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ビスコッティはイタリアのトスカーナ地方で生まれた、とても固い焼き菓子(ビスケット)です。
別名 「カントッチョ」 とも呼ばれています。
ビスコッティの固さは作り方にあります。
実はビスコッティは生地を作って1度オーブンで焼いた後、もう1度焼いて作ります。
2度焼きすることで水分がしっかりと飛ぶため、とても固く、歯応えがあるお菓子になるのです。
ビスコッティの美味しさをシンプルに味わう場合は、そのまま食べてください。
サクサク、ザクザクとした歯ごたえとナッツの香りが楽しめますよ。
そのままではちょっと固すぎる…という方は、ぜひコーヒーやワインに浸して少し柔らかくしてから食べてみてください。
本場イタリアではコーヒーやワイン、ジェラートに浸して食べる方が多いそうです。
ビスコッティは、輸入食品を扱う店舗で販売されていることがあります。
ただ、一般的なスーパーや量販店では、あまり姿を見かけないですよね。
ビスコッティを食べたいけど、なかなか買えない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方は、ビスコッティを手作りしてみてはいかがでしょうか。
ビスコッティは比較的簡単に、そして手軽に手に入る素材で作ることができます。
ここで紹介する作り方を参考にして、ぜひビスコッティ作りに挑戦してみてください。
今回はなるべく使う材料や工程が少なくなるように、バターや牛乳、油を使わないビスコッティを基本のレシピとしています。
なお、この後さまざまなアレンジレシピを紹介していきますが、作り方は変わりません。
<材料>(約5〜6枚分)
(A)
<作り方>
1. まずAの材料全てを合わせて、ふるっておきます。
2. ボウルにAとナッツ類、グラニュー糖を入れて混ぜ合わせます。
3. ある程度混ざったら卵を溶いて加え、全体がなめらかになるまで混ぜます。この時になるべく切るように混ぜ合わせるのがコツです。
4. 生地をラップに取り出してひとまとめにし、厚さ1.5cm、縦8cmくらいの長方形に整えます。生地のべたつきが気になる場合は、10〜20分ほど冷蔵庫で休ませると扱いやすくなります。
5. 生地をオーブンシートの上に乗せ、180℃に温めたオーブンで20〜25分程度焼きます。
6. 粗熱が取れたら1cmくらいの厚さでカットします。しっかりと粗熱を取らないと、カットする時に崩れてしまう可能性があります。
7. 切り口を上に向けて、今度は140℃のオーブンで15〜20分ほど焼きます。
8. 水分がほとんどなく、カリッとした状態に焼きあがれば完成です。
完成したビスコッティは、常温で1週間ほど保管できます。
湿気てしまわないように瓶など密閉できるものに入れ、乾燥剤を入れておくと良いでしょう。
アーモンドパウダーはその名前の通り、アーモンドを粉末状に加工した製菓原料です。
「アーモンドプードル」という名前で販売されていることもありますが、中身は同じものです。
アーモンドパウダーを使うとアーモンドの風味や香ばしさが引き立ち、焼きあがった後のサクサク感が強くなります。
薄力粉だけを使った場合と比較すると、糖質を抑えることができるというメリットもあります。
菓子作りには白砂糖よりグラニュー糖が向いているとされていますが、白砂糖を使っても構いません。
きび砂糖や黒砂糖を使い、砂糖特有の風味を楽しんでも良いでしょう。
アーモンドを入れる場合は、事前に140℃のオーブンで25〜30分ほど焼いておくとより香ばしくなります。
焼くのが面倒だという方は、そのまま入れても構いません。
また、アーモンドを砕く、もしくはカットしたものを入れるとまた違った食感を楽しめますよ。
基本的なビスコッティの作り方を説明してきましたが、実際に作ってみると、意外と簡単なことに驚くのではないでしょうか。
ビスコッティはナッツ以外にも、色々なものを入れて好きなようにアレンジを楽しむこともできます。
ドライフルーツやチョコチップ、煎り大豆など好きなものを入れれば、アレンジの幅は無限大です。
本項目では、ビスコッティのおすすめアレンジレシピについて説明していきます。
まず紹介するのは、基本のレシピより少ない材料で作れるビスコッティです。
基本の作り方ではアーモンドパウダーを入れましたが、あえて材料を買いに行きたくないという方にはこちらのレシピがおすすめです。
<材料>(約5〜6枚分)
(A)
作り方は基本のビスコッティと同じです。
アーモンドパウダーを入れたものと入れないものを作って、食べ比べてみても良いですね。
ドライフルーツを使ったビスコッティです。
ドライフルーツはナッツ類と一緒に入れても、単品で入れても良いですね。
<材料>(約5〜6枚分)
(A)
入れるドライフルーツはマンゴー、パパイヤ、レーズン、リンゴ、アンズ、イチジク、キウイ、クランベリー、レモンピールなどお好きなもので構いません。
ココアを使ったビスコッティです。
バレンタインやホワイトデーに贈っても喜ばれることでしょう。
<材料>(約5〜6枚分)
(A)
こちらのレシピでは、粉類を混ぜる時にココアパウダーも入れてください。
後の作り方は基本のビスコッティと同じです。
ビターな味がお好みの方は、ココアパウダーを大さじ2入れても構いません。
ココアの代わりにコーヒーを使って、コーヒービスコッティにしても美味しいですよ。
ナッツをたっぷり使ったビスコッティです。
チョコレートでコーティングすることで、見た目がとても華やかになりますよ。
<材料>(約5〜6枚分)
(A)
作り方は基本のビスコッティと同じですが、ナッツが多い分混ぜるのが少し大変です。
生地にナッツを入れ込むようなイメージで、根気強く混ぜましょう。
また、本レシピでは最後にチョコレートコーティングを行います。
また、ナッツは1つの種類だけではなく、いくつかの種類を入れると味や食感を楽しめます。
クルミ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツなどお好きなものを入れてみてください。
ミックスナッツを使うのもオススメです。
ザクザクとした食感が魅力のビスコッティは、病みつきになってしまう方も多い魅惑のお菓子。
日持ちがするので、たくさん作って大切な人へのプレゼントにしても良いですね。
ぜひアレンジを加えて、自分好みのビスコッティを作ってみてください。
公開日 : 2019/09/05