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DMC Hoooked Zpagetti フックドゥ ズパゲッティ 超極太
DMC Hoooked フックドゥ RIBBONXL 軽量超極太
DMC Hoooked フックドゥ RIBBONXL 軽量超極太 #802
ズパゲッティとは、Hoooked Zpagetti(フックドゥ・ズパゲッティ)が正式名称で、オランダの女性実業家であるヘイシュ・モシース氏が開発したものです。
Tシャツなどのアパレル製品の製作工程の中で出てくる、廃棄素材が沢山あることを知ったモシース氏が、それを利用できないかと考え、アップサイクル(元の形を変えずにリサイクルしたもの)して出来た糸です。
最近は、人気のTシャツヤーンとしてハンドメイドされているブランドのひとつです。
アップサイクル品のため、同じ色であっても風合いや質感が異なっていたり、1点モノになるものもあります。
お気に入りの柄を見つけたら、即買わないと手に入れることが出来なくなることもあるほど。
品薄の場合もありますが、世界でひとつの物を作るハンドメイドが流行っているため、時代に沿った素材のひとつなのかもしれません。
ズパゲッティと言うネーミングは、「スパゲッティを茹でる様に簡単で早く作れる」と言うことから生まれた造語です。
ズバゲッティは棒針、かぎ針どちらも使いますが、比較的にかぎ針を使うことが多いです。
ズパゲッティの特徴は、毛糸と言うよりは平たくリボンの様な形状なので、ざくざくと短時間で編めるのも魅力。
Tシャツを利用していてコットンが主な素材ということもあり、柔らかくて肌触りも良く、伸縮性もあります。
ズパゲッティにも種類がありますが、基本の「Hoooked Zpagetti」は予想よりも重たいです。
1玉が約120mありますが、約850g程もあるんです。
実際手に取るとずっしりとしています。
そのため、特にカゴを作るにはしっかり仕上がるためおすすめです。
ここでは、ズパゲッティの糸の種類を紹介していきます。
こちらのズパゲッティは標準の糸で、リサイクルコットンが約90%、その他のリサイクル繊維が約10%の素材になっています。
大物のマットやカゴなどを編むのにおすすめです。
かぎ針は12mmが目安。
色むらもあり、穴が開いていたり継ぎ目もありますが、そういう所がナチュラルで1点モノを作るにはもってこいです。
無地の物や柄の物があるため、用途によって使い分けましょう。
価格:1,728円(税込)
糸長:約120m
かぎ針目安:10~12mm
リボンXLは、ズパゲッティよりも軽量化された糸で、同じ120mでも重さが250gと軽くなっています。
リサイクルコットンが約80%、その他のリサイクル繊維が約20%です。
色別に分けて紡ぎ直しているものなので、色むらがありません。
軽いため、持ち運びをするようなポーチやハンドバッグを作るのにおすすめです。
価格:1,521円(税込)
糸長:約120m
重さ:約250g
かぎ針目安:10~12mm
こちらは、リボンXLシリーズのラメ入りの糸です。
ラメが入っている分、ゴージャスな仕上がりになるため、パーティバッグを作るのにおすすめです。
価格:1,803円(税込)
全長:120m
重さ:250g
かぎ針目安:10~12mm
ズパゲッティの小物を編む場合、棒針よりは「かぎ針」が良いです。
一般的な編み物よりは太い、ジャンボかぎ針・棒針と言われている物を使用します。
太さの目安は10~12mmで、糸に合わせて変えるようにしてください。
本記事では、かぎ針編みを中心に解説していきます。
竹で出来ているかぎ針です。
竹の方が滑りにくいとされていますが、プラスティック製でも構いません。
作品や糸の種類で太さも変えていきます。
価格:734円(税込)
サイズ展開:7,8,10,12,15mm
「いざ、編んでみよう!」と思っても、図案を見てもさっぱり分からないという方もいるのではないでしょうか。
本記事では、初心者の方でも作れるように、最低限のかぎ針の編み方で作品を作っていけるよう解説します。
まずは、上記の様に輪を作って結びます。
左手の人差し指と小指に糸を掛けて、右にある糸の端を親指と中指で持ちます。
結んだ輪の中に針先を入れて、下から糸を引っ掛けます。
針の持ち方は、基本のかぎ針は鉛筆のように持ちますが、ズパゲッティの糸は太くて編みにくいので、上記の様に持つと編みやすいです。
輪の中を通して手前に引っ張ります。
これで、くさり編みの1目が出来ました。
前の段の目に針を入れます。
この前の段(白い糸)は、くさり編みをしています。
糸を針先に引っ掛けて、手前に引き抜きます。
針も糸も太いので、入れにくいかもしれません。
針にある2目を、一度に引き出していきます。
これで、こま編みが1目出来ました。
長編みは、こま編みをする前の状態で針に糸を掛けます。
こま編みをするように、手前に糸を引き出します。
針に3つ輪が出来ます。
右の2つの輪に糸を通し、手前に引き出します。
そして、残りの2つの輪も同様に引き出します。
これで、長編みが1目出来ました。
中心から編んでいき、円形の物を作る時に最初に編むのが、円形の作り目です。
左の指で、このように糸を2周巻き付け、輪を作ります。
まず、立ち上がりを編みます。
輪の中に針を入れ「立ち上がり」と呼ばれる、くさり編みをします。
1段目は、輪の中に針を入れながら、こま編みを編んでいきます。
必要な目数を編んでいきますが、こちらのリボンXLの場合は、6目続けて編んでいきます。
編み終えたら、左に持っている糸端をゆっくりと引っ張り円にします。
この様な円になります。
編み終わりは「引き抜き編み」をしていきます。
編み初めのこま編みの部分に針を入れ、糸を引っ掛けて針の輪を一度に引き抜きます。
これで、作り目の完成です。
ここでは、編み方を参考にしながら作品の作り方を解説します。
リボンXLと10mmのかぎ針を使って、小物入れを編んでいきます。
お菓子や文房具など、ちょっとした物を入れるのにちょうど良いアイテムです。
しっかりした大きめのカゴなどは、太いズパゲッティで編むとしっかりした仕上がりになりますよ。
まず、底の部分を編みます。
円形の作り目を(6目)編んでいき、引き抜き編みをしたら、2段目の立ち上げのくさり編みを1目編み、前の段の目にこま編み、くさり編みを順番に1目づつ編んでいきます。
3段目も同じように編んでいきます。
作り目を入れて4段編み終えたら、側面を編んでいきます。
立ち上がりのくさり編みを1目作り、ここからはこま編みのみで1周編んで、引き抜き編みをして、次の段も同じ様にこま編みをぐるぐると左回りに編んでいきます。
側面を7段編み、編み終わりに引き抜き編みをします。
最後の段は、アクセントになる様に色を変えていきます。
途中の段でも、色を変えるとラインが入って雰囲気が変わるので、好みで変えてみてくださいね。
1段編んで、引き抜き編みをして糸を切ります。
糸の始末は、小物入れの内側の編んだ糸に入れ込んでおきましょう。
リボンXLのラメ入りを使って、フリンジ付きのクラッチバッグの編み方を解説していきます。
ラメ入りなので、パーティバッグとしてもおすすめです。
カラフルなリボンXLを使ってもおしゃれですよ。
こちらは、長財布とスマホが入るサイズ(約17×27㎝)にしています。
12mmのかぎ針で、まずは底の部分を作ります。
くさり編みを15目編み、2段目にこま編みを編んでいきます。
編み終えたら、左側面に1目こま編みをします。
側面の真ん中に針を入れて引き出します。
小物入れと同じようにぐるぐる編んでいくタイプの編み方なので、先程下になっていたくさり編みの編み終わりに、こま編みを編んでいきます。
反対の側面も1目こま編みをします。
底の部分は1段で完成です。
底の部分から続けて、側面を編んでいきます。
こま編みを好みの高さになるまで編んでいきます。
途中で、色を変えてもアクセントになりますよ。
側面を12段編んで、高さが約17㎝になりました。
バッグの部分は完成です。
次はフリンジを付けていきます。
バッグの高さや好みに合わせて、付けたいフリンジの長さの倍と、プラス2㎝程を切ります。
今回は、35㎝を16本用意します。
一番上のこま編みの部分に、この様に糸を通します。
そして、輪の中に糸端を通します。
糸を引っ張ると出来上がりです。
残りの15本も、同じ様に通していきましょう。
マグネットホックを中につけると蓋も閉まるので便利ですよ。
フリンジも段差を変えたり、2段にしてみたり、好みで付けてみてください。
ナスカンを付けた、くさり編みをストラップにすると、ハンドバックとしても活躍してくれます!
チェーンでもゴージャスになるのでおすすめです。
様々な場所で活躍しそうな、マットの編み方を解説します。
ズパゲッティを使い、12mmのかぎ針を使用します。
ポイントは、クラッチバックの底を編む様に真ん中から楕円を作って編んでいきます。
くさり編みを15目編みこま編みしていき、側面はクラッチバックと同様にこま編みを1目編み、続けて1周こま編みをしていきます。
クラッチバッグとの違いは、側面を作らず、平面に楕円を編んでいくので4つ角に目を増やしていきます。
この中心の黒の糸の場合、基本はこま編みを同じ穴に2目作ることで目を増やします。
3段編んでいきましょう。
色を白に変え、次は2段長編みをしていきます。
段々大きくなっていくと綺麗に楕円にならないので、4つ角と側面の真ん中辺りで、くさり編みを入れるか、長編みを同じ穴に2〜3目編んで目を増やします。
こちらのマットは、白の1段目はくさり編みを1目増やして、2段目からは長編みを増やしています。
ブルーホワイトの糸は、長編みを3段編んでいます。
最後に1段、真ん中と同じ黒でこま編みを編んで仕上げます。
作っている最中に、筆者の愛犬が占領することがありました。
肌触りが気持ちがいいようなので、ペット用のマットにも使えますね。
鉢植えや花瓶をぶら下げるディスプレイになる「プラントハンガー」は、手で結ぶだけでとても簡単です。
かぎ針も使わないため、子どもと一緒に作るのも楽しいですよ。
ズパゲッティでも、リボンXLでも構いませんが、ズパゲッティの場合はまとめて結ぶのが難しいかもしれません。
サイズにもよりますが、仕上がりが全長50㎝の物を解説します。
まず、160cmを4本切ります。
糸を引っ張って切ると長さが変わってしまうので、平坦な床やテーブルの上に糸を置いて作業しましょう。
糸をまとめて、両糸端を合わせて真ん中で折り、止め結びをして引っ掛ける輪を作ります。
このように、フックに引っ掛けて作業をするとやりやすいです。
先程の止め結びから約25㎝下に、紐を隣同士で止め結びをしていきます。
4つ結び目が出来るので(上側)、この様に広げて両端は残しておいて、隣同士の糸を、約5㎝下で止め結びしていきます。
そして、残しておいた両端の糸同士を結んで円形を作ります。
全ての糸をまとめて、約5㎝下で止め結びをします。
ここが、鉢植えなどの底の部分になります。
少し結びにくいので注意して結んでくださいね。
糸端を揃えて切れば完成です。
慣れれば10分程度で作ることが出来ますよ!
この様に、マクラメ編みを入れて作ると更におしゃれなプラントハンガーになります。
結ぶだけの簡単な作品も、ズパゲッティで楽しむことが出来ますよ♪
今回は、ズパゲッティを使ったおすすめの作品や編み方を解説しました。
本記事を参考に、ズパゲッティを生活に取り入れてみませんか?
公開日 : 2019/06/13