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色の組み合わせが難しければ「ワンカラーコーデ」に近づけてみるのもアリ♪
よく耳にするようになった方も多いであろう「ワントーンコーデ」。
色が同じ?トーンが同じ?など少しわかりにくいファッションワードですよね。
まずは微妙にわかりにくい「トーン」についてチェックしていきましょう。
そもそも「トーン」とは、色の調子や明るさ・色味の強さレベルを表すために使われている言葉です。
明度(色の明るさ)と彩度(色の強さ・鮮やかさ)をまとめた色の印象を「トーン」(色調)といいます。
こちらの画像では、色は様々ですが、全て明るさや鮮やかさレベルは同じです。
主なトーンとしては、淡い色のグループ「ペールトーン」「パステルトーン」やビビッドな色のグループ「ビビッドトーン」が人気です。
先ほどご紹介した「トーン」のお話を踏まえると、 ワントーンコーデ=色に関わらず同じ色調(トーン)でコーディネートした装い といえます。
実際にどんなコーデなのか、ここからもう少しイメージを膨らませてみましょう。
こちらは全てくすみトーンで統一された色見本。
ピンクやブラウン、グリーンなどの色味が溢れていますが、色に関わらず明度や彩度の色調(くすみトーン)は全て同じです。
先ほどの色見本のトーンをそのまま身に着けてみた様子です。
色は違っても、ソフトなトーンで統一されたコーデができあがりますね♪
続いて、ソフトトーンとはほぼ真逆のビビッドトーンコーデの例を見てみましょう。
真っ赤なワンピースに、同じトーンのイエローやグリーンなどのカラフルなパンプスでまとめたコーデ。
色が何色もあるですが、色は違っていても全て同じビビッドトーンで統一されているため、不思議と全体がまとまって見えますね。
こちらの装いは、彩度低めトーンで全体をまとめたカジュアルコーデ。
鮮やかさ少なめのデニムやギンガムチェックトップス、グレーに近いシルバーのバッグで全体を一つのトーンでまとめているコーデです。
ここまでのコーデイメージで、なんとなくのワントーンコーデのイメージは掴めてきたでしょうか。
ここまで、ワントーンコーデの定義やイメージを紹介してきました。
「じゃあ、ワンカラーコーデってなんだろう?」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ワンカラーコーデとは、その名の通り「全体を一色でまとめたコーデ」のこと。
全体を同じような「色」でまとめたコーデもワンカラーコーデにあたります。
こちらの画像のように、全身をブラック一色でまとめたコーデもワンカラーコーデといえます。
色味を問わず同じトーンでまとめたワントーンコーデとはかなり違うコーデジャンルですね。
次に、ワントーンコーデ をより楽しむための着こなしポイントを見ていきましょう♪
近年のカラートレンドは「淡め」。
お店などでも淡めのウェアを多く見かけますよね。
ペールトーン のものを中心に取り入れると、顔映りが良くなったり印象がソフトになったりと、意外な印象アップ効果も狙えますよ。
淡めのカラーがトレンドといっても、人によっては着膨れ感が強まったり、どこかぼんやりとしたコーディネートになってしまうこともありますよね。
そんなときは、ダークトーンでまとめてみるのもおすすめ。
ダークトーンでまとめることで、コーデ全体が引き締まるだけでなく、印象をクールめに寄せることもできます。
ワントーンコーデをより引き締めるなら、締め色アイテムを一つ取り入れてみましょう。
ベルトやシューズなどの小物に締め色を使えば、ワントーンバランスを崩さずほどよいカラーバランスのコーデに仕上がりますよ。
ワントーンコーデは、違う色味でもトーンが同じものを合わせるコーデ。
色味によっては平面的に見えることもありますよね。
そんなときは、柄物をどこかにプラスしてメリハリ感を演出してみましょう。
締め色に柄物を取り入れてみるのもおすすめです♪
のっぺり感解消で柄物をプラスしてメリハリを出す以外にも、ワントーンコーデでは素材選びで立体感や軽さを出すこともできます。
トップスはコットン、ボトムスはデニムなど素材の厚みが違うものを組み合わせてみる、 トレーナー なら薄手シャツをレイヤードしてみるといった方法がおすすめ。
トップスとボトムスで素材の重さ・軽さを調整することで、さらにこなれたコーデが出来上がりますよ。
ワントーンコーデはトーンを合わせるのは良いものの、色選びに悩む…という場合は、ワンカラーコーデに近いコーディネートを考えてみるのも良いですね。
例えば、こちらのようなブラウン系コーデなら、ソフトなベージュやグレーを取り入れてグラデーションぽく色を取り入れてみるといった方法です。
これなら、ちぐはぐ感も感じにくく手軽に統一感を出すことができます。
ワントーンコーデのアイデアを季節ごとにご紹介します。
アイテムや色の合わせ方など、ぜひチェックしてみてください♪
白っぽいブラウンのサロペットに綺麗めトップスを合わせた春コーデ。
これだけだと秋冬っぽさもありますが、足元にラベンダー色のくすみカラーパンプスを合わせて春らしい装いに仕上げています。
黒バッグを合わせて全体を引き締めているのも素敵なポイントです。
グレーも様々ですが、ややくすんだトーンのものならフェミニンさも演出することができます。
同じトーングループのホワイトのトップスを合わせて、きれいめシンプルな装いに仕上がっています。
小物にはパイソン柄を取り入れて、ベーシックながらトレンド要素が感じられるコーデですね。
メンズライクなプリントTシャツに、レディライクなプリーツスカートを合わせたペールトーンコーデ。
ブルーのスカートに青みのあるグレーを合わせているため、より統一感が感じられます。
トップスのボリューム感とボトムスの縦ラインが互いにうまく引き立てあい、好バランスなコーデに仕上がっているのもポイントです。
ビビッドトーンよりも柔らかめ彩度のソフトトーンアイテムを使ったワントーンコーデ。
トップスはコンパクトなデザインにまとめ、より色差が際立ったハイコントラストな色味が夏らしいですね。
リブニットの縦ラインと腰高な ハイウエスト パンツでスタイルアップ効果も期待できるコーデ。
ピンクとオフホワイトのコントラストを際立たせるべく、バッグやサンダルの色味を控えめにしているのもポイントです。
濃いめのネイビートップスにレモンイエローのスカートを合わせた、濃く深いトーンのコーディネート。
ほぼ補色の組み合わせで、メリハリのきいたコーデを楽しみたい時におすすめの組み合わせです。
こちらの場合、濃いネイビーで上半身をコンパクトに演出しつつ、イエローでふんわりと体型カバーを叶えているのもポイント。
足元はブラックのレザーサンダルでふんわり仕上がったスカートコーデを引き締めているのも素敵ですね。
ワントーンで上下のコーデを考えるのが難しい場合は、こちらのような セットアップ アイテムを使ってみるのもおすすめ。
初夏らしい白に近いペールグリーンでセットアップを使ったコーデですが、バッグのブラウンがよりグリーンのフレッシュ感を引き立てていますね。
バッグはよりキャメルっぽいもの、ベージュに近いものを選べば、より服のトーンに近づけることができます。
グレーがかったトーンで統一されたカジュアルコーデ。
トップスからインナーシャツをレイヤードさせたこなれ感たっぷりの メンズライク コーデに仕上がっています。
トップスとボトムスだけだと寂しい色味になりがちなカラーコンビネーションですが、上からグレーストールをふんわりかけることで、より奥行きのあるワントーンコーデに。
平坦な印象になりがちなグレー系コーデでも、シャツレイヤードとストールで立体感が出せているのもポイントです。
秋冬シーズンは濃いめのダーク系カラーのコーデが多くなりがちですが、たまにはこちらのようなソフトトーンのコーデを楽しんでみるのはいかがでしょうか。
全体を柔らかいペールトーンで統一しつつ、足元のシースルーブーツでアクセントを加えると、パッと華やかな装いに。
ロング丈フレアスカートとトップスのタックインでバランスを取っているのもポイントです。
トップスとボトムスのカラーを統一したダークトーンコーデ。
深みのあるネイビーで、秋の始まりが感じられる装いですね。
カジュアルなチュニックにデニムスカートの組み合わせで広がりのあるカジュアルコーデで、デニムでウエストマークすることで上半身の細見え効果が期待できます。
足元は甲が見えるパンプスでさりげなく抜け感をプラスし、きれいめな印象を残しているのも◎
ピンクカラーのシャツワンピースに淡いブラウンのアイテムを合わせた、グレーがかったライトグレイッシュトーンのコーデ。
ほぼワンカラーコーデに近い色の組み合わせで、統一感も抜群です。
足元にブラックのアイテムをプラスしていて、フェミニンでありながらメリハリのあるコーデに仕上がっています。
こちらはダークめのグレイッシュトーンのワントーンコーデ。
落ち着いたトーンのダークグレーのサロペットに、冬らしい素材のハットを合わせたハンサムな装いがトレンド感のあるコーディネートですね。
淡いグレー色のハットも、トップスのトーンやハンサムなルックスによくマッチしています。
華やかなレッドにブラックのコントラストが映えている、ビビッドトーンのコーデ。
カラーコントラストが強い組み合わせで、メリハリがきいているのがポイントです。
モヘアニットのコーデはナチュラル系コーデに偏りがちなアイテムですが、こちらのような黒のレザーパンツを合わせることで、より華やかできれいめなコーデが出来上がります♪
ワントーンコーデの着こなしポイントや、おすすめのコーディネートを紹介してきました。
色調が同じようなアイテムでコーディネートするワントーンコーデは、いつものコーディネートをより大人っぽくこなれた雰囲気にシフトしてくれます。
色同士が喧嘩することもなく、トップスとボトムス、小物の色合わせが苦手な方もトライしやすいコーディネート方法でもあります。
色調を統一させるスマートなコーディネート方法で、普段のコーディネートをよりおしゃれに演出してみませんか?
最終更新日 : 2023/07/19
公開日 : 2020/11/20