Top > メイク・コスメ > コスメブランド/メーカー
本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
【引き締めて保湿する】イオナ スキンロ-ション ブリリアント
【イオナの乳液】イオナ トリートメント エマルジョン ブリリアント
【人気の保湿クリーム】イオナ イオン クリーム ブリリアント
イオナという名前は聞いたことはあっても、実際どんなブランドか知らない方が多いのではないでしょうか。
「CMの記憶はあるけど、今でもあるの?」と思われる方もいるかもしれません。
まずはじめに、イオナのブランド概要を簡単にご紹介します。
イオナが生まれたのは、なんと1972年!
昭和40年代という、女性たちの社会進出が活発になり、ファッションや美への関心が一気に高まった時代です。
かつてよく目にすることがあった、あの横顔の女性の独特なCMを覚えている方も多いかもしれません。
「横顔のバーバラ」を使ったCMはとても強く印象に残るものでした。
当時のコスメといえば、とにかく効果が強いことを求める傾向があり、多くの女性が見た目の良さ、即効性を優先していました。
でも、イオナが目をつけたのは「わたしらしさ」「わたしは美しい」といった、自分らしさを追求するためのスキンケア。
非常にシンプルなコンセプトが逆に当時は新しかったのです。
約50年近く経った今でも、時代を支える女性たちのロングセラー商品となっています。
今でこそシンプルケアが当たり前ですが、どこよりも先に着目したのはイオナ。
即効性を求めて一時的に外側から与えるだけのスキンケアではなく、肌本来のチカラを引き出すことを目指しました。
イオナがそこで注目したのが、地球太古の恵である「イオン」のパワー。
ブランド名の「IONA(イオナ)」も、この「ION(イオン)」が由来です。
イオナのシンプルスキンケアは「洗う」「潤す」「守る」の3ステップだけ。
非常にシンプルですが、コアとなる部分は一切妥協していないので、確かな効果を実感できるのです。
現在は製薬会社の傘下に入りましたが、スキンケアへの強い信念をいまでも貫き続けています。
シンプルケアといっても、その考え方はブランドによってさまざま。
イオナのシンプルスキンケアには、どんなこだわりが詰まっているのでしょうか。
ホメオスタシス(生物恒常性)という言葉を初めて聞いた方も多いかもしれません。
ホメオスタシスとは、人間が一定状態を自然と保とうとするシステムのこと。
例えば、体温を36度付近に保っているのも、ホメオスタシスのおかげです。
イオナでは、肌本来が持っている「ホメオスタシス」に注目しました。
肌はそもそも清潔で保湿力があることが基本、生まれ変わる代謝力とバリア能力が備わっています。
この状態が崩れると、さまざまな肌トラブルを起こすのです。
肌を美しく保つためには、外から美容成分を与えるだけではなく、本来のチカラを引き出すことが大事です。
イオナはヒトに備わった「ホメオスタシス」を正常に機能させるためのコスメを開発しています。
イオナが肌本来の持つチカラを最大限に引き出すために、欠かせない存在と考えているのが「ミネラルイオン」。
イオンとは、電荷を帯びた原子、分子のことです。
地球上の生命は、イオン豊富な母なる海の中で誕生しました。
それは現代でも変わらず、生まれる前の私たちは母親の羊水のイオンに囲まれて育ちます。
ミネラルイオンとは、ミネラルがイオン化したものです。
例えば「ナトリウムイオン」「カリウムイオン」などミネラルはイオン化した状態で水中に存在しています。
肌の生まれ変わりだけでなく、血液中、細胞内などあらゆる場所にミネラルイオンは欠かせない存在です。
実は血液中、細胞内、神経組織などでも、これらのミネラルイオンが適切なバランスを保って存在しています。
では、肌ではイオンはどんなはたらきをしているのでしょうか。
イオンの働きは「肌本来のはたらきを保つ」「NMF(天然保湿因子)として働き、肌を潤す」「肌にハリを与える」の3つです。
肌自身のはたらきを保つことで、健康で透明感のある肌をキープします。
NMF(天然保湿因子)は角層内の隙間を埋めるバリア機能に関わる存在。
マグネシウムイオン、カルシウムイオンなどのNMF成分をイオナのコスメでは補うことができます。
また、ミネラルイオンは細胞の浸透圧にも関係するので、ふっくらとした自然なハリのある肌へと導きます。
さらに、イオナが注目した素材が「コンドロイチン」です。
コンドロイチンというと膝関節などのサプリとして知られていますが、実は肌にとっても大事な存在なのです。
肌は角層を含む表皮、基底膜、真皮という順番で成り立っています。
実は表皮を下から支えているコラーゲン繊維を内側で支えているのが、コンドロイチンなのです。
コンドロイチン硫酸は、生体内ではタンパク質と結合して、水分子を構造間に引き寄せて高い保水作用を発揮します。
残念ながら30代以降はコンドロイチンが年齢とともに減少していきます。
肌のハリが足りない…という場合には、コラーゲンを裏で支えているコンドロイチンこそ補給しなければならない成分なのです。
さまざまな製品の安全性が注目されていますが、イオナでは国内自社工場で厳密な管理のもと製造されています。
原料や資材、製造設備、製造環境、出荷に至る全プロセスに関して化粧品GMP(Good Manufacturing Practice)を遵守。
また、厳しい自社ルールを作って、管理・製造されていることも評価できます。
独自の研究開発においても、安全第一に考えており一切の妥協をしていません。
製薬会社が販売するコスメだけに、信頼度の高い製品開発をされていると感じます。
では、イオナのコスメはどこで購入できるのでしょうか。
イオナは全国のドラッグストアや、薬局・薬店をはじめ、百貨店、化粧品店、美容室、量販店で販売されています。
店舗がお近くにない場合は、公式のゼリアオンライン通販センターというオンラインショップが便利です。
もちろん、Amazonや楽天市場でも販売しているので、気軽に購入することができます。
イオナでは、ベーシックなラインから、加齢が気になる方のためのエイジング系、プロ向けまで揃います。
そのため、年齢やスキンケアのお悩みを問わず、幅広くお使いいただけるブランドです。
特に肌の衰えを感じ始める30代以降の女性にこそお使いいただきたいと思います。
即効性のある成分を与えるだけではなく、本当に必要なものだけを与えて、肌本来の底力を呼び覚ます。
イオナが目指すコンセプトは、あれこれと選択肢が増えすぎた現代人にこそ必要なものかもしれません。
ぜひ、イオナの商品紹介も参考に、ご自身にあったアイテムを探してみてくださいね。
イオナにはベーシックに買える「イオナ」と「イオナ salon limited」の2つのラインがあります。
今回は手に入りやすい「イオナ」のスキンケア商品を中心に紹介していきます。
イオナのクレンジングはジェルタイプを採用し、肌への密着力に優れていることが特徴です。
ジェルというとさっぱりしたイメージですが、ヒマワリ由来のオイルが含まれているので毛穴の内側まですっきりオフしてくれます。
落ちにくいメイク汚れだけでなく、メラニンを含む角質まで落とせるので、毎日のくすみケアにも。
ジェルクレンギングはすすぎ残しが少なく、肌への負担が少ないことがメリットです。
また、肌荒れを防ぐポリクオタニウム-51(保湿成分)配合で、洗い上がりもしっとり。
ジェルタイプは手が濡れると扱いにくくなるイメージですが、イオナのジェルは濡れた手でもOKなのでバスルームでも使えます。
スキンケアの基盤になるクレンジングから変えてみると、肌変化を実感しやすいですよ。
※合わせて読みたい: クレンジングジェルのおすすめ8選!ニキビ・毛穴汚れに効果的なアイテムや敏感肌用・プチプラアイテムまとめ
イオナの洗顔には洗顔フォームタイプもありますが、肌へのやさしさを考えると石鹸タイプの方が断然おすすめ。
メラニンを含む古い角質、黒ずみのもとになる皮脂や酸化汚れをオフして、くすみのない肌へと仕上げていきます。
また、素材自体にもこだわりが詰まっていて、富士山麓の天然水と植物成分で作られているという自然派石鹸。
天然エッセンシャルオイルがほのかに香って、リフレッシュ効果を高めてくれます。
さらに、防腐剤フリー、鉱物油フリー、無香料なので、敏感肌にも使いやすいタイプです。
使い方は非常にシンプルで、手や洗顔ネットで泡だてて、洗い流すだけ。
簡単にモコモコと泡立つので、忙しい朝も、疲れて帰ってきた夜にも、負担なくお使いいただけますよ。
価格:1,540円(税込)
内容量:90g
イオナの化粧水は、こちらのブリリアントとスキンロ-ション B.I.(R) の2種類があります。
ブリリアントローションの方が非常にシンプルな組成で、ベーシックなタイプ。
肌に必要な潤いを与え、すっきりみずみずしく整えるという化粧品としての基本的な役目を発揮します。
エタノール配合なので、毛穴を引き締める効果も。
脂性肌の方には良いのですが、乾燥肌や刺激に弱い方には少しサッパリ感があるかもしれません。
グリセリンがしっかり目に入っているため、エタノール配合でも乾燥しづらい処方にはなっています。
さらに、無鉱物油、無香料、無着色という点では、肌への負担はかなり軽減されていると言って良いでしょう。
価格:3,190円(税込)
内容量:120mL
※合わせて読みたい: おすすめの化粧水15選!保湿・プチプラ・美白などの条件別に化粧水をご紹介
イオナの乳液はこちらのトリートメントエマルジョンブリリアントの1種類になります。
イオン、ヒアルロン酸Na(保湿成分)、4つの植物成分を配合し、化粧水後の肌に潤いを浸透させます。
角層のすみずみまでイオンや保湿成分が浸透して、クリアな肌へと導いてくれる1本です。
イオナが得意とする角質・くすみにもアプローチして、内側から自然なトーンアップをもたらします。
アルコールフリー、無鉱物油、無香料、無着色なので、肌質問わず使いやすいタイプです。
また、カンゾウエキスなど抗炎症作用のある成分も入っているので、日焼け後の肌のスキンケアにもなりますよ。
価格:4,400円(税込)
内容量:100mL
※合わせて読みたい: 【薬剤師が解説】乳液の選び方と効果的な使い方とは?おすすめの乳液も紹介
イオナの保湿クリームには3種類のラインナップがありますが、特に人気が高いのが「ブリリアント」のタイプ。
しっかり潤いを与える水溶性クリームで、イオナのクリームでは2段階目にリッチなタイプになります。
水分をたっぷり含むイオンクリームが角層のすみずみまで浸透し、潤いを長時間キープします。
スクワラン(エモリエント成分)とレシチン(保湿成分)という天然由来の高保湿成分が、水分蒸発を防いでくれる効果を発揮。
加水分解卵殻膜が肌に自然なハリを与え、ヨクイニンエキスがキメを整えて、メラニン生成を抑え込む成分も配合されています。
アルコールフリー、無鉱物油、無着色でなので、敏感肌の方にも使いやすい組成なのも嬉しいですね。
価格:5,335円(税込)
内容量:54g
美容院・美容サロン等のプロ向けに開発された「サロンリミテッドシリーズ」。
実は美容サロンだけではなく、アマゾンなどネット上でも購入できるのです。
代表的な商品がこちらの「パーフェクトジェル」で、1品5役をまかなうオールインワンタイプです。
朝も夜も洗顔後はこれ1本で完了してしまうという、忙しい方の強い味方です。
グリセリン、イオン、水溶性コラーゲン、ヒアルロン酸、ローヤルゼリーエキスなど、肌を潤して整える美容成分がふんだんに入っています。
乾燥小じわが気になっている方におすすめのアイテムです。
疲れて帰ってきた日など、十分にお肌のケアができないときこそ「持っててよかった!」と思えるはず。
価格:3,300円(税込)
内容量:50g
※合わせて読みたい: オールインワンジェルのおすすめ7選!選び方や種類もまとめて紹介
今回はロングセラーブランドである「イオナ」をご紹介しました。
イオナはシンプルながらも、考え抜かれたスキンケア発想のもと開発されているブランドです。
肌本来が持っている「ホメオスタシス」と生命の源でもある「ミネラルイオン」がブランドの根幹となっています。
歴史あるブランドなのに、現代の女性にとっても心強い味方になってくれるはず。
今まで使ったことが無かったという方も、ぜひ参考にお気に入りのアイテムを見つけてみてくださいね。
執筆・監修:薬剤師 笹尾 真波(ささお まなみ)
大学院卒業後、某内資系製薬企業にて市販薬の企画開発・マーケティングなどに携わる。
その後、都内大型門前病院前のドラッグ併設調剤薬局にて、調剤業務および市販薬のバイヤー・在庫管理・販売にも携わる。
その他、サプリメント・ハーブやオーガニックコスメ販売にも従事する。
また、外資系製薬企業にてDI業務、学術情報部門にて糖尿病や免疫関連の学術情報の検索および情報提供にあたる。
現在は非常勤薬剤師として調剤薬局で勤務する傍ら、正しい薬の使い方や医療情報、美容関係の情報提供に務める。
公開日 : 2020/08/17