本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
一昔前まで塗り絵は子どもの遊びとして認識されていましたが、10年ほど前に「大人の塗り絵」が話題になってから、今や幅広い年代の人が楽しむ趣味として人気があるアートとなりました。
一見、色を塗るだけの単純作業に思われますが、いざやってみるとその奥深さにハマる人が多いようです。
なぜ塗り絵がそんなに人気があるのか?その理由をお伝えします。
塗り絵に必要な道具は、近所のスーパーでも簡単に手に入る一般的なものがほとんどで、また他のアートと比べ揃える数も少ないため、非常に始めやすいのが特徴です。
始めるために準備をする期間が短く、費用もかなり安いことから多くの人に親しまれています。
また、子どもの頃に塗り絵で遊んだことがある人も多く、手順がわかりやすいのも始めやすさのポイントです。
さらには下絵を描く必要がないため、絵に自信がない人も手軽に始めることができます。
絵に自信がある人も、色で自分の世界観を表現できるため、他のアート同様に楽しめますよ!
既に下絵が完成しているので個性が出しづらいと思う方もいるかもしれませんが、色の選び方や濃淡など、塗り方一つで仕上がりが全く異なります。
自分が想い描いているイメージや、表現したい世界観などを存分に出すことができるのが塗り絵の魅力です。
例えば、バラの花の下絵があったとして、あなたはどんな色を想像しますか?
情熱的な赤、可憐な白、可愛らしい淡いピンク、もしくはミステリアスな紫など…
選ぶ色に正解はなく、表現方法は無限大!
思い思いの表現を楽しむことができるのです。
一生懸命色を塗っている間は集中している状態です。
日々のストレスやモヤモヤとした感情も、塗り絵の時間は忘れていることでしょう。
私達は普段、いろんな事を頭で考えながら生活しているため、知らない内にストレスが溜まっています。
塗り絵をすることでそういった雑念が消えるため、リラックス効果もあります。
ここでは、塗り絵に必要な道具をご紹介します。
マストで必要なものは画材と色鉛筆ですが、それ以外であった方が良いものも含めてリスト化しました。
どれもスーパーで買えるので、揃えるのが簡単です。
鉛筆削りは何種類かあると思いますが、色鉛筆は通常の鉛筆よりも芯が柔らかいものが多いため、電動よりも手動をオススメします。
力を入れすぎず、少しずつ角度を変えながら削るのがポイントです。
消しゴムは、色をぼかしたい時に使います。
色鉛筆は36色と書きましたが、慣れてくると色の使い方の幅も広がるため、その際は72色などより多くの色に挑戦してみてください!
塗り絵と言っても様々な画材がありますが、ここでは比較的書きやすい、もしくは取り組みやすいイラストをご紹介します。
自身の興味のあるテーマを選んで、まずは楽しみながら塗り絵に慣れていきましょう。
花は簡単に画像が検索できることと、色がハッキリしているため塗りやすく初心者にオススメです。
濃淡もわかりやすくて奥行きのある絵に仕上げやすいので、まずは花の絵で練習してみると良いでしょう。
花びらが重なり合うような複雑な花は難しいので、まずはスミレなどの比較的花びらが少なく、塗りやすい花で挑戦してみてください。
建物は比較的細かい描写が少なく、初心者でも塗りやすいのが特徴です。
花や動物など自然のものはある程度色が決まっていますが、建物は人によって想像するイメージが違うため、同じ絵でも塗る人によって仕上がりが全く異なるのが魅力的。
比較的容易ながら、自分の感性を思いっきり活かせるので、何を塗るか迷ったら建物を選んでみてはいかがでしょうか。
慣れてきたら、レトロ感やポップ感などを様々な描写で演出してみても面白いですよ。
ディズニーやご当地キャラなど、好きなキャラクターがいるという方は多いのではないでしょうか。
自分の好きなキャラクターを塗るとなると、より楽しい気持ちになりますよね。
塗り絵は楽しむ気持ちが一番です。
長く続けるためにも、よりワクワクする画材を選ぶと良いでしょう。
キャラクターは色が決まっているので、初心者でも塗りやすい題材です。
上級者になると髪のツヤや服の質感まで表現できますが、初心者がそこまで表現するのは難しいので、まずは濃淡は気にせず単色で塗ってみましょう。
ここで紹介するポイントを踏まえて塗り絵をすれば、きっと上達が早くなるはずです。
色を塗る時、同じ方向に塗ると綺麗に塗れると言われたことはありませんか?
一見、統一感があり綺麗に見えますが、リアリティに欠け単調な印象になってしまいます。
何を塗るとしても、パーツごとに必ず流れがあります。
植物なら葉や花の筋、髪なら流れる方向、動物なら毛並など対象となる絵の流れを意識して描くことが大切です。
流れに沿って鉛筆を動かすことで、より自然で立体的な絵に仕上がります。
はみ出しを防ぐために、まずは下絵の縁取りをして、そこから色を塗る人は多いのではないでしょうか?
縁取りをすることでラインがハッキリするため、確かに色を塗りやすくなります。
全然綺麗に塗れない…という人は、まずは縁取りをして色を塗ってみるのも良いかもしれません。
しかし、縁取りをすると、どうしても不自然な印象になってしまいます。
より自然で味のある絵に仕上げたければ、内側を濃く、外側を薄く塗るのがコツです。
濃淡の差は、対象物の印象によって使い分けます。
内側と外側の濃淡の差が大きければ柔らかい印象に、少なければ硬い印象に仕上がります。
塗り絵に少し慣れてきたら、このテクニックを使ってみてくださいね。
濃い色を塗りたい時は筆圧を強くするのではなく、ひたすら色を重ねていきます。
色を重ねることで自然と密度が濃くなり、自然な濃さに仕上がります。
同じ色の鉛筆でも、重ね塗りをすることで色の幅がぐんと広がります。
植物を塗る時など、対象物が重なっている時、下にくる方が必然的に濃く見えます。
そういったシチュエーションの時に、このテクニックを使うと良いでしょう。
はっきりと濃淡をつけることで、奥行きのある絵になります。
これは上級者向けのテクニックですが、光が差す方向を意識して塗っていきましょう。
光が当たっている場所は明度を高くし、逆に光が当たりにくい場所は明度を低く塗ってみましょう。
一部分をぼかしたいときには、スティック状の消しゴムを使って薄くしたい部分をこすると上手く風合いが出ます。
塗り絵に必要なアイテムは最初の方でご紹介しましたが、色鉛筆でも様々な種類があり、どれが良いのか悩むかと思います。
そこで、ここでは塗り絵初心者さんにオススメのアイテムをご紹介します。
塗りやすさや無理なく塗れるレベルのものをピックアップしていますので、迷ったら参考にしてください。
三菱鉛筆のuniシリーズの色鉛筆は、発色が良く塗りやすいと評判です。
芯も折れにくいため、塗り絵の経験が浅く、力加減がイマイチ掴めていない方でも安心して使えるのが嬉しいですね.
色もそれなりに豊富にあるため使い分けがしやすく、また重ね塗りのテクニックを使えば、色の幅は十分に出ます。
慣れてきたら72色など色を増やしたり、上級者向けの色鉛筆を買ってみるのも良いですが、まずはuniをオススメします。
一般的に色鉛筆は通常の鉛筆よりも芯が柔らかいことが多く、力の加減がわからないまま削るとすぐに折れてしまいます。
電動は削るのが楽な反面、コツを掴まないと力がかかってしまうことが多いため、手動の鉛筆削りをオススメします。
こちらの商品は、小さくて持ち運びが便利というだけでなく、いろいろな軸の太さの鉛筆が削れる優れもの。
あまり力を入れずソフトに削ることで、芯を折らずに綺麗に削れますよ!
価格、機能共に優れた鉛筆削りです。
花の絵に特化した塗り絵本です。
綺麗に塗るコツやテクニックを、カラーの例と共にわかりやすく解説してくれているため、初心者にもオススメです。
上級者の方も、お手本とテクニックを読むと改めて気づかされることが多く、技術向上にも繋がります。
とても綺麗な絵で塗りごたえがあり、完成した時には充実感も感じられます。
花が好きな方には特にオススメの1冊です。
ディズニーの魅力がギュッと詰まった、楽しい塗り絵ブックです。
絵がとても綺麗で塗りごたえがあり、完成した時の達成感は格別!
塗り方のコツや、綺麗に塗れるコツなどを図で解説してくれているため、初心者でも安心して塗ることができます。
ガイドに従うだけで、自分で塗ったのが嘘のような高いクオリティの絵が完成するので、ディズニーの世界を楽しみたい方はぜひ挑戦してみてください。
お家にこもりたい、あるいはこもらないといけない日は、塗り絵を楽しんでみてはいかがでしょうか。
簡単かつ手軽に始められる塗り絵ですが、想像よりも奥深く、気づけばどんどん楽しくなりハマっていくでしょう。
自己流で楽しむのも良いですが、現在はインスタグラムのようにSNSを使って他の人の塗り絵の作品も見れるので、そちらも参考にしてどんどん腕を磨いていってください。
塗り絵を始めることで、毎日の生活がこれまで以上に色鮮やかになることを願っています!
公開日 : 2020/05/12