:7,700円(税込)
内容量:160mL
デパコス化粧水の中で最初に紹介するのが、「スキコン」の愛称で親しまれる薬用化粧水です。
季節や環境の変化で肌荒れしやすい肌にうるおいを与えて、みずみずしく整えます。
炎症を抑える効果があるグリチルリチル酸ジカリウムを配合しているので、肌荒れが気になるニキビ肌やインナードライ肌の方にもオススメ。
スーッとさっぱりした使用感も心地よいですよ。
価格:3,850〜9,350円(税込)
内容量:110mL、165mL、330mL
※アルビオンの関連記事: 「ALBION(アルビオン)」が凄い!人気のスキコンからエクサージュまで、シンプルかつユニークな優秀アイテムを紹介
IPSA独自の保湿成分を配合した薬用化粧水です。
ノンコメドジェニックテスト済みなので、単に保湿するだけでなく、ニキビのもとができるのを防いでくれます。
脂性肌(オイリー肌)だけでなく、うるおい重視のインナードライ肌や、肌悩みに合う成分を重視したいニキビ肌にも向いています。
水分をしっかり補充することで油分とのバランスが整い、テカリにくい肌へと整えてくれますよ。
価格:4,400円(税込)
内容量:200mL
※IPSAの関連記事: 「イプサ(IPSA)」のおすすめ商品まとめ!機能性の高いスキンケアアイテムが話題
ニキビ予防に役立つ薬用ふき取り化粧水です。
ニキビの原因になる古い角質を穏やかに取り除いて、清潔な肌へと整えます。
オイル吸収パウダーが入っていて、肌を乾燥させずに過剰な皮脂を吸収してくれます。
脂性肌(オイリー肌)で、ニキビが気になる方にオススメしたい商品です。
価格:4,180円(税込)
内容量:200mL
たっぷりと水分補給することで、うるおいあふれる肌へと導いてくれる化粧水です。
不足した水分を補うことで肌のバリア機能を回復させ、肌トラブルが起きにくい肌に。
過剰な皮脂を吸着するミネラルパウダーも配合されているので、脂性肌(オイリー肌)の方にぴったりです。
価格:6,600円(税込)
内容量:175mL
※Diorの関連記事: デパコスの王道ブランド!「Dior(ディオール)」のおすすめ商品を紹介♪
自分の肌に最適な化粧水をより効果的に使うためには、コットンではなく手でつけることをオススメします。
化粧水が肌に浸透しやすくなったり、摩擦を減らせたりするメリットがあるためです。
化粧水を手でつける際に意識すると良いポイントが4つあります。
肌の奥まで水分や美容成分を行き渡らせるために、ぜひ実践してみてくださいね。
自分の肌に合った化粧水を効果的に使う以外にも、脂性肌(オイリー肌)を改善する方法がいくつかあります。
今回は4つの要因と、それぞれの要因に合った対策を紹介します。
普段の生活に心当たりがある方は、できるところから対策を取り入れてみてください。
温度や湿度の変化は、肌の状態にも影響を及ぼします。
夏は気温や湿度が高く、皮脂分泌量が増えやすい時期です。
汗をこまめにふき取ることは大切ですが、こすらずにそっと押さえるようにして拭き取りましょう。
冬場は乾燥により肌の水分が蒸発しやすくなります。
肌の水分が不足すると、水分の蒸発を防ぐために皮脂が分泌されやすくなってしまいます。
加湿器を使って部屋の湿度を保つことで、できるだけ肌の乾燥を防ぎましょう。
女性はホルモンバランスが周期的に変化するので、時期によって皮脂分泌が増加しやすくなります。
プロゲステロンという、排卵後から次の月経までに分泌が増加するホルモンの影響で皮脂分泌が増加します。
周期的なホルモンバランスの変化は避けられませんが、時期によって皮脂分泌が変化することを知っておくと、対策も立てやすくなりますね。
ストレスや不規則な生活によるホルモンバランスの乱れも、皮脂分泌に影響を及ぼします。
適度にストレス解消をしたり、できるだけ規則正しい生活をしたりするなど心がけましょう。
脂性肌(オイリー肌)の方の中には、余計な皮脂を落とすことに重点を置いた結果、肌に負担のかかるスキンケアをしてしまっている方もいらっしゃいます。
以下に当てはまる方は注意が必要です。
クレンジングや洗顔後につっぱる感じがする方は、必要な油分や水分が流れてしまっているサイン。
熱いお湯ではなくぬるま湯で、洗顔料はよく泡立ててから使ってください。
こすらず、優しくなでるようにして洗うのがポイントです。
洗顔回数は、多すぎると水分不足の原因になってしまいます。
洗顔は朝と夜の2回だけにとどめ、日中の気になる汗や油分はティッシュなどでおさえるようにして拭き取りましょう。
洗顔後のスキンケアアイテムについては、油分が少なめのものやオイルフリーと表記されたものを使うのがオススメです。
油分を気にして乳液を使用しない方もいらっしゃいますが、化粧水だけではせっかく補給した水分が蒸発してしまいます。
化粧水で水分補給をした後は、乳液で蓋をして水分を閉じ込めましょう。
忙しいと食事内容に気を配れず、ついついファストフードなど手間のかからない食べ物を選ぶ機会が増えてしまいますよね。
疲れがたまると甘いものが欲しくなる方も多いことでしょう。
脂っこいものや甘いものの摂り過ぎは、皮脂分泌を増やす要因になってしまうため注意が必要です。
好きなものをガマンしすぎるのもストレスになってしまうので、「週に●回まで」と決めておくのも1つの手段として有効ですよ。
今回は、脂性肌(オイリー肌)に最適な化粧水について解説しました。
脂性肌(オイリー肌)にもタイプがあることを知り、自分の肌タイプに合った化粧水を選びましょう。
オススメの化粧水も取り上げたので、ぜひ参考にしてくださいね。
最適なスキンケアと生活習慣で、肌に自信が持てるよう自分を磨いていきましょう。
執筆・監修:薬剤師 村岡 祐菜(むらおか ゆうな)
大学卒業後、調剤薬局に勤務。
正社員から派遣社員を経て、現在はパートタイマーで薬局業務に従事している。
また、薬の知識や転職経験を生かして、市販薬の選び方や薬剤師の転職に関する情報発信も行っている。
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最終更新日 : 2022/08/22
公開日 : 2021/12/10