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ユースキンは、ユースキン製薬株式会社が販売しているクリームです。
2020年9月1日に、処方や成分はそのままに「ユースキンA」から「ユースキン」へとリニューアルしました。
濃厚なテクスチャと、独特で鮮やかな黄色のクリームがユースキンの大きな特徴。
この色は着色料ではなく、配合されているビタミンB2の色なので、安心して使用することができます。
また、しっかりと塗り込めば衣類や寝具にも付きにくく、万一ついてしまっても洗濯をすれば簡単に落とせます。
ひび、あかぎれ、しもやけなどを治す家庭用クリームとして、幅広い世代に愛されているユースキン。
そんなユースキンシリーズは、非常に長い歴史を持っています。
ユースキンクリームの製造が開始されたのは、なんと1957年(昭和32年)の3月。
70年以上愛され続けている、ロングセラー商品です。
なお、ユースキン以外にもかゆみ・しっしんをおさえる「ユースキンI」、敏感肌用の「ユースキンシソラ(旧ユースキンS)」、あせもを治す「ユースキンあせもクリーム」など、肌の悩みや状態に合わせた製品も開発・販売されています。
乾燥する時期になると手足や唇が荒れて、ハンドクリームやリップクリームが手放せないという方も多いですよね。
しかし、実は市販されているハンドクリームやリップクリームのほとんどは、“○○に効果がある”と表示できない「化粧品」や「雑貨」に分類されることをご存じでしょうか。
もちろん、化粧品や雑貨の分類でも、良い製品は数多くあります。
ただ、せっかく使うなら、きちんと効果がある製品を選びたいですよね。
本記事で紹介しているユースキンは、以前は医薬品として販売されていた 「指定医薬部外品」 に分類されている製品です。
もともと医薬品として扱われていた歴史からもわかる通り、しっかりとした治療効果が期待できます。
血行促進作用のあるビタミンE誘導体や、抗炎症作用のあるグリチルレチン酸などの有効成分が、ひび・あかぎれ・しもやけなどを改善してくれますよ。
ここからはひび・あかぎれ・しもやけを改善してくれるユースキンの有効成分について解説していきます。
ユースキンには、一体どんな有効成分が含まれているのでしょうか。
ビタミンEはアーモンドや植物油(ひまわり油、紅花油など)、緑黄色野菜に多く含まれている成分です。
抗酸化作用があり、血液の流れを改善する効果があるとされています。
dl-カンフルは筋肉痛やねんざ、しもやけなどに用いられている医薬品成分です。
ユースキンAには炎症をしずめる目的で、配合されています。
グリチルレチン酸には、炎症をしずめる効果があるとされています。
炎症をしずめる他、抗アレルギー作用もあるとされ、医薬品や化粧品などに使用されています。
グリセリンには優れた保湿効果があるため、多くの医薬品や化粧品に配合されています。
安全性が高く、食品添加物(甘味料、保存料など)としても使用されています。
家庭用クリームであるユースキンには、どのような特徴があるのでしょうか。
ユースキンには、有効成分以外にも肌にうるおいを与えるうるおい成分が含まれています。
うるおい成分の1つは、美肌成分として名高い「 ヒアルロン酸」 です。
1gで6リットルもの水を抱え込むと言われているヒアルロン酸は、その保水力で肌にうるおいを与えてくれます。
もう1つは、野菜や果物にも多く含まれている 「ビタミンC」 です。
ビタミンCは肌の新陳代謝を促進し、コラーゲンの生成を助けてくれるため、肌の状態を良くして肌のうるおいをキープしてくれます。
ユースキンAには、ステロイドが配合されていません。
ステロイドは正しく使うことで皮膚の炎症をおさえ、かゆみや痛みもおさえてくれる作用があります。
しかし、毎日使うと副作用が出やすいことでも知られています。
ユースキンAはステロイドが使われていないため、毎日安心して使用することができます。
ユースキンAはスタンダードなジャータイプ以外にも、チューブタイプやポンプタイプが用意されています。
まずユースキンAを試してみたいという方は、30gのチューブタイプから試してみると良いでしょう。
使用感や効果が気に入った方には、大容量で使いやすいポンプタイプをおすすめします。
販売名:ユースキンAa
価格:1,364円(税込)
内容量:120g
販売名:ユースキンAa
価格:583円 / 979円(各税込)
内容量:40g / 80g
販売名:ユースキンAa
価格:583円(税込)
内容量:40g
価格:1,865円(税込)
内容量:180g
価格:付替えパウチ 1,500円(税込)
内容量:180g
ここでは、ユースキンを使っている方の口コミをご紹介します。
ユースキンの効き目を感じられたけれど、独特なにおいも気になった…という口コミも多く見られました。
実はユースキンは無香料、薬草のようなツンとするような独特なにおいは、有効成分“dl-カンフル”によるものです。
dl-カンフルの香りは揮発性なので、塗ってからしばらくすると気にならなくなります。
ユースキンは、敏感肌やアトピーの方でも使えたという口コミも多く見られました。
季節や性別、年齢を問わずユースキンが手放せないという方も多いようです。
ただし、アトピーで通院している方は、かかりつけの病院に確認してから使ってください。
ユースキンはとてもしっとりとした重めのクリームのため、やや伸びにくい傾向があります。
そのため、通常のスキンケアクリームと同じように使ってしまうと、肌がベタベタしてしまう可能性があります。
ユースキンを使ったスキンケアをする時は、透明になるまでしっかりと肌に塗りこみましょう。
肌にユースキンを少量乗せてすりこんでいくと、だんだん白くなり、ベタツキがおさまって透明になります。
それでもベタツキが気になる、使いにくい…という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方には以下の使用法をおすすめします。
ユースキンの質感が使いにくいという方は、ぜひ肌がしっとりとしているお風呂上りに塗ってみてください。
かかとのガサガサが気になっている方に特におすすめしたい使用法がこちら、ユースキンAを寝る前のケアに使うことです。
使い方は簡単、ユースキンAをかかとにたっぷり塗ってしっかりと塗りこみ、靴下をはいて寝るだけです。
翌日にはかかとのガサガサが良くなったという方もいるようです。
筆者は以前、ひびやささくれがひどくなった時にユースキンを使っていました。
ここでは、実際に筆者が「ユースキン」を使ってみた使用感をレビューしていきます。
クリームはとても濃厚で、こってりした感じが強めです。
塗りはじめてから白色~透明になるまでは、少し時間がかかります。
透明になった後はそれほどべたつきませんが、重めのテクスチャのクリームが苦手な方は、あらかじめ手袋や靴下を用意しておいた方が良いかもしれません。
また、独特のにおいがありますが、2~3分するとにおいが消えました。
※筆者の場合は母親がユースキンAを愛用していたため、ある程度においに慣れてしまっている可能性があります。
手軽に買えるにも関わらず、しっかりとひびやあかぎれ、しもやけを改善してくれるユースキン。
肌荒れに悩んでいる方は一度使ってみてはいかがでしょうか。
一度使ってみると、70年もの間愛されてきた理由がわかるかもしれません。
監修:医師 成田 亜希子(なりた あきこ)
2011年に医師免許を取得。
日本内科学会、日本公衆衛生学会、日本感染症学会、日本健康教育学会所属。
初期臨床研修修了後は、一般内科医として幅広い分野の疾患の治療に従事している。
行政機関への勤務経験もあり、健康増進や感染症対策、母子保健などの政策に医師という立場で携わっていた。
プライベートでは二児の母。
趣味は乗馬、旅行、料理。
最終更新日 : 2021/11/09
公開日 : 2019/09/17