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チョークアートはオーストラリアが発祥で欧米に広まっていったもので、触っても文字やイラストが消えない「オイルパステル」を使った看板アートのことを指します。
カフェのメニューボードやお店のPOP用看板に使われることが多いです。
オイルパステルの色を重ねて、指でぼかしたりグラデーションを作ることも出来るんです。
日本においても、カラフルなチョークアートをよく目にすることがありますよね。
お店の個性も分かり、店内に入りたくなるきっかけにもなります。
チョークアートの教室や講座も増えてきており、最近ではお店の看板だけではなく、ウェディングのウエルカムボードに使う方もいます。
消えないことが基本ですが、今では簡単に消せるチョークアートを楽しんでいるインテリア好きな方が多く、気軽に試せるのが魅力と言えるでしょう。
本記事では、消せるチョークを主に「チョークアート」として解説していきます。
チョークアートは、道具の数が少ないことも魅力のひとつです。
主にどんなものが必要なのかをご紹介します。
チョークアートに一番必要な道具のチョークですが、用途によって使い分けが必要です。
本来のチョークアートはオイルパステルが基本なので、消えないアートを描くにはこちらの画材を使いましょう。
一般的なオイルパステルより少し硬めですが、重ね塗りがしやすく、指やティッシュでぼかしたり出来ます。
プロのチョークアートアーティストが推薦している画材です。
画材屋さんでも手に入りにくい場合があるので、ネットで購入することをおすすめします。
価格:2,327円(税込)
色展開:25色
ブラックボード専用のパステルで、チョークタッチで描きやすいです。
また、オイルパステルの様に発色も良くグラデーションも可能。
描く際のダストも出にくく、汚れにくい仕様になっています。
水拭きで簡単に消すことが出来ますが、中には綺麗に消すことが出来なかったり、跡が残ってしまう黒板もあるので、試し描きをしてから使用してください。
このパステル専用のブラックボードも販売されています。
とても描きやすいため、筆者はこちらのパステルを愛用しています。
価格:856円(税込)
色展開:12色
一般的な学校の黒板でも使う、馴染みのあるタイプのチョークです。
描く際に出る粉(ダスト)の飛散が少なくなっていますが、以下の様にダストが出るので、新聞紙を敷いて描くなどして汚れないよう注意してください。
白だけではなく、6色カラーも別売りされているので、カラフルなアートも可能ですよ。
価格:243円(税込)
色展開:白6本入り
黒板・ブラックボードには、看板用に立てかけれるものや、壁に掛けれるものがあります。
中には、自分で専用ペイントを塗って黒板を作ることが出来るものもあるんです。
用途によってサイズが選べる黒板が、色々なことに使いやすくておすすめです。
チョークアートに使う板を特殊コーティングした黒板で、チョークの種類にもよりますが、水拭きや専用の黒板消しで消すことも可能です。
価格:993円(税込)
サイズ:高さ300mm×幅450mm×厚さ20mm
付属品:ひも・取付金具
A型スタンド式のボードです。
両面描くことが出来てボードも取り外し可能なので、描きやすい仕様になっています。
お店の看板やウェディングのウェルカムボードとして、目立たせたいチョークアートにおすすめです。
チョークの他にも、水性マーカーやクレヨンも使用できます。
価格:6,864円(税込)
色展開:ブラウン、ブラック
サイズ:幅54cm×高さ80cm
簡単に壁に貼り付けて使える黒板シートは、気軽にチョークアートを試せる画期的な商品です。
シールタイプのステッカーなので、貼って剥がせてサイズも自由にカットが出来るので、賃貸のおうちにも使用しやすくお部屋のリメイクにもピッタリ。
オイルパステルよりは、消せるチョークをおすすめします。
ただ、平らな壁ではない場合、絵を描くとボコボコしてしまうので注意が必要です。
壁に貼ってお子さんの落書きスペースにも出来るので、この様に子どもが描いた絵もアートになりますよ。
価格:1,280円(税込)
サイズ:44.5×200cm
付属品:チョーク5本入り
意外と必要になるウェットティッシュやティッシュ、濡れタオル、ドライタオル。
チョークを消すために、濡れタオルやウェットティッシュは活躍してくれるアイテムです。
黒板が濡れたままだと描けないので、上からドライのタオルかティッシュで2度拭きをするのに使います。
チョークを使っていると描きカスの様なものが出てくるので、拭き取る際にもタオルやティッシュがあると便利ですよ。
ここからは、チョークアートの描き方を解説していきます。
いきなり描き始めることも可能ですが、特に簡単に消えないオイルパステルの場合は勇気がいるかもしれません。
そこで、描く前準備として下絵(デッサン)を描いておきましょう。
チョークアートは、どんな風に描くとバランスが良くなるのでしょうか。
デザインを考える際に、ちょっとしたコツがあります。
筆者は、雑貨店に売っていたりカフェに置いている雑貨小物、ブリキの看板のデザインを参考にしています。
100円均一に売られているものも、参考になるものが沢山置いていますよ。
絵や文字の配置、装飾の入れ方、色味が分かりやすいので、慣れるまでは真似をしてみましょう。
チョークアートは文字が多く描かれているものが多いので、美術の授業で描いたような、レタリングを採り入れることでバランスが取りやすくなります。
文字と装飾を入れるだけでもかっこいいものになります。
もちろん、オリジナルの字体でもOKです。
例えば、英文を入れる際に単語ごとに字体を変えていく方法。
明朝体、ゴシック、筆記体…と好みで変えていきます。
文字の大きさも、大きく描いたり小さく描いたり、変化を入れていきましょう。
初心者さんや絵を描くのが苦手な方は、パソコンを使って無料で個人や商用でも使えるフリーフォントをダウンロードし、印刷をして使用するのがおすすめです。
イラストの場合も、フリーのイラストを印刷して使うのが良いでしょう。
メニューボードで、描き替えたい部分と残しておきたい部分がありますよね。
そういう場合は、残しておきたい部分を先に描きあげて、消えないようにコーティングをしておけば良いです。
消したくない部分を描きあげて使用する場合は、このスプレーを表面に吹きかけ、その都度完全に乾くのを待ってから薄く3〜4度重ね塗りするのがベストです。
噴霧する時は必ず屋外、かつ水平な所で新聞紙の上やイーゼルに乗せてしましょう。
吸い込むと危険なので注意が必要です。(室内では噴霧しないでください)
全て消えなくする場合は、仕上げとしても使うスプレーです。
価格:1,296円
容量:220ml
デザインした下絵が出来上がったら、黒板に写していきます。
デザイン画は、黒板の大きさと同じにしておくと、そのまま写すことが出来ます。
フリーハンドでも構いませんが、写すことで失敗なく描くことが出来るためおすすめです。
写すには、布や木などに複写出来る複写紙を使います。
下絵の紙はトレーシングペーパーでも構いませんが、厚過ぎず薄過ぎずないコピー用紙で問題ありません。
価格:349円(税込)
サイズ:44×30cm(片面デザイン用)
色:白
下絵と黒板の間に複写紙を挟み、下絵を上からボールペンやトレースペンでなぞって写していきます。
あまり力を入れてなぞると黒板に凹みが残ってしまうので、あくまでうっすら分かる程度で構いません。
フリーハンドで下描きをする場合は、デッサンで使う「さっ筆」や「チャコールペンシル」を使います。
消す場合は消しゴムを使いましょう。
筆者は、簡単に消したい場合は水で消える鉛筆タイプの「チャコペン」を使っています。
水拭きで消えるため下絵に使いやすいですよ。
ここからはチョークを使って描いていきます。
構え過ぎずに、塗り絵感覚で描いたり塗ったりしてみてください。
カラフルにしても白1色でもかっこよく仕上がります。
枠(フレーム)がある場合、枠を先に描いていきます。
自然なラインの場合はフリーハンドでいいのですが、真っすぐに描きたい場合は下記のようにすると良いでしょう。
定規やマスキングテープを使う場合は、きっちり感が出ます。
メインとなる文字から入れていくと、上手くまとまります。
ただし、消えるタイプのチョークを使っていると擦れて消えてしまうため、触れにくい順番を考えながら描いてみてくださいね。
この文字の場合は、周りからなぞっていきます。
中を塗りつぶす時は、あまり濃く塗るとチョークの自然な風合いが損なわれるので、調整しつつ軽く塗ります。
色を入れる場合は、同じく周りから縁取りを入れていきます。
そして、色を変えて中を塗りつぶしていくと、グラデーションが出て綺麗です。
パンケーキの絵を描いて塗っていきます。(Raymayチョークパステルを使用)
まずは輪郭から描き、次にベースのクリーム色を塗っていきます。
この際、指でぼかしていきましょう。
焼き色の部分をブラウンで入れていきます。
こちらも指でぼかします。
バターの溶けている部分をイエローで塗り重ねていきます。
バターはクリーム色を使っています。
溶けている部分の境にも、ハイライトとしてクリーム色でなぞっています。
お皿は最後に描きますが、べた塗りはせず、一部だけホワイトを入れて指でぼかすとバランスよくなりますよ。
リボンにグラデーションを入れる描き方を解説します。
こちらも枠を描き、ベースのスカイブルーを薄く塗っていきます。
そして、リボンの中心にホワイトを入れて、スカイブルーと色を重ねていきます。
両サイドにブルーを入れ、その都度指で円を描くようにぼかして馴染ませていきましょう。
これを2度程繰り返します。
慣れると簡単に出来るようになりますよ。
リボンの完成です♪
文字を入れるときには、下絵をチョークアートに重ねて何も挟まずなぞると、なぞった部分が抜けて字が出てきます。
その後、上から別の色で文字を描いていきましょう。
ダストレスチョークを使っても、この様にカラフルに描くことが出来ます。
キッチンやリビング、玄関などに取り入れると素敵なインテリアにも変身できますよ。
好きなサイズの黒板がない、また好きな場所を黒板に変身させたい時に。
ペイントを塗ると黒板になる塗料があります。
オリジナルのチョークボードを作ってみましょう。
板やガラス、紙などにも塗れますが、MDFボードというチョークアートに適した板をおすすめします。
塗料は10に対して2の割合の水で薄め、スポンジやローラーなどで2〜3度、その都度乾いてから重ね塗りましょう。
丸1日乾かしてから使用できます。
価格:1,208円(税込)
色展開:黒 (全12色)
容量:170ml
チョークアートはオリジナル感が出せて、インテリアにも馴染みやすいです。
季節によって簡単に描き替えることも可能なので、本記事を参考に是非トライしてみてください。
公開日 : 2019/06/04