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ヨーロッパ原産シソ科ハッカ属の多年草で、芳香成分のメントールの含有量が多く、スッとした強い香りが特徴の植物です。
和名は「コショウハッカ」「セイヨウハッカ」と呼ばれています。
ミントは品種改良によって、現在で変種も合わせるとは600種類以上も存在すると言われています。
その中の1種である「ペパーミント」は、スペアミントとウォーターミントを掛け合わせて作られたミントです。
他のミントと比べると清涼感の強い爽やかな香りで、葉っぱは濃い緑で少し尖っているのが特徴です。
生の葉(フレッシュタイプ)はスイーツやソースの香り付け、飾り付けに使われることが多く、乾燥した葉(ドライタイプ)はハーブティーや薬として使われています。
「心の暖かさ」「真心」「美徳」「誠実な愛」「永遠の爽快」です。
ペパーミントの花言葉には、その爽やかな香りに由来するものもあれば、作用に由来するものもあります。
ペパーミントは、消化をサポートしてくれる効果があります。
食べ過ぎや飲み過ぎによる胃のムカつき、吐き気、胃痛を緩和させてくれます。
ペパーミントに含まれるメンソールには脳を興奮させるドーパミンと呼ばれる神経伝達物質の分泌を促す作用があります。
そのため、脳を活性化させ、気分をリフレッシュさせる作用が期待できるのです。
また、ペパーミントには、精神的な緊張やイライラを和らげ、心身をリラックス作用もあるとされています。
ペパーミントに含まれているメントールには、抗炎症作用や抗アレルギー作用があります。
そのため、鼻水や鼻づまり、鼻炎などの、風邪や花粉症の症状を緩和する作用があると考えられ、古来から様々な治療薬に使用されてきました。
さらにスッキリとさせるために、ユーカリやティートゥリーといったハーブと合わせると相乗効果が期待できます。
清涼感の強いペパーミントの香りは、蚊やアリ、クモ、ゴキブリなどの虫が嫌う香りです。
網戸などにスプレーするだけで、虫を寄せ付けない効果が期待できます。
ペパーミントのアロマには、肌に触れるとひんやりとする冷却作用があります。
日焼けによる炎症やほてりを緩和させる効果が期待できます。
ペパーミントは、優れたハーブに間違いは無いのですが、医薬品ではありません。
上記の作用も、必ずしも身体の不調を確実に治すというわけではないのでご注意ください。
スッとした爽快感を味わえるミントティーは、リフレッシュしたい時におすすめのハーブティーです。
一口にミントティーと言っても種類はたくさんありますので、自分のお気に入りを探してみるのも楽しみ方の1つでしょう。
価格:1,564円(税込)
内容量:10袋入り×6個
イタリアのはちみつメーカー「アンブロッソリー」が製造しているミントキャンディです。
粒が大きめの長方形のキャンディーで、スッキリとした清涼感が味わえるキャンディなので、気分転換や食後のお口直しに向いています。
甘さもあるので、お子さんでも舐めやすい味わいです。
価格:350円(税込)
内容量:90g
カナダ産のはちみつに、ペパーミントエキスを加えた爽やかなはちみつです。
見た目も可愛いのでフードインテリアにもなります。
バケットに付けて食べても良し、紅茶に溶かして風味づけにしても良しで、アレンジとしてクリームチーズにかけて食べるのもおすすめです。
ホームパーティなどでおしゃれ手料理のワンポイントにいかがでしょうか。
価格:1,080円(税込)
内容量:170g
株式会社北見ハッカ通商という会社が製造しているハッカ油(スプレータイプ)。
なんとコチラの商品、紅茶の香りづけにも使える優れものです。
「紅茶やリキュール等に使用する時は、ようじの先がぬれた程度の加減でお試しください。入れ過ぎは風味を損ないます。」と注意書きがありますので、使用量は守るようにしましょう。
スプレータイプになっているため、マスクにシュッとスプレーしたり、屋外で虫除けとしてスプレーしたりと使い道は多岐に渡ります。
価格:1,650円(税込)
内容量:30ml
※合わせて読みたい: 1家に1本あると便利!万能の精油「ハッカ油」の魅力と使い方をご紹介
こちらの商品も株式会社北見ハッカ通商が製造・販売しているものです。
馬油とミントのコラボレーションと謳っている保湿クリーム。
特に馬油は匂いが苦手…という方におすすめです。
馬油の匂いを消す程度にミントの香りが付いており、馬油の保湿力は残ったままというクオリティの高さで、肘や膝、かかとなどの乾燥しやすい部分までしっかりカバーしてくれます。
価格:1,102円(税込)
内容量:20g
アロマやハーブを楽しむ方法の1つにエッセンシャルオイル(精油)を使う方法があります。
エッセンシャルオイルとは、自然植物から抽出される植物の香り成分が凝縮されている液体のことです。
エッセンシャルオイルは自然植物から抽出された植物由来100%の液体ですが、アロマオイルやフレグランスオイルと呼ばれるものは人工的な香料が使われていたり、アルコールが入っていたりします。
これらの人工的な成分は肌に刺激を与えてしまうものもありますので、「エッセンシャルオイル」「精油」と記載のあるものを選びましょう。
エッセンシャルオイルは原液のままだと肌に強い刺激を与えることがあります。
肌が荒れてしまうだけでなく、炎症を起こしてしまう場合もあるので注意しましょう。
お肌に使う場合は、水やキャリアオイル(植物性油)と混ぜて濃度を1%以下にしてから使います。
植物由来100%のオイルなので、使用期限があります。
柑橘類のオイルは開封後、半年程度。
その他のオイルは開封後、約1年程度が期限だと言われています。
メーカーによっては使用期限が記載されているものもありますので、よく確認してから使用しましょう。
ペパーミントには冷却作用があるとお伝えしましたが、大量に使用すると刺激が強くなりすぎることがありますので、広範囲への使用は控えてください。
動物は嗅覚が人間よりも優れています。
人間でさえ「スースーする!」と強く感じることが出来るペパーミントは、動物にしてみればかなりキツイ香りです。
動物にとって有害となりやすいですし、特に猫はペパーミントに限らずアロマの香りで中毒を起こしやすいので、ペットを飼っているご家庭は十分に注意してください。
アロマディフューザーやアロマランプに数滴垂らしてお部屋で香りを楽しむ方法です。
気分に合わせてアロマを変えると様々な香りが楽しめます。
ペパーミントの香りの効果は「リフレッシュ」「眠気覚まし」が挙げられます。
浴槽にお湯をはり、1~5滴垂らして香りを楽しむ方法です。
ミントの爽快な香りに包まれる入浴タイムになるので、気分が落ち込んだ時やテスト勉強前の眠気覚ましに使うことをおすすめします。
ただし、ペパーミントには冷却作用があることを忘れないようにしましょう。
夏場はサッパリと気持ち良いと思いますが、冬場は湯冷めを促進してしまう可能性があるためご注意ください。
名刺や手紙の角に、ほんの少しだけ垂らして香りづけをします。
名刺交換の際にふわりと香るペパーミントの爽やかな香りで、他の人と差をつけられること間違いなしです。
手紙の場合も、封筒を開けた際に爽やかな香りが漂います。
キャリアオイル(植物性油)10mlに対して1~2滴垂らし、よく混ぜたらオリジナルマッサージオイルの完成です。
マッサージしたい部分に塗って使いましょう。
ただし、ペパーミントには血管を収縮させて血圧を上昇させる作用など身体によくない働きもあるため健康状態によっては使用しない方が良い方もいます。
また、お肌に合わないと感じた時や、違和感がある場合はすぐに使用を中止しましょう。
重曹10gを小皿に盛り、そこに2~3滴垂らすと手作りの消臭剤になります。
効果の持続期間は空間の大きさや置く環境によって異なります。
清涼感のあるペパーミントのエッセンシャルオイルはトイレにおすすめです。
洗濯の”すずぎ”のタイミングで2~3滴垂らします。
脱水が終わるころには洗濯物にふわりと香りが付いています。
夏場はサッパリとした香りのペパーミントで爽やかにお洗濯を楽しめるでしょう。
ペパーミントは他のミントに比べるとメントールの含有量が多く、強い香りが特徴です。
この芳香成分を過剰に摂取してしまうと、有毒となる可能性があります。
上記に当てはまる方は使用しない方が賢明でしょう。
※合わせて読みたい: エッセンシャルオイルってなに?正しい選び方や使い方をご紹介
最近おしゃれ女子の間で話題のデトックスウォーター(ハーブ水)。
今回はペパーミントがテーマなので、ペパーミントを使ったデトックスウォーターのレシピを紹介します。
<材料>
<作り方>
※入れっぱなしだと、ミントやレモンの苦みまで出て来てしまう可能性があるので気を付けましょう。
<材料>
<作り方>
全材料をお好みの割合で混ぜるだけ。
ほんのりミントの香るレモンスカッシュの完成です。
<材料>
<作り方>
ミントに関するトリビア(雑学)を少しだけご紹介します。
「ミント」という名のハーブが誕生したとされるギリシア神話には、男女間をめぐる愛憎劇があったりなかったり…?
また、実は「ペパーミントの日」が日本にはありました。
「ミント」という名前の由来について、ギリシア神話では以下のように伝えられています。
冥府の王ハデスが地上を訪れた際、コキュートス川の妖精ミンテに心奪われてしまいました。
それを知った女王のペルセポネーは嫉妬に狂い、妖精ミンテに呪いをかけて植物に変えてしまったのです。
それ以降、ミンテは自分の居場所を伝えるために強い香りを出して可憐に咲き続けたのでした。
6月20日は「ペパーミントの日」だそうです。
1987年にペパーミント(ハッカ)が特産の北海道北見市まちづくり研究会が制定しました。
由来は20日が「はっか」と読めることによる語呂合わせ。
なぜ6月なのかというと、北海道の6月の爽やかさがハッカそのものであると考えられたからだそうです。
単なる飾りだと思っていた方、ペパーミントの印象はこれまでと変わりましたでしょうか。
春の温かさで頭がフワフワと働かない時や、夏のジリジリとした暑さで気が滅入る時など、ペパーミントのスーッとした爽やかな香りで身も心もリフレッシュしてください。
監修:医師 成田 亜希子(なりた あきこ)
2011年に医師免許を取得。
日本内科学会、日本公衆衛生学会、日本感染症学会、日本健康教育学会所属。
初期臨床研修修了後は、一般内科医として幅広い分野の疾患の治療に従事している。
行政機関への勤務経験もあり、健康増進や感染症対策、母子保健などの政策に医師という立場で携わっていた。
プライベートでは二児の母。
趣味は乗馬、旅行、料理。
最終更新日 : 2021/11/04
公開日 : 2019/04/10