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そもそも静電気は、プラスの電気とマイナスの電気のバランスが崩れた状態で発生します。
私たち人間を含むすべてのものがプラスとマイナスの2種類の電気を持っており、普段はそのバランスを保っていますが、乾燥や摩擦などの理由により均衡が崩れると静電気が発生します。
元のバランスを取り戻そうと放電するため、髪の毛が顔や衣類にまとわりついたり、ぱちっと痛みを感じたりするのです。
特に髪や指先といった体の先端部分は放電しやすい、つまり静電気が起こりやすい場所と言えるでしょう。
まずは、髪の毛に静電気が発生する主な理由をご紹介します。
パサパサと乾燥している髪の毛は滑りが悪いので、摩擦が起こって静電気が発生しやすいです。
また、ダメージが強い=キューティクルが剥がれている状態だと髪が広がり、水分が逃げやすくなるので余計に乾燥します。
髪を乾かさずに寝る、間違った洗髪やタオルドライをする、紫外線対策をしていないなど、日々の習慣が知らず知らずのうちに髪の毛を乾燥させているかもしれません。
空気が乾燥すると、体内に帯電した電気が放電されにくくなり、髪の毛に電気がたまって静電気が起きやすくなります。
夏場は汗をかきやすく湿気も多いので、電気が空気中の水分に逃げてくれますが、湿度の下がる冬場は静電気に悩む人が多いですよね。
エアコンなどの暖房器具を使うことでさらに乾燥が進み、静電気によるトラブルが発生しやすくなります。
洋服を着脱するときに、髪の毛がボワッと広がったり「パチパチ」と音が鳴ったりしたことはありませんか?
これは洋服の素材の組み合わせや洋服と髪の毛の摩擦により発生する静電気です。
洋服は素材によってプラスの電気を帯びやすいものと、マイナスの電気を帯やすいものがあります。
ウール・ナイロン・レーヨンなどの素材はプラスの電気を帯びやすく、アクリル・ポリエステル・アセテートなどの素材はマイナスの電気を帯びやすいです。
「ナイロンのトップス×ポリエステルのボトムス」というように異なる性質を持つ素材を重ね着したり、色々な素材の洋服を組み合わせたりすると、帯電しやすくなって静電気が起きる原因に。
また、天然素材よりも化学繊維の洋服や小物の方が静電気が発生しやすい傾向にあります。
髪の毛をブラッシングし過ぎると、摩擦が起きて静電気が発生します。
さらに、髪の表面を覆うことで外部刺激から守ってくれている油分も摩擦によって取れてしまい、ダメージが進行したり髪がもつれたりするため要注意です。
髪の毛をとかす前にヘアオイルや洗い流さないトリートメントをつけるなど、摩擦が発生しない工夫が大切。
また、そもそも頻繁にブラッシングしなくても済むよう、ヘアケアに力を入れるのも大切ですね。
電気は細いものほど先端に集まって大きく放電する傾向にあるため、細い毛ややわらかい毛、猫っ毛の人は静電気が起きやすいです。
しかしながら、太い毛やダメージの少ない髪でも、先述のような様々な原因によって静電気が発生することもあります。
そこでここからは、今日から始めてほしい髪の静電気対策をお伝えしていきます。
まずは、静電気だけでなく毛先のもつれやパサつきにもつながる髪の毛の乾燥ケアから!
お肌の保湿と同じくらい丁寧にうるおいを与えてあげましょう。
シャンプー後は 保湿効果のあるトリートメントやダメージ補修成分が配合されたトリートメントを浸透 させること。
お風呂から上がったらタオルで水気を取り、 洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)を髪につけたらすぐにドライヤーで乾かして ください。
自然乾燥は髪が傷み、静電気が発生しやすくなるため避けるようにしましょう。
ドライヤーは、髪の毛が広がらないよう毛流れに従って上から下へ当てます。
髪とドライヤーの距離を近づけ過ぎないように注意し、全体を満遍なく乾かしたら、冷風を当てて熱を取ってください。
仕上げにヘアオイル などを塗れば、髪がしっとりとうるおいますよ。
寝ている間に枕や寝具と摩擦を起こしたり、空気の乾燥によって水分が失われたりと、寝起きの髪は乾燥ぎみ。
そんなパサパサの髪の毛にコテやアイロンをそのまま使ってしまうと、静電気が発生しやすくなります。
そのため、 スタイリングの前に水やヘアウォーターを使って髪を濡らし、ドライヤーで乾かす ことが大切です。
湿ったまま熱を与えると、乾燥や傷みの原因になるため気を付けましょう。
セットが完成したら、 ヘアオイルなど油分を含むアイテム で水分が逃げないようにフタをします。
オイルやミストは、持ち歩いて日中もこまめにケアするのが◎
なお、寝ている間の髪の摩擦を減らすために、枕カバーをシルク素材にする、ナイトキャップをかぶるといった方法も取り入れてみてください。
静電気を防ぐためには、髪の毛の保湿だけでなく室内の湿度にも気を配りたいところ。
加湿器を置いたり、濡れたタオルを干したり して湿度を保ちましょう。
オフィスで使うなら、デスクにおけるコンパクトな加湿器がおすすめ。
デザインや香りなど自分の好きな加湿器を選んで、気分をあげながら静電気を予防できると良いですね。
コーディネートを組む時は、先述したようにプラス×プラス、あるいはマイナス×マイナスといったように同じ性質の素材を選ぶと静電気が起きにくくなります。
また、帯電しやすい化学繊維の洋服よりも、 コットン・シルク・麻など吸湿性が高く水分を含みやすい天然素材の洋服を選ぶ のがベスト。
すべてのアイテムを天然素材で揃えるのは難しいので、顔まわりや髪の毛に触れる部分の素材だけ気を付けたり、 静電気防止スプレー を使ったりして対処しましょう。
化学繊維の洋服を着用する場合は、髪を束ねて衣服につかないようにすると良いですよ。
洗濯するときに 柔軟剤 を使うのも効果的。
繊維同士の摩擦を減らして静電気を防止してくれます。
ブラッシングする際、プラスチック製のブラシを使うと静電気が起きやすいので要注意。
とかせばとかすほど摩擦が起き、静電気が発生してしまいます。
一方、油分が含まれている 天然毛(豚毛や猪毛など)のブラシや、木製のブラシ は摩擦による静電気が発生しにくいです。
また、最近は 静電気防止を謳った商品 も登場しています。
普段使っているヘアブラシを見直し、頭皮から毛先まで丁寧にとかしてサラサラヘアを保ちましょう。
髪の保湿に加え、 顔まわりや手もしっかり保湿 することで、静電気の発生を予防できます。
特に、洋服が接する部分にはしっかりめに保湿しましょう。
また、手ぐしで髪をとかすときに手が乾燥していると髪の毛が広がって逆効果なので、ハンドクリームでこまめに手指を保湿すると良いですよ。
上記の方法で気を付けていても、周りの環境などによりどうしても静電気が起きる場合も。
髪に静電気が発生するとアホ毛が立ったり、絡まったり、広がったりと困ってしまいますよね。
続いては、外出先でもできる簡単な髪の静電気除去方法をお伝えします。
外出先で髪の毛に静電気が起きても、 ヘアミストを携帯して塗布 すればすぐに収めることができます。
髪から少し離してシュッシュっと全体に吹きかければぺたんこになる心配もありません。
ヘアミストがない場合は、 応急処置として水で濡らす 方法もあります。
両手の手のひらを濡らし、気になる部分を丁寧に押さえましょう。
ただし、水が乾くとまた静電気が発生したり、髪の毛がさらに乾燥したり、シルエットが崩れたりといったデメリットもあるので、やはりヘアミストの活用がベストです。
「髪のスタイリング剤は持ち歩いていないけれど、ハンドクリームならバッグに入れている」という方も多いのではないでしょうか。
髪の静電気に困ったときは、 ハンドクリームを手に塗ってから手のひらで髪の表面をやさしくなでたり、手ぐしでといたり してみてください。
このとき、乾燥した手で髪に触れるとさらに静電気が発生してしまうので、先に手を保湿するのがポイントです。
ハンドクリームには保湿効果があるため、一度つけると静電気が長時間おさまります。
ただし、ハンドクリームを髪に塗るのは本来の使い方ではありません。
可能であれば手にも 髪にも使えるマルチバーム を携帯しましょう。
※ハンドクリームの関連記事: おすすめのハンドクリーム9選!選び方をはじめ、乾燥や手荒れを防ぐ人気商品をまとめて紹介
静電気は髪に電気が帯電することで発生します。
電気を逃がすために、 地面や壁、コットン、木製のドアやテーブルなどに素手で触れる のもひとつの方法です。
金属以外のものであれば放電することができます。
また、効果は薄いですが、乾燥していない手で 髪の毛をひとつに束ねてぎゅっと握る ことで、静電気が放電されて収まるケースも。
髪が顔にまとわりついたり、広がったりするときに試してみてください。
髪の毛の大敵である静電気。
しっかりと対策して、静電気を気にせずおしゃれを楽しみたいところです。
最後に、髪の静電気対策に役立つアイテムをご紹介します。
いつもより少しだけ手間をかけ、乾燥や摩擦といった静電気の原因から髪を守りましょう。
髪の毛にうるおいを与えるヘアミストは、UVカット機能付きのものや香りのついたものなど種類が豊富。
用途や使用シーンに合わせて選べるのがメリットです。
クラシエが展開する「プロスタイルマルカ パーフェクトケアウォーター」は、ノンシリコン処方の髪にやさしいヘアミスト。
15種のオーガニック美髪ケア成分と15種のアミノ酸MIXが配合されており、髪を保湿しながらダメージをケアしてくれるアイテムです。
朝・昼・夜問わず、どんな場面でも使えて静電気防止に役立ちます。
ヒートプロテクト処方で、ドライヤーの前に使えば熱から髪を守ることも可能。
サラサラとした軽い仕上がりになるので、オイルのベタつく感じが苦手な方にもおすすめです。
清潔感のあるふんわりとしたホワイトフローラルの香りで、気分も上がることでしょう。
価格:718円(税込)
内容量:280mL
※ヘアミストの関連記事: ヘアミストのおすすめ14選!香り・保湿・スタイリングに使えるアイテムや使い方を紹介
静電気や摩擦による髪のパサつきが気になるなら、お出かけやブラッシングの前にヘアオイルをプラス。
油分で髪の毛に膜を作って水分が逃げるのを防ぎ、長時間しっとりとした手触りをキープしてくれます。
ロレアルパリが展開する「エクストラオーディナリー オイル エクラアンペリアル 艶髪オイル」は、フレンチローズオイルが配合されたヘアオイル。
女性らしい上品な甘さのある香りが特徴です。
うるおい保護成分が94%以上配合されており、静電気だけでなく、日々受ける様々なダメージから髪をしっかりケアしてくれます。
シャンプー前やブロー前、おやすみ前やお出かけ前などマルチに使えて便利。
芯からうるおってまとまるのにベタベタ感のない軽やかなテクスチャーも人気の秘密です。
毎日のスタイリングがしやすくなって準備の時短にもなりますよ。
価格:1,670円(税込)
内容量:100mL
※ヘアオイルの関連記事: ヘアオイルのおすすめ11選!使い方や香りが良いものなど一挙紹介
ヘアミストよりも噴射する粒子が細かく、軽やかな使用感が魅力のヘアスプレー。
素早く乾くのでスタイリングが崩れにくく、日中のこまめなケアにも最適です。
「大島椿 ヘアスプレー」は、大人気の椿オイルのスプレータイプ。
シューッと吹きかければ、100%の椿油を髪全体に塗布できます。
オイル特有の重たさやベタつきが苦手でも、これなら手軽に扱えるでしょう。
髪の毛1本1本をコーティングしてくれるので、1日中まとまりのあるツヤ髪をキープ。
ドライヤーの熱や紫外線(UVB)などのあらゆるダメージから髪を守り、髪に必要な水分をキープして静電気を防止してくれます。
香りモノが苦手な方や、職場で使いたい方にもおすすめな無香料です。
価格:1,088円(税込)
内容量:140g
洗い流さないトリートメントは、お風呂で使うトリートメントと違って洗い流す必要がないので、手軽にヘアケアに取り入れられるアイテム。
静電気の原因となる乾燥を防いでくれるだけでなく、髪に浸透してダメージを補修してくれる商品もあります。
プロジエが展開する「オラプレックス No.6 ボンドスムーサー」は、どんな髪質の人でも使いやすいアウトバストリートメント。
世界的な特許技術の成分“ジマレイン酸ビスアミノプロピルジグリコール”が採用されています。
保水・保湿力を高めて日中に起こるダメージをケアしてくれる、海外でも話題沸騰中のアイテムです。
加えて、ヘアカラーの色落ちを抑えたり、シャンプー後のドライ時間を短縮したりといったメリットも。
気になる部分への重ね付けや、ヘアオイルとの併用も推奨されています。
切れ毛と枝毛といったダメージヘアに悩んでいる方にもピッタリです。
価格:3,080円(税込)
内容量:100mL
※洗い流さないトリートメントの関連記事: 洗い流さないトリートメントのおすすめ商品8選!市販から美容院用までまとめて紹介
ブラッシングをするときに髪の毛がバチバチするなら、ヘアブラシを見直すチャンスです。
「ヘアケアを頑張っているのになかなか改善しない…」という方は、静電気が発生しにくい天然素材のヘアブラシを選ぶと良いですよ。
ジョンマスターオーガニックの「コンボパドルブラシ ミニ」は、持ち歩きやすいコンパクトサイズのヘアブラシ。
竹製のハンドルは手にフィットするサイズ感なので、自宅でも外出先でも快適にヘアケアできます。
地肌をやさしくマッサージすることもできる、ふかふかのクッションブラシです。
使われているのは、高品質な天然の猪毛とトルマリン配合イオン毛。
毛が太いので、もつれやすい髪でもキューティクルを傷つけずにやさしくブラッシングできます。
摩擦による静電気の発生や髪の広がりを抑え、輝くツヤとまとまりを与えてくれますよ。
価格:3,190円(税込)
サイズ:高さ180mm×幅50mm
※ヘアブラシの関連記事: サラツヤの髪の毛に♪「ヘアブラシ」の正しい使い方&おすすめブラシを一挙紹介
髪のトラブルのひとつである静電気も、ほんの少しの工夫で抑えることができます。
静電気を防止できるアイテムなども活用しながら、日頃からしっかり対策しましょう。
最終更新日 : 2023/12/13
公開日 : 2022/04/14