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トップス or ボトムスどちらかにゆるっとしたシルエットのアイテムをON
抜け感を意識したコーデで、さらに洗練された着こなしを楽しもう♪
「抜け感」は「肌見せで抜け感をプラス」「抜け感のある色使い」「抜け感たっぷりのシルエット」など、ファッションシーンを中心に色々な場面で使われるワードです。
便利なワードかもしれませんが、幅広く使えるワードでもあるため、実際の意味合いは実はとても曖昧。
「抜け感」が生まれた背景としては、10年ほど前からもてはやされ始めた「LAスタイル」などのゆるさのあるコーデジャンルや、その前からファッションの主流になり始めていた「ファストファッション」によるカジュアルブームの影響が大きいとされています。
かっちりとしたコーディネートよりも、どこかリラックス感のある着こなしと「隙」のあるスタイルが支持されるようになってきたのが「抜け感」の発祥でもあります。
どのシーンでも使われる「抜け感」に共通しているのは下記のポイントです。
これら3ポイントに共通しているのが 「頑張ってる感がない」「ほどよくゆるい」 こと。
本当に100%力を抜いてしまうと、抜け感ではなくだらしなさが出てしまいがちです。
しかし、どこかに「ゆるさ」をプラスすることで、よりカジュアルでほどよい隙がある今らしい軽快なコーデが出来上がります。
抜け感があるコーデを身に着けることで、かっちりと決まりすぎない大人の余裕や、軽やかで優しい雰囲気を演出することも可能になります。
また「抜け感」というワードは、ファッションだけでなく美容用語としても浸透してきました。
例えば、まとめ髪を作る際に少し緩めにしたりおくれ毛を引き出してみたり、リップスティックを全唇に塗りすぎないメイクや、アイメイクにハイライトを入れて立体感を出してみるなどのヘアメイクやフェイスメイクを「抜け感メイク」と呼びます。
ここまでの説明だと、「抜け感=こなれ感じゃない?」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、この2つのワードは似て非なるもの。
「抜け感」はほどよく肩の力が抜けた、隙のある印象を表すワードです。
これに対し 「こなれ感」は、おしゃれなウェアやトレンドアイテム、コーディネートを「自分のスタイル・自分のもの」として身につけ、着こなしていること を示します。
また、その日限定、あるいはそのコーデだけばっちり決めておしゃれをしているのではなく、その人が普段からウェア・コーデジャンル問わずセンスたっぷりに着こなしているのを想像できる様を意味する言葉でもあります。
昨今のトレンドでは、この「抜け感」と「こなれ感」が両立されていることで、「おしゃれな人」認定されることも多いですよね。
抜け感のある見た目のイメージをなんとなく想像できてきたでしょうか。
それでは、実際に抜け感のあるコーディネートを実践する際にはどんなポイントを意識して着こなしていけば良いのかをチェックしていきましょう。
抜け感を意識したコーディネートで最も簡単に取り入れやすいのが、首や手首、足首の「3首」を見せるコーディネート方法。
首元はデコルテまで見えるようエリ抜きしてみる、袖は手首が見えるようまくる、ボトムスは足首が出るようなクロップド丈を選んでみるといった方法です。
全て覆ってしまうよりも、「首」がつくボデイパーツを少し見せるだけで、垢抜けた雰囲気を演出できますよ。
ただし、露出のしすぎはNG。
場面やアイテムの合わせ方によっては「媚び媚び」な印象を与えてしまうこともあります。
えり抜きやブラウジングといったさりげない方法で3首を見せることで、大人の女性らしい上品さをキープしつつ抜け感をプラスすることができるのです。
例えば、きれいめのコーデというとブラックやブラウンなどダークめのアイテムで全身を固めることも多いかと思います。
そんな時に感じやすいのが「重たい」「大人っぽすぎる」という印象。
この印象を抜け感のある印象にシフトしたい時に使えるのが、ホワイトやパステルカラーといった軽い色味です。
重めカラーでまとめたコーデに、ホワイトのアクセサリーやパステルカラーのシューズ、バッグといった小物を合わせてみると、上品できれいめな印象から大きく外れずに重たいイメージに「抜け」を与えることができます♪
もちろん、小物だけでなく上下どちらかのウェアにホワイトやパステルカラーが入ったものをプラスしてみるのも良いでしょう。
タイトめのアイテムは、シルエットを華奢に見せてくれるなど重宝するアイテムですが、上下ともにかっちりとタイトにまとめすぎると緊張感を感じさせることもありますよね。
抜け感を意識したコーディネートを楽しむなら、上下どちらかに「ゆるシルエット」のものを加えてみるのもおすすめ。
ボディラインに沿すぎないゆるっとしたシルエットのウェアを組み合わせることで、リラックス感のあるコーディネートを簡単に作れますよ。
近年では、トップスやジャケット、ボトムスなども オーバーサイズ めに仕立てたものも多く販売されています。
これらのアイテムにタイトめのものをミックスしてみる、もしくは上下ともにほどよくゆるいシルエットのものを取り入れることで、力みのない抜け感コーデを作ることができます。
抜け感を意識した着こなしを楽しむなら、近年トレンドの「 シースルー 」ウェアを取り入れてみるのはいかがでしょうか。
長袖や襟元がやや詰まったトップス、ロング丈のスカートなどにも、チュールやレースなどが使われたシースルーアイテムを取り入れてみると、3首見えなくても抜け感のあるコーディネートを実現させることができます。
きれいめのシルエットのものも多く販売されているので、きれいめコーデやガーリーなコーデの日にも使いやすいですね♪
コーディネートに抜け感をプラスする要素として「ハズしポイントの盛り込み」もぜひ意識しておきたいポイント。
その日のコーディネートを考える上で「コーデはジャンルもカラーも統一する」と決めている方もいらっしゃるかもしれませんが、「抜け感のあるコーデ」を考えるならまとまりだけでなく、「ハズし」も積極的にプラスしていきましょう。
例えば、きれいめなコーデにカジュアルなバッグをプラスする、フェミニンなコーデにスポーツブランドのスニーカーを合わせる、ワンカラーでまとめたコーデに補色アイテムを加えるなどの方法が「ハズし」にあたります。
どこか一部分をコーデジャンルやカラーからハズすことで、意外なコーデアクセントが生まれますよ。
カラーやジャンルでワンポイントギャップを作ることができれば、すでに抜け感コーデの上級者!
意外性のあるアイテムやカラーを使うことで、いつものコーデも更に垢抜けていきます♪
抜け感の感じられる素敵なコーディネートをチェックしていきましょう。
オーバーシルエットのモッズコートを活用した メンズライク なコーデ。
きれいめコーデにも活用しやすいモッズコートですが、ボトムスにスポーティーなパンツやサンダルを合わせることで、アスレジャースタイルミックスの大人メンズライクコーデがに仕上がっています。
足首もさりげなく見せて、大人っぽさの中にも軽快でリラックス感も感じさせる休日コーデに。
フェミニンでふんわりとしたシルエットのマキシ丈ワンピースは、他アイテムを全てきれいめにまとめると コンサバ系 お嬢様ルックスを演出できるアイテム。
ですが、あえてゆるさのあるサンダルとカジュアルでボーイッシュなデニムジャケットを合わせることで、頑張りすぎないガーリーコーデにシフトされています。
ジャケットはエリ抜きして着用することで、更に首元に抜け感を与えることも可能に。
ナチュラルカラーのバッグもプラスして、今年らしいナチュラルな印象をプラスしているのもポイントです。
透け感のあるバッグとビーチサンダルで夏のリゾート感が感じられるきれいめコーデ。
上下のウェア自体は、きれいめシルエット×きれいめ素材でそのままオフィスユースもできそうな印象です。
しかし、あえてバスケットのようなバッグやビーチサンダルを合わせることで、大人の余裕が感じられるカジュアルミックスコーデに仕上がっています。
首元にはアクセントになるスカーフをさりげなくあしらい、露出バランスも絶妙です。
こちらのような、襟ぐりが広く開いたトップスを活用すると、足元に露出ポイントをおかなくても自然に色っぽさのある抜け感コーデがすぐに出来上がります。
カーディガンの下には同系色キャミソールを活用して、アンサンブルのようにシンプルにまとめているのも素敵ですね。
ボトムスにはミニスカートとシューズにはロングブーツを合わせ、フェミニン感や媚びが出過ぎないよう工夫しているのもポイントです。
大人の女性コーデで ハーフパンツ を使うと子供っぽくならないかな?…と躊躇する方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらのように渋めカラーでまとめると大人っぽさのある休日コーデを作ることができます。
ハーフパンツを使うだけで夏らしい装いが完成するのはもちろん、足元もおしゃれもより楽しくなりますよ♪
シューズにはスニーカーを選んでも良いのですが、あえてビーチサンダルを選び、さらに夏感を演出しているのもポイント。
バッグには大人らしいシンプルなレザートートを合わせ、全体がカジュアルすぎる装いにならないようバランスをとっているのもぜひ真似したい着こなし方です。
近年トレンドの くすみカラー メインのフェミニンコーデ。
ローファーやサンダルを組み合わせて夏のレディコーデを楽しむのも素敵ですが、せっかく抜け感を出すなら、こちらのように足首が見える丈までスカートを上げてスニーカーを合わせてみましょう♪
シンプルなスニーカーを合わせるだけで、タウンユースにぴったりな今年らしいコーディネートの出来上がりです。
こちらのようなプレーンで装飾レスなローテク 白スニーカー を合わせると、スカートの繊細な質感やエレガントなデザインも更に引き立ちますよ。
ロングカーディガンを羽織ると縦ラインが強調されて着痩せ効果が得られるのはもちろん、少しエリ抜きすることで首元もすっきりと演出することができます。
インナーにはヴィンテージライクなワンピースを合わせ、さりげなくゆるさが感じられるのも「抜け」ポイントです。
全体的にゆるっとしたシルエットのコーディネートですが、足元にスクエアトゥシューズを合わせることで、きれいめミックスコーデにまとまっています。
エリ抜きしやすいマキシワンピースを活用した抜け感コーデ。
レイヤード アイテムとしてゆったりめのニットベストを上から重ね、トレンドライクな初秋レイヤードコーデに仕上がっています。
1枚で着用しても良いですが、あえて上からもう1枚羽織ることで、ワンピースルックがほどよくカジュアルダウンされ、手軽に抜け感をプラスすることもできますね。
※カジュアルダウンの関連記事: カジュアルダウンってなに?言葉の意味や着こなしのポイント、お役立ちアイテムも紹介
きれいめコートにはきれいめのボトムスを…と考えがちですが、あえてきれいめ路線とは逆のカジュアルなダメージデニムを合わせてみるのはいかがでしょうか。
ゆるっとしたシルエットのダメージデニムは、きれいめコーデの外しによく使われるアイテムで、こちらのように裾をロールアップしてきれいめシューズを合わせるだけで、こなれ感も抜け感もある大人カジュアルコーデにシフトします♪
きれいめコーデに合わせるなら、こちらのようにダメージが少なめのデニムパンツを選んでおくと他のきれいめアイテムとも合わせやすいですよ。
コーデ全体をナチュラルカラーでまとめているので、ダメージデニムのカジュアルさも目立ちにくく良いですね。
秋冬らしいグレーを貴重としたエレガントコーデ。
全身グレーだとのっぺりとした印象になることもありますが、同じグレーでも微妙に素材感と濃淡を変えて合わせることで、より洗練された「抜け」がプラスされています。
ウェア全体はきれいめですが、ブーツとバッグにブラックレザーを取り入れて辛めなコーデにまとめているのもポイント。
「カジュアルすぎるかな?」と感じたら、顔周りに シルバーアクセサリー など光沢のあるアクセサリーをプラスしてみると、さりげなく華やかさをアップさせることもできます♪
先ほどのブラックコーデとは逆に、カジュアルなジャンパースカートをコーデのメインアイテムに持ってきたきれいめミックスコーデ。
ジャンパースカートは中に合わせるトップスによって印象が変えられるアイテムです。
今回は、こちらのようなきれい色ニットを合わせることで、モノトーンでまとめがちな秋冬コーデも可憐な雰囲気に寄せることができています♪
デコルテが美しく見える Vネック やUネックのインナートップスを合わせて、さらに抜け感をプラスしてみるのも素敵ですね。
冬場のニットコーデは暖かさを重視してボリューミーなものを選ぶ方も多いのではないでしょうか。
タートルネックのボリュームニットは抜け感を出しにくいアイテムの代表選手。
でも、こちらのように袖を少しブラウジングしてみると、コーデに華奢感と抜け感を同時に与えることができます♪
この時、ニットの袖をやや内側に収納して余った袖を整えると、こちらのようなぽわん袖をつくることも可能。
プリーツスカートを合わせてみると、袖の丸さが更に引き立つメリハリコーデの出来上がりです。
「抜け感」の定義やコーデのポイント、おすすめの着こなしなどを紹介してきました。
多用されすぎているのもあってか、「抜け感」自体はぼんやりとした意味合いにまとまりがち。
ですが、少しだけでもゆるさなどできる限りの「抜け」を普段のコーディネートに取り入れることで、ワンランク上のおしゃれコーディネートを楽しむことができます。
何度も使っているお気に入りアイテムも、着方や合わせ方を少し変えてみるだけで、さらに着こなしの幅も広がっていきますよ。
本記事を参考に、ぜひ抜け感のある素敵なコーデを楽しんでみてください。
最終更新日 : 2023/06/21
公開日 : 2021/04/13