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ローズヒップは、バラ科バラ属の植物の果実のことです。
具体的には、「ドッグローズ」や「イヌバラ」と呼ばれるバラから獲ることができます。
10~11月に収穫の時期を迎え、赤やオレンジ、濃い紫色の実をつけます。
実の形は、球形や涙形など品種によって様々です。
なお、ローズヒップはレモンの20~40倍のビタミンCを含んでいることが大きな特徴です。
ビタミンCは美容や健康によいとされるので、不足しがちな時にハーブティーにして飲むのがオススメです。
「正義感」「誠実」「才能」「無意識の美」
愛や美に関係する花言葉をたくさん持っている バラの花言葉 に比べると、芯の強さや気質を表す花言葉が目立ちます。
大輪を咲かせた後に実る姿に連想されたものが多いのでしょう。
ローズヒップに多く含まれるビタミンCは、コラーゲンの生成をサポートする働きや、シミの原因であるメラニンを抑制する働きをもっており、シミやしわの予防に作用します。
さらに、活性酸素を取り除くビタミンAや、活性酸素の生産を抑えるビタミンEなども多く含んでいるので、アンチエイジング効果が期待出来ます。
ローズヒップには、ビタミンCの他に活性化酸素をの産生を抑えるビタミンEも含まれており、免疫力UPを促進したり血行促進して、新陳代謝を良くしてくれます。
「ビタミンの爆弾」とも呼ばれるほど、ビタミン類(主にビタミンC)を多く含んでいるため、疲れた身体を回復させる効果が期待出来ます。
貧血と言えば鉄分を摂取すれば良いと思うかもしれませんが、摂取した鉄分は体内に吸収出来ないと意味がありません。
ローズヒップには鉄分が含まれるだけでなく、鉄分の吸収を助けるビタミンCも含まれているので、より効率的に鉄分を補給することが出来るため貧血の予防に効果的です。
便秘の原因は様々ですが、水分不足、食物繊維不足は主な原因のひとつです。
ローズヒップにはペクチンという水溶性の食物繊維が含まれています。
このペクチンには、便を柔らかくして便秘を予防する効果があり、逆にお腹を下しているときは腸の壁を保護してお腹の調子を整える作用があります。
ローズヒップから抽出されるティリロサイドという成分は、ポリフェノールの一種で、内臓脂肪の燃焼を促す作用があります。
運動前にローズヒップティーを飲んでおくと脂肪燃焼の効果がより期待できると言われています。
様々な作用のあるローズヒップですが、アレルギーなど予期せぬ作用もありますので注意しましょう。
ドイツの皇帝から御用達に任命されたことのあるティーブランドの紅茶。
ローズヒップとハイビスカスの王道の組み合わせで、フルーティーで酸味のある紅茶に仕上がっています。
ハイビスカスにはクエン酸やリンゴ酸が多く含まれており、ローズヒップとの相性も抜群です。
酸味が強めなので、砂糖やはちみつを入れると酸味が和らぎ飲みやすくなります。
価格:518円(税込)
内容量:25パック入り
ドイツ産のオーガニックジャム。
優しい甘酸っぱさのジャムで、酸味の強い味が好きな人には少し物足りないかもしれません。
バケットやクラッカーに塗ったり、ヨーグルトに混ぜたり、アイスクリームのトッピングにもおすすめです。
紅茶にお砂糖やはちみつ代わりに入れると、ほんのりとした甘みと香りを楽しめます。
価格:810円(税込)
内容量:225g
トリロジー(trilogy)の ローズヒップオイル。
国際オーガニック認定の美容オイルで、必須脂肪酸(EFA)を70%以上含んでいます。
肌に素早く馴染み、ハリやキメを整えてくれます。
価格:2,700円(税込)
内容量:20ml
※trilogyの関連記事: ニュージーランド発自然派コスメ「トリロジー(trilogy)」の魅力を解説!人気・おすすめスキンケアアイテム10選
水やアルコールを一切使っておらず、主原料は白樺樹液とローズヒップエキスというこだわりの化粧水。
ビタミンCとビタミンPが豊富で、お肌のキメを整え、明るくトーンアップ効果が期待できます。
保湿成分の高いセリシン(シルクパウダー)を配合しているため、乾燥肌の方にもおすすめです
価格:4,000円
内容量:100ml
エッセンシャルオイル(精油)が配合されたノンシリコンシャンプー&コンディショナー。
ローズヒップの香りはいやらしくない甘めな香りです。
泡立ちが良く、頭皮を優しく洗えるシャンプーと、しっとりとした毛触りに仕上げてくれるコンディショナーをセットで使うのがおすすめです。
価格:880円(税込)
内容量:480ml
白い乳液のような濃密美容液が、シートにたっぷり含まれているフェイスマスク。
無香料・無着色・防腐剤フリーでお肌に優しく、パック後はぷるんとしたみずみずしい肌に仕上がります。
残った美容液は、手で首やデコルテなどに伸ばして使ってもOKです。
価格:410円(税込)
内容量:4枚入り
アロマやハーブを楽しむ方法の1つに精油(エッセンシャルオイル)を使う方法があります。
精油(エッセンシャルオイル)とは、自然植物から抽出される植物の香り成分が凝縮されている液体のことで、様々な種類があります。
※合わせて読みたい: エッセンシャルオイルってなに?正しい選び方や使い方をご紹介
精油は自然植物から抽出された植物由来100%の液体になりますが、「アロマオイル」や「フレグランスオイル」と呼ばれるものもあります。
これらは人工的な香料が使われていたり、アルコールが入っていたりします。
人工的な成分は肌に刺激を与えてしまうものもありますので、「精油」「エッセンシャルオイル」と記載のあるものを選びましょう。
精油は原液のままだと肌に強い刺激を与えてしまいます。
時には肌荒れや炎症を起こす可能性もあるので注意してください。
お肌に使う場合は、水やキャリアオイル(植物性油)と混ぜて濃度を1%以下にしてから使いましょう。
植物由来100%のオイルですので、使用期限を守りましょう。
柑橘類のオイルは開封後、半年程度。
その他のオイルは開封後、約1年程度が期限だと言われています。
メーカーによっては使用期限が記載されているものもありますので、よく確認した上で使用してください。
古くから薬効の高いことで知られ、ローマ時代には「狂犬病」の薬として用いられたことから、ラテン語で「犬のバラ」という名前がつけられました。
また、犬が散歩中に好んで食べることから、英語でもドッグローズと呼ばれるようになったそうです。
第二次世界大戦中、イギリスはドイツの海上封鎖により物資を供給出来ない状況に陥りました。
これによりビタミンCを補給出来る貴重な柑橘類を輸入できなくなり、ビタミンC不足が原因の壊血病(かいけつびょう)の発症リスクが高まりました。
イギリス政府は、柑橘類の代わりにローズヒップでビタミン補給をする様に国民に呼びかけていたと言われています。
今までなんとなく美容に良いのだろうなと思っていたローズヒップが、女性にとって嬉しい効果や効能がたっぷりのハーブだということが伝わったでしょうか。
ローズヒップティーを飲んで効率よくビタミン類を補給し、美肌を維持してくださいね。
監修:医師 成田 亜希子(なりた あきこ)
2011年に医師免許を取得。
日本内科学会、日本公衆衛生学会、日本感染症学会、日本健康教育学会所属。
初期臨床研修修了後は、一般内科医として幅広い分野の疾患の治療に従事している。
行政機関への勤務経験もあり、健康増進や感染症対策、母子保健などの政策に医師という立場で携わっていた。
プライベートでは二児の母。
趣味は乗馬、旅行、料理。
最終更新日 : 2022/03/11
公開日 : 2019/04/24