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皮脂分泌の多いTゾーンや小鼻の周りなどにできる黒いポツポツ、それが「黒ずみ」です。
以上のような性質を持つものが黒ずみと呼ばれています。
ブツブツと黒い湿疹ができているのではなく、毛穴が黒くなっている、または黒く見えている状態です。
でも、皮膚の毛穴部分がなぜ黒くなるのか不思議に思いませんか?
角質ケアが不十分だったり、洗顔が不十分だったりすると、肌表面の角質層が乱れ、毛穴が皮脂やうぶ毛などで塞がってきます。
この塞がった状態は角栓とも言われ、角栓が肌の上で汚れと合わさり、脂質が過酸化脂質となると肌が酸化して、結果的に肌の黒ずみを引き起こします。
また、毛穴が広がり過ぎて毛穴に影ができて黒く見える場合と、毛穴が色素沈着により黒く見える場合もあります。
メカニズムが分かったところで、毛穴の黒ずみを増やしてしまう日頃のNG行動を確認しておきましょう。
黒ずみの主な原因は、皮脂の過剰分泌と肌のお手入れ不足です。
☑︎ホルモン分泌の乱れ
☑︎ストレス
☑︎ビタミン不足
☑︎油っぽい食事が多い
☑︎スナック菓子・甘いお菓子の食べ過ぎ
☑︎洗顔が不十分
☑︎洗浄力が強すぎて皮脂を落としすぎている
☑︎メイク落としが不十分
☑︎保湿が不十分
以上のような原因が考えられます。
汚れが溜まった肌は、黒ずみを起こしやすくなります。
もし当てはまる行動があるようであれば、見直していくことが黒ずみ対策の第一歩です。
黒ずみができやすいからといって、ゴシゴシと洗いすぎるのは肌にとって負担になります。
黒ずみを落として詰まりにくくさせるには、正しい洗顔方法をマスターすることが大切です。
基本的に、洗顔は1日朝夜の2回で十分です。
毛穴が気になるからといって洗いすぎると、足りない皮脂を補おうとして余計に皮脂が分泌されてしまいます。
まず自分の洗顔方法が間違っていないかチェックしてから、次の通り正しい洗顔を心がけましょう。
☑︎毛穴が気になる部分を指でゴシゴシとこすっている
☑︎泡だてが面倒なので直接洗顔料をつけて洗っている
☑︎良く洗った方がいいと思って時間をかけて洗っている
☑︎皮脂をとるために熱めのお湯を使っている
☑︎良く拭き取るためタオルでゴシゴシと拭いている
以上のような洗い方をしている場合は、肌にダメージを与えている可能性が大です。
むしろ皮脂の分泌を増やしたり、角質層を乱すことで黒ずみの原因を作っているかもしれません。
ただちに方法を見直すことが必要です。
以上の順で、肌を優しく洗うことが毛穴対策の第一歩です。
どんなに丁寧な毛穴ケアを行なったとしても、洗顔方法が間違っていると効果も半減します。
まずは正しい洗い方を身につけましょう。
正しい洗顔は毛穴対策のベースとなりますが、それだけでは黒ずみを落とすことは正直難しいです。
簡単には取れないしつこい黒ずみを取るには、毛穴に対する集中ケアを取り入れましょう。
次にいくつかの毛穴集中ケアの方法をご紹介します。
専用の毛穴ブラシを使うことで、より細かな部分の黒ずみを掃除することができます。
蒸しコットンや蒸しタオルで、毛穴を十分に開いてから行うことがポイントです。
この方法は、しっかりとオイルを最後に乳化させることがポイントです。
油と水を混ざり合わせることを乳化といいますが、この工程を抜くと汚れがしっかり落ちなくなります。
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SNSで話題になった黒ずみ除去方法で、材料も少なく簡単にできます。
使用するオイルは、オリーブオイル、アルガンオイル、ホホバオイル、ベビーオイルなど肌に使えるものなら何でも大丈夫です。
ただし、刺激を起こさないよう無添加のタイプを選ぶようにしましょう。
洗顔やオイルを使った方法でも取りきれない黒ずみは、毛穴の色素沈着が考えられます。
色素沈着してしまった毛穴のことを「メラニン毛穴」とも呼ぶこともあります。
メラニン毛穴になってしまった場合は、ピーリングや紫外線対策、美白化粧品などを使ったケアが有効です。
毛穴にメラニンが蓄積してしまうのは、肌のターンオーバーが上手く行っていないためと考えられます。
そのため、ピーリングやメラニンを薄くする効果のあるレチノール、ハイドロキノンなどの美白成分を取り入れましょう。
※合わせて読みたい: ピーリングが必要な理由とは?正しいピーリングのやり方とおすすめアイテムをご紹介
そして、もう一つ考えられるのが、うぶ毛が絡まったような状態になっているケースです。
毛穴がターンオーバーにより抜け落ち、毛穴に溜まっていき汚れを吸着して黒くなって見えるのです。
さらに、毛穴が開くと毛穴の影が黒く見える原因になることもあります。
いずれにせよ、根本的な解決にはうぶ毛の処理とこまめな角質ケアが有効です。
「手持ちの洗顔料やスキンケアでは毛穴の黒ずみを撃退できない」という人は、専用アイテムを活用することをおすすめします。
毛穴の黒ずみに対して特化したアイテムを使えば、もっと簡単に効果的に毛穴の集中ケアができます。
ここでは、おすすめの厳選アイテムを洗顔から毛穴対策グッズまで幅広くご紹介します。
黒ずみ、いちご鼻に悩む方に人気の自然派な洗顔ミルクです。
ソメイヨシノ葉エキス、ゆずセラミド+コメ胚芽油が整肌成分エキスとして使用されています。
天然香料100%で、良いゆずの香りに包まれながら洗顔タイムを楽しめる商品です。
パラベン(防腐剤)、鉱物油、紫外線吸収剤、タール系色素、合成香料不使用なので肌に優しい処方になっています。
価格:1,296円(税込)
内容量:60ml
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「マリンシルト」と「ベントナイト」の吸着力に優れた2つの力でしつこい汚れをしっかり吸着します。
濃厚なもっちりとした泡で肌への負担も少なく洗顔できることが人気の理由です。
豆乳発酵液、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分が入っているので、洗い上がりはしっとりします。
無香料・無着色・無鉱物油で低刺激な処方も嬉しい商品です。
価格:2,678円(税別)/ 1,498円(Amazon)
内容量:110g
※合わせて読みたい: どろあわわとシリーズの魅力を徹底解説!毛穴や肌のキメに悩んでいる方におすすめの洗顔料
トランシーノは、製薬会社が作った美白コスメのブランドです。
この洗顔料はグリチルリチン酸という抗炎症、肌あれ予防成分を含む医薬部外品になります。
ビタミンCを配合し、毛穴を洗浄するだけではなく美白しながら毛穴をお掃除できる商品です。
泡立ちも良く、すぐに泡がへたらないので肌をやさしく洗いあげることができます。
価格:1,940円(税込)
内容量:100g
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石鹸ベースの洗顔料では、しつこい汚れを落としきれないことがあります。
オイルクレンジングは油の洗浄力でしっかりと汚れを落としたい時に頼りになる存在です。
このAHAのオイルクレンジングは100%植物性洗浄成分使用で、無着色、アルコールフリー。
濡れた手でも使えるので、お風呂場でも使える便利なアイテムです。
価格:658円(税込)
内容量:145ml
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小鼻周りのケアを行うときに1本あると便利なのが、小鼻専用のブラシです。
洗顔フォームを使って汚れをかき出す時にも、ブラシがあるのと無いのでは結果には雲泥の差があります。
この専用ブラシは天然の馬毛を100%使用しているので、肌を優しく撫でるようにしながら小鼻ケアができます。
引きこもった角栓やざらつきを、綺麗にお掃除してくれるアイテムです。
価格:1,015円(税込)
ピーリングというと、皮膚科で専門的に受けなければ難しい方法と思われがちですが、実はセルフでも可能です。
このピーリング液にはフルーツ酸のAHA、発酵AHA、セラミドが配合されています。
毛穴汚れ、くすみをしっかり取り除く処方で、ふきとり化粧水のように簡単に使うことができます。
無香料、無着色、無鉱物油、パラベン・アルコール・石油系界面活性剤フリーで安心です。
価格:1,620円(税込)
内容量:120ml
※合わせて読みたい: 【医師監修】ピーリングが必要な理由とは?正しいピーリングのやり方とおすすめアイテムをご紹介
毛穴の黒ずみはできやすい人もいれば、ほとんど気にならないという人もいます。
このような個人差は体質によるところもありますが、毎日の生活習慣が関わっていることも多いです。
過剰な皮脂分泌を抑えて黒ずみを防ぐために、次の習慣を取り入れていきましょう。
脂っこい食べ物、甘いおやつなどは、皮脂の過剰な分泌を促す大きな原因です。
特に揚げ物、スナック菓子、トランス脂肪酸を含む食品は、皮脂の酸化や分泌の原因となります。
心当たりがある場合は、控えめにするようにしましょう。
ただし、脂質は体を構成する成分として欠かせない栄養素でもあります。
完全にカットするのではなく、良質な脂質を摂ることは肌状態の改善に役立ちます。
亜麻仁油や青魚などに含まれるオメガ3系脂肪酸、オリーブ油を取り入れましょう。
和食を選ぶようにすると脂質を抑えやすいのでおすすめです。
脂質を摂取したらそのまま全てが吸収されるわけではなく、体内でエネルギー源として分解されます。
その分解する時に必要な栄養素がビタミンB2とB6です。
脂質の分泌を整える役目があるので、不足しないように摂取していきましょう。
ビタミンB2・・・レバー、乳製品、納豆、アーモンド、海苔 など
ビタミンB6・・・鮭、マグロ赤身、バナナ、かつお など
皮脂の酸化、毛穴汚れ、色素沈着を防ぐには、とにかく毎日のケアが物を言います。
洗顔はその中でも最も大事なステップであり、タイミングも大事です。
帰ってきたらメイクオフせずに寝てしまうなんてのはもってのほかで、すぐに洗顔することを忘れずにしてください。
洗顔後はしっかりと化粧水、乳液、クリームなどで毛穴も引き締めて保湿をして仕上げることも大事です。
なお、黒ずみのスペシャルケアは毎日行う必要はありません。
ついつい気になって毎日のように集中ケアを行なってしまう人がいますが、肌への負担が大きくなります。
やりすぎると逆効果にもなりかねないので、週1回、月に2〜3回程度を目安に定期的に行うことをおすすめします。
毛穴の黒ずみ対策について紹介してきました。
どんなにメイクアップしても、毛穴の黒ずみが見えたら残念な印象を与えてしまいます。
毎日丁寧に行うことが大事で、気になるからといってやりすぎは禁物なのが黒ずみ対策のポイントです。
しっかりと毎日のケアと、定期的なスペシャルケアを組み合わせて黒ずみ対策していきましょう!
執筆・監修:薬剤師 笹尾 真波(ささお まなみ)
大学院卒業後、某内資系製薬企業にて市販薬の企画開発・マーケティングなどに携わる。
その後、都内大型門前病院前のドラッグ併設調剤薬局にて、調剤業務および市販薬のバイヤー・在庫管理・販売にも携わる。
その他、サプリメント・ハーブやオーガニックコスメ販売にも従事する。
また、外資系製薬企業にてDI業務、学術情報部門にて糖尿病や免疫関連の学術情報の検索および情報提供にあたる。
現在は非常勤薬剤師として調剤薬局で勤務する傍ら、正しい薬の使い方や医療情報、美容関係の情報提供に務める。
最終更新日 : 2021/04/03
公開日 : 2019/04/18