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タックイン(tuck in)とは、英語で「押し込む」という意味を持つ言葉です。
「ウエストイン」とも呼ばれています。
ファッション面では、シャツやニットなどトップスの裾を、ボトムスの中にしまう着こなしのことを指します。
タックインをする最大のメリットは以下のような「スタイルアップ効果」です。
また、タックインすることでいつものコーデ幅がグッと広がることもあります。
定番かつ近年のトレンド着こなしでもあるため、お手持ちのトップスをより多くのコーデで活躍させることも可能です。
タックインは、トップスとボトムスのバランスを見ながら裾の出し方やしまい方を調整する必要があるため、「難しい…」と感じる方も多い着こなし方法でもあります。
ここからは、タックインする際にどんな方法できれいに着こなせるか、タックインの種類やコツをチェックしていきましょう。
フルタックインは、トップスの裾をフロントもバックも全て入れ込むタックイン方法。
ハイウエストボトムス など、腰の位置が高いボトムスとも合わせやすいですよ。
フルタックインとは違い、トップスのフロント部分のみタックインするフロントタックイン。
薄手のシャツや後ろが長くデザインされたトップスと特に合わせやすいのが特徴です。
フロント部分だけタックインすることで、フロントだけ短くなり上半身が軽く見えるように♪
フルタックインとは異なり、後ろだけタックインしないため、お尻をカバーしたい方にもおすすめのタックイン方法です。
タックイン後は、裾を軽くふんわりたゆませておくと良いでしょう。( スウェット やパーカーなどのやや厚手のもの、ボリュームのあるものは特に)
タックインした後にふんわりと裾をたゆませるのを「ブラウジング」と呼びます。
たゆませることで、ウエストとトップスのきになる境目をぼかすことができますよ♪
タックインのダサ見えの大半は、タックイン時にふんわりとブラウジングできていないことが原因。
ボトムスとのバランスを見ながら、タックイン後のトップス裾をほどほどにたゆませてみてくださいね。
次に、タックインコーデをマスターするためのコツをチェックしてみましょう。
タックインコーデを考える上で大事なのが、色のバランス。
例えば、よほどのファッション上級者でない限り、柄物に柄物を合わせると子供っぽく見えるなど、ダサ見えの原因になりかねません。
初めてタックインコーデを考える場合は、トップスとボトムスどちらか一つだけ柄物を使う、もしくは上下ともに無地にするなど柄や色のバランスを考慮してコーデを考えてみましょう。
スウェットなどの厚手のものだと、タックインした際にタックインした場所がボトムスに響いたり、ブラウジングしにくいなどタックインの難易度が上がりがち。
タックインコーデを考える際は、なるべく薄手のニットやシャツなどを活用してブラウジングやフロントタックインを考えてみると良いでしょう。
タックインコーデでスタイルアップするなら、トップスとボトムスの面積割合だとトップスが4割、残りがボトムスになるよう丈感を調整してみるのがおすすめ。
これなら足が短く見えたりすることもなく、自然にスタイルアップさせることができますよ♪
よりスタイルアップさせるなら、トップスはコンパクトにまとめてボトムスにワイドパンツやフレアスカート、マキシ丈のボトムスなどを合わせてみるのはいかがでしょうか。
シルエットにコントラストをつけることで、ウエストがより引き締まって見える効果も期待できます。
ここまで、タックインのコツやポイントなどを紹介しました。
ここからは、タックインコーデを楽しむのにぜひ持っておきたいおすすめのアイテムをピックアップします。
「結局どんなアイテムでコーデすれば良いかわからない…」とお悩みの方もぜひチェックしてみてください!
タックインコーデでは定番の薄手トップス。
こちらのようなカラーシャツや スキッパーシャツ 、薄手のニット、 カットソー などお好きなものを選んでください。
フロントタックインする場合は、裾がラウンドカットされたものやサイドスリット入りのものを選ぶのもおすすめ。
これで、より自然にフロント部分のみタックインすることができます。
ボリュームをもたせたいときにおすすめなのが、 オーバーサイズ トップスなど、ゆったりサイズのトップスもぜひ持っておきたいところ。
大きめトップスやゆったりめサイズのものを合わせる際は、ボトムスにコンパクトなものを用意しておくと着膨れして見えず安心です。
裾がラウンドカットされたものやサイドスリット入りのトップスだけでなく、バックのみ長くデザインされたトップスもおすすめです。
お尻が隠れるくらいのものなら、体型カバーにも役立ちますね。
トップスをタックインした際、コーデがなんだかシンプルになりすぎてしまった…ということもあるかと思います。
そんな時にぜひ使いたいのがウエスト部分に装飾が施されたものなど、ウエスト部分にアクセントが効いているボトムス。
これなら、フルタックインするほどさらにボトムスが引き立ちますよ。
先ほども少しご紹介した通り、ワイドパンツがあればフルタックインした際に特にきれいにシルエットを強調することができます。
こちらのように、コンパクトなトップスを合わせる際にも重宝しますね。
ボタンダウンのデニムなど、タックインすると引っ掛かりが感じられるボトムスもいくつかありますよね。
タックインのしやすさでボトムスを選ぶなら、断然ゴムウエストのボトムスがおすすめです。
ゴムウエストなら、好きな位置でボトムス位置を決めやすいのはもちろん、タックインの際もブラウジングしやすいですよ♪
タックインした時に羽織るなら、ショート丈のジャケットなども良いですが、あえて丈が長めのカーディガンなどロング丈の羽織りものを用意しておくのもおすすめ。
タックインで引き締まったシルエットにふわっと羽織るだけで、コントラストがあるコーデが出来上がります。
タックインした際にウエストにちょっとしたポイントが欲しい時や、タックインしたトップスがずれそうな時に役立つのがベルト♪
バックル部分にデザインがあるものなら、ほど良いアクセントとしても機能しますね。
「なんだかタックインコーデが不自然に見えるような…」と感じる場合は、サスペンダーを使ってみるのはいかがでしょうか。
サスペンダーを付けてみると、よりコンパクトで自然なコーデに仕上がりますよ。
サスペンダー付きのボトムスでタックインコーデを楽しむのも良いでしょう。
最後に、タックインで着こなしている素敵なコーディネートをご紹介します。
季節別にどんなコーデがあるのか見てみましょう♪
フレアデザインのワイドパンツに、春夏の定番ボーダートップスをタックインしたコーデ。
ハイウエストxタックインの組み合わせでさらにスタイルアップさせ、脚長効果を狙えます♪
足元は今季トレンドのシースルーサンダルで透明感を演出し、一味違うコーデに仕上げるのがおすすめです。
ドレッシーなボリュームトップスを使ったコーデは、こちらのようにデニムを合わせてカジュアルダウンさせるのが今風。
タックインすることで上半身のボリューム感がカバーされ、すっきりコーデが出来上がります♪
ベーシックで使い回しがきくボーダートップス。
ボーダー柄トップスにストレートなシルエットのスカートを合わせると、柄とシルエットがマッチして華奢に見えるコーデが出来上がります。
ややゆったりめのトップスなので、フロントタックインでふんわりと見せているのもポイントです。
ふんわりとしたプリーツフレアスカートは、夏のカジュアルコーデにもっとも合わせやすいボトムスの一つ。
このタイプの大半のスカートがゴムウエストなので、ハリ感のあるTシャツもタックインしやすいのが魅力です。
ふんわりとブラウジングしてパンプスで全体を引き締めれば、気取らないきれいめカジュアルコーデの出来上がり♪
オフィスカジュアルにも活用できそうなミニマルコーデ。
やや袖コンシャスなシャツなので、裾をタックインすることでより袖のアクセントが際立っていますね。
シャツと同じような落ち感のパンツを使うことで、より統一感のある着こなしになります。
ナチュラルコンシャスな昨今のトレンドにマッチした、自然を感じるデニムコーデ。
アーシーなカラーのトップスとワイドデニムはトレンドアイテムの一つですよね。
ユニークなデザインのトップスを投入することで、シンプルすぎないコーデに仕上がっています。
眩しい夏カラーをトップスに使いたくても「野暮ったくなりそう」「目立ちすぎないかな…」と感じている方はいらっしゃいませんか?
こちらのようにトップスをタックインすれば、コーデのほどよいアクセントとして機能させることが可能に。
ボトムスもハイウエストめのスカートを使えば、トップスとボトムスの比がちょうど4:6ほどになりますよ。
ベージュやブラウンなど、ナチュラルカラーのボトムスを選べば、トップスのアクセントカラーが悪目立ちしません。
夏のレイヤードコーデに使いたいシャツワンピ。
単体で爽やかにまとめるのも良いですが、インナーにタンクトップを合わせてボトムスにタックインして見るのはいかがでしょうか。
ボトムスのワイド感とトップスのミニマルさで、シンプルで好バランスなコーデが出来上がりますよ。
ワイドボトムスならリラックス感たっぷりのコーデに、スキニーやストレートなど細身シルエットのものを使えばよりコンパクトにまとまります。
ツヤ感のあるボリューム袖シャツとは真逆の素材感であるエコスエードのタイトスカートをミックスした、シルエットも質感もユニークな組み合わせのコーデ。
全く違う素材のアイテムを合わせることで、トップスとボトムス両方の良さが際立っています。
特にトップスはタックインすることで、より素材のふんわり感がアップして見えますね。
ワイドパンツとグランジ感あるロングカーディガンを合わせたワイルドなコーデ。
トップスはシンプルな白Tシャツをタックインすることで全体をコンパクトにまとめています。
全体の色味がほぼ2色で統一されているため、柄や素材の主張が強くてもすっきりとして見えるのもポイントです。
ボリューミーなニットは、タックインしようかどうしようか迷いがちなアイテム。
タックインしてコンパクトにまとめるなら、ゴムウエストのレギンスパンツや、ウエストにやや余裕があるスリムシルエットデニムを使ってみましょう。
厚手でボリューミーなニットトップスも、ウエスト周りに余裕があるボトムスなら苦しさを感じることなくタックインできますよ。
裾を少しだけタックインして、ふんわりとブラウジングするのをお忘れなく♪
また、ボリュームトップスを使う場合は、シューズなどの小物は装飾や柄がシンプルなものを合わせておくのがおすすめ。
シンプルな小物を合わせることで、よりボリュームニットトップスのボリューム感が際立ちます。
ボリュームシャツ×ボリュームパンツのコーデも、タックインさえできればこちらのようなこなれコーデを楽しむことができます♪
薄手のシャツを使ったコーデなら、ボトムスに少しだけクシュっとタックインして素材感を目立たせてみるのもアリ。
秋らしい厚手のボトムスを合わせているので、生地同士の質感や厚みのコントラストも楽しめる着こなしに仕上がっています。
存在感のあるロングスカートがメインアイテムとなったコーデ。
シワ加工のされたロングスカートは、使い方によっては重たく見えてしまうこともあります。
しかし、こちらは首元がすっきりとしたアシンメトリー薄手ニットを合わせているため、軽さも感じられる着こなしが出来上がっています。
ラフのタックインして抜け感をプラスすることで、普通のロングスカートコーデよりもさらに洗練された装いに。
ロングニットカーディガンを合わせたコーデも、合わせ方によっては全体が重く低く見えてしまいがちなコーデ。
しかし、こちらの場合は明るめのホワイトのトップスや小物を合わせることで重さが軽減され、今っぽいこっくりカラーコーデに仕上がっています。
ハイウエストめのスリムパンツにトップスをタックインしているだけでなく、ロングカーディガンの縦ラインで腰位置がより高く、脚も長く見えます♪
袖コンシャスなガーリートップスを使ったコーデ。
フレアスカートを合わせてとびきりガーリーにまとめるときには、モノトーンで合わせて程度に大人見せるのさせるのもおすすめです。
タックインすることで、袖のボリューム感と脚の長さがより引き立っています。
フロント部分にアクセントが加わったスカートを使ったコーデ。
トップスをタックインすれば、スカートのアクセントを存分に生かしたシンプルコーデが出来上がります。
フルタックインも良いですが、ふんわりデザインのトップスを合わせるなら、少しベルトに被るようにフロントタックインする方が今っぽさを楽しめますよ。
足元はスエードパンプスで綺麗めに見せるだけでなく、スムースレザーなど光沢が楽しめるきれいめ素材のブーツを合わせてクラシックなコーデを楽しむのもおすすめです。
難易度が高い、おしゃれになりにくいと思われがちな「タックイン」のコツや魅力、コーデのポイントなどを素敵なコーデとともに紹介してきました。
タックインにも複数種類があり、ウェアの厚みやデザインによって使い分けることでより洗練された着こなしが楽しめますよ。
この機会にタックイン方法をマスターして、コーデの幅をさらに広げてみてください。
最終更新日 : 2023/08/31
公開日 : 2020/10/28