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自分ではなかなか気付くことができない「体臭」。
体臭には様々な臭いのタイプがありますが、意外にも女性の8割が自身の体臭について悩んでいるそうです。
まずは体臭のタイプについて詳しくご紹介します。
頭皮・胸元・わき・首の後ろ・背中など、皮脂量が多い部分に現れやすい臭いです。
40代以降の更年期に発生しやすい臭いといわれています。
発酵した臭い、口の乾きによる臭い、ストレス・不眠が重なるとことでひどくなる臭いなどが挙げられます。
口の中のネバつきを感じる人、唇が荒れやすい人 、つい食べすぎてしまう人 、お腹にガスが溜まる人、胃痛や胸焼けが気になる人 、冷たい飲み物を好む人、イライラしやすい人は気を付けましょう。
朝起きた時に枕の臭いを嗅いでみましょう。
他には、乾いた髪にドライヤーの風を後ろから当てたり、頭皮を指で軽くこすり臭いがするか試したりする方法で、頭皮臭を確認することができます。
これらの方法で臭いと感じたら、頭皮に異常があるサインです。
ツンとした臭いを放つ「疲労臭」や、硫黄のような臭いを放つ「ストレス臭」が挙げられます。
自分の汗の臭いは慣れてしまうため、本人は自覚しにくい臭いです。
お風呂に入った後、嗅覚をリセットした状態でその日着ていた衣服を嗅いでチェックしましょう。
卵が腐ったような臭いの「硫黄臭」、香辛料のような臭いの「スパイシー臭」、カビくさい臭いの「脂肪酸臭」が挙げられます。
ツンとした臭いが特徴的です。
毎日同じ靴を履く人、通気性の悪い靴やストッキングなどを履いている人、角質が溜まっている人、靴下が清潔でない人に現れやすいといわれています。
靴を嗅いだ時にきつい臭いがする場合は、足臭が発生していると考えて良いでしょう。
デリケートゾーンは誰でも多少の臭いがあるものですが、酸っぱいような臭いと合わせ、かゆみや痛みがある、おりものが多い、清潔にしても臭いが強い人は要注意。
病気の可能性がある場合は、早めに病院を受診しましょう。
その他、「すそワキガ」と呼ばれる、ワキガ独特の臭いが外陰部から臭う症状に悩む方もいます。
これらの体臭は、なぜ生じてしまうのでしょうか。
体臭が発生する原因について解説します。
先述したように、体臭といっても発生する部位やタイプは様々です。
また、原因も異なってくるため、それに合った対策が必要となります。
まずは自分の体臭の原因を突き止めて、正しい汗のケアを行うことが大切です。
体臭の中でも、炎症や病気が原因で臭いを発生する場合があります。
ここでは、内臓の炎症や病気が考えられる臭いのタイプをご紹介します。
乱れた食生活や運動不足、過度の喫煙・飲酒、ストレスなどで胃腸が炎症を起こすことなどが口臭の原因となります。
胃腸の炎症がある場合は、卵の腐ったような口臭が発生します。
他にも、虫歯や歯周病といった口腔内の疾患が口臭の原因の可能性もありますので、気になったらすぐに病院を受診しましょう。
主に疲労臭とストレス臭の2つがあります。
疲労臭は主に肝臓や腎臓などの機能低下が原因で、うまくアンモニアが分解できず、汗に混じって臭いが発生している状態です。
生活習慣病になりかねないので対策が必要です。
ストレス臭は、ストレスや睡眠不足などが原因です。
細菌の繁殖は、特に頭皮・脇・デリケートゾーン・足で起こりやすいといわれています。
以下に、部位別の臭いの原因をご紹介します。
過剰に分泌された皮脂やフケを餌にして細菌が繁殖することが原因です。
誤ったシャンプー方法や油っぽい食べ物の摂りすぎ、睡眠不足は、皮脂の分泌量の増加や血行不良を招き、頭皮臭に繋がります。
ワキや外陰部には汗を分泌する汗腺の1つ「アポクリン汗腺」の数が多いことが主な原因ですが、細菌の繁殖も関係します。
アポクリン汗腺から分泌される汗には脂肪酸が含まれるため、これが皮膚の細菌により分解され悪臭を放つといわれています。
そのため、対策としては臭いのもととなる細菌の繁殖を抑えることが大切です。
また、デリケートゾーンのおりものなどの臭いが気になる場合は、刺激物の多い食生活や、水分摂取量が少ないことも原因として挙げられます。
清潔にしても臭う場合は、炎症や性感染症の可能性もあるため、病院の受診をおすすめします。
汗腺の多い足と蒸れやすい靴の中は、細菌が繁殖しやすい絶好の環境です。
繁殖した細菌はアカやホコリ、皮脂などを分解することで、足の臭いのもとであるイソ吉草酸を発生させます。
細菌の繁殖の他に、水虫などの病気の可能性もありますので、皮膚に異常があれば病院を受診しましょう。
加齢臭は、加齢に伴い「ノネナール」という、におい物質が多く生成されることが原因です。
ノネナールは、肌に付きやすく水に溶けにくいという性質を持っています。
また、活性酸素を抑え、汗や皮脂を調整する役割を担っている「女性ホルモン」の減少も体臭の原因となるといわれています。
最後に、体臭対策に共通する解決法をご紹介します。
日頃から以下のポイントを意識するだけでも、ニオイの発生を抑えられるでしょう。
毎日入浴し、肌を清潔に保ちましょう。
皮膚の表面を傷つけないように、やさしくたっぷりの泡で洗うようにしてください。
髪を洗うときは、リンスを頭皮にまでつけないようにしましょう。
適度に洗い流し、しっかり乾かすようにすることが大切です。
汗が細菌によって分解され臭いを発生するまでに1〜2時間ほどかかります。
こまめに汗を拭きとり体臭を予防しましょう。
運動後や夏場など汗が衣類に染み込んだ後でも、汗が細菌により分解される前に着替えれば臭いを抑えることができます。
下着を交換するだけでも臭い抑制の効果はありますので、鞄に予備として入れておくと良いでしょう。
脂っこい食べ物や動物性タンパク質のとりすぎは体臭に繋がります。
バランスの良い食事を意識して、食物繊維や発酵食品、ビタミンC・E、ポリフェノールなどを積極的に摂りましょう。
食生活を見直して腸内環境を整えることで、気になる体臭の解決が目指せます。
漢方薬は「多汗」「口の臭い」「血行不良」「皮脂量の増加」「ホルモンバランスの乱れ」など、様々な症状にも効果が認められています。
一時的な症状だけでなく、からだの内側からの根本改善を目的としているため、体臭に悩む方や、セルフケアでは効果を感じなかった方でも、体質から改善を目指せますよ。
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう) :汗をかきやすくむくみがちな方
水分代謝を改善し、体内の余分な水を排泄します。
また、からだの中から温めて胃腸の働きを改善し、消化機能を助ける働きもあります。
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
:イライラしやすくのぼせがちな方
体内に溜まった熱や炎症をしずめることで、口臭に働きかけます。
四逆散(しぎゃくさん) :緊張しやすくふさぎこみがちな方
気を巡らせてストレスを緩和することで、精神的緊張による汗を抑え、体臭に働きかけます。
漢方薬は、自分の状態や体質に上手く合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあるため、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに一度相談してみるのも良いでしょう。
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今回ご紹介したように、「体臭」といっても臭う部位や原因は様々です。
自分の臭いが気になると、誰かと接するのも億劫になってしまいます。
体臭の原因と対策を理解して、心地よい生活を手に入れましょう。
監修・執筆:薬剤師 杉岡 弥幸
北里大学で生薬学を学び、卒業後は大手漢方専門店にて漢方薬剤師として勤務。
現在は自身のダイエット経験や健康に関する知識を活かして、漢方や養生による体質改善方法をWeb等で発信している。
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最終更新日 : 2021/04/06
公開日 : 2021/04/04