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3. pukka(パッカ) レモングラス&ジンジャー有機ハーブティー
5. クナイプ バスソルト レモングラス&レモンバームの香り
名前はよく聞くけれど、レモングラスってどんなハーブなのか、いまいち良く知らないという方も多いのではないでしょうか。
まずはレモングラスという植物について説明していきます。
レモングラスは良く見かける道端に生えている雑草のような見た目で、特に意識することなく見過ごしてしまうこともあるかもしれません。
分類的にはイネ科オガルカヤ属に含まれる多年草で、長細い1mほどの葉をつけるのが特徴です。
東南アジアが原産で、熱帯地域では非常によく繁殖する植物として知られています。
レモングラスはエスニック料理、特にタイ料理やカリブ料理で多用されるハーブです。
例えば、タイ料理のトムヤムクンには欠かせないハーブで、香りづけに用いられます。
レモンの香りがするシトラールという成分を含んでいるため、さわやかな香りが特徴で、葉っぱをちぎるとレモンに似たフレッシュな香りが心地よく感じられます。
料理で使われる時にはフレッシュなものも使いますが、乾燥した状態のレモングラスもハーブティーやスパイスなどに良く使われています。
さらに、精油は食品の風味付けの他に、アロマオイルや香水に使われることもあります。
レモングラスには様々な成分が含まれていて、飲んだり、食べたり、さらには香りを嗅ぐだけでも様々な作用を得られることができます。
ここでは、一体どんな作用があるのかご紹介します。
レモングラスには次のような栄養成分が含まれています。
さらに、レモングラスには特異なレモンのような香りのもととなる香味成分が含まれています。
その約8割ほどを占めるのがシトラールです。
名前の通りシトラス系の香りをもつ成分であり、レモングラスがレモンのような香りがするのはシトラールが多いためです。
他にもゲラニオール、シトロネロール、ネロールなどの香り成分が含まれています。
レモン風味の香料にも使われるほどレモンらしい香りがレモングラスの特徴です。
レモングラスはさまざまな作用を持つことから、古くはインドに伝わるアーユルヴェーダにも用いられていたという歴史あるハーブです。
私たちの生活を豊かにしてくれるメリットがたくさんあるレモングラスの作用についてお伝えします。
レモングラスはハーブティーとしてもよく飲まれています。
消化を促して、胃の粘膜を保護する働きもあるため、胃腸がなんとなく不調な時に役立ちます。
副交感神経の働きを助け、自律神経バランスを整える作用があるとされています。
また、アドレナリンの分泌を少し刺激して交感神経の働きも促す作用があり、集中力ややる気を高めたいとき、眠気を解消したいときにも役立ちます。
勉強や仕事の効率を高めたいとき、また運転に集中したいときにおすすめです。
血行不良を改善して、コリや冷え症を和らげる効果があります。
鎮痛作用や炎症を抑える作用もあるため、筋肉がこりやすい時のトリートメントオイルとして活用することもできます。
不快な臭いを発する雑菌の繁殖を抑えたり、臭い成分を抑えたりすることで殺菌・消臭作用もあります。
家の中を清潔に保ち空間をリフレッシュさせたいとき、汗のニオイ対策のデオドラントとしても活用できます。
レモングラスは飲用からアロマまで幅広い使い方ができます。
このように、抽出エキスを摂取したり、香りや風味をアロマや料理として楽しむ方法があります。
それぞれの方法とメリットについて詳しくご紹介します。
レモングラスを最も手軽に取り入れられて、しかも作用を実感しやすいのがハーブティーです。
市販されているティーバッグタイプやレモングラスを切って乾燥させたタイプがあります。
レモングラスは爽やかですっきりとした風味なので、レモンティーのような感じで単品でも飲みやすい味です。
単品では飲み飽きてしまったり、少し酸味が苦手という方は、ミントやローズなどのハーブと混ぜるのがおすすめ。
お仕事や勉強のリフレッシュに、お腹がすっきりしない時のメンテナンスにもぴったりのお茶です。
胃腸の調子が優れない時や連日食べ過ぎてしまった時は、ホットで飲んだ方が胃に優しいですよ。
乾燥させたレモングラスを細かく切ったタイプを利用する場合、1杯分の150ml~180ml当たり、ティースプーン4〜5杯が目安です。
ティーカップやポットにリーフまたはティーバッグを入れて、お湯を入れて5分ぐらい蒸らすと抽出できます。
お湯がほんのり黄色っぽくなれば抽出終了です。
夏場は水出しにして冷やしておいても良いでしょう。
ただし、水出しは時間がかかるので、寝る前に作っておいて翌朝飲むくらいで十分です。
アロマテラピーは天然の精油の香りを直接脳に働かせたり、精油を皮膚から吸収させることで心身のバランスを整えるものです。
レモングラスの精油もアロマテラピーに活用することができ、特異なレモンの香りが心と体のリフレッシュにぴったりです。
刺激を与えてくれる香りなので、単にリラックスさせるというよりも、元気を与えて疲れた心を癒してくれるような香りです。
薄めてトリートメントオイルとして利用することもできます。
用いるキャリアオイルはホホバオイルやアーモンドオイルなど皮膚に優しいものを選びましょう。
脂溶性ビタミンであるビタミンAが豊富に含まれており、免疫バランスや血の巡りを整える作用があると考えられています。
レモングラスの香りは虫が嫌がる性質があるため、虫除けの効果もあり、東南アジアなどの南国では虫除けスプレーにもよく用いられています。
市販の虫除けスプレーは刺激成分が利用されており、なるべくお子様には使いたくないというママさんも多いでしょう。
しかし、レモングラスの精油を使った手作りスプレーであれば、お子様から大人まで安心して使えますよ。
抗菌作用・消臭作用があるので、靴のニオイ消し、雑菌対策にも使うことができます。
< 材料>
<作り方>
レモングラスといえば、タイ料理には欠かせないハーブの一つであり、さまざまな料理に使われています。
日本では一般的なスーパーでは売られていることが少ないので、なかなか料理に利用する機会はないでしょう。
初夏から初秋にかけて新鮮な生のレモングラスが出回ることもあるので、ハーブコーナーを確認してみてください。
最近では乾燥したレモングラスを輸入食品店やエスニック食材のお店で手に入れることもできます。
刻んだ乾燥レモングラスがスパイスコーナーに売られていることもあり、料理にも使いやすく加工されてます。
レモングラスを使った料理として有名なのは、タイ料理の激辛スープ・トムヤムクンです。
他にもトムカーガイという鶏肉のココナッツミルクスープや、タイカレーのペーストにも使われています。
もし新鮮なレモングラスが手に入るならば、葉っぱの方は乾燥させてハーブティーにするか、切り刻んで食用にすることもできます。
ただし、根っこの方は繊維が硬くて食べると消化不良や胃痛を起こすこともあるので、基本的には食べずに香りだけを楽しみましょう。
海外にはレモングラスを粉末化したものをカプセル化したような、サプリメント製品も販売されています。
ただ、残念ながら日本ではレモングラスのサプリメントは販売されていません。
まずはハーブティーや料理でレモングラスの効用を試してみることをおすすめします。
なかなかスーパーでは新鮮なレモングラスを見つけにくいですが、実は家庭でも栽培することができます。
通常は苗を購入して、鉢植えまたは地植えにして育てます。
ただし、寒い時期や寒い地方では育ちにくく、温かい場所を好みます。
土に植えつけてから根付いたら、頻繁な水やりは必要ありません。
逆に水のあげすぎは腐る原因なので、土が乾燥してきたらあげれば大丈夫です。
元気がよければどんどん育ってくれるので、ハーブティーや料理にふんだんに使えますよ。
レモングラスを使った食品やアロマ関連の商品は色々な種類があります。
目的や好みに応じて、自分に合った商品を見つけてレモングラスを活用しましょう!
口に入れるものだからこそ、国産で安心なものにこだわりたいという方におすすめの「Made in Japan」なレモングラスティーです。
熊本県産であり、しかも無農薬というこだわりの原料を使っています。
2g入りのティーバッグ15包が1袋に入っており、マグカップに入れてお湯を注ぐだけで簡単に作れます。
ノンカフェインで安心・安全なレモングラスティーを飲みたい方は、試してみてはいかがでしょうか。
価格:1,683円(税込)
内容量:2g×15パック
500gも乾燥したカットレモングラスが入っています。
使い用途はハーブティーはもちろん、手作りポプリの材料、エスニック料理の風味づけなど幅広く使うことができます。
レモングラスで有名なタイ産です。
たっぷり入っているので、さまざまなシーンで気兼ねなく使えます。
価格:2,300円(税込)
内容量:500g
成城石井のような輸入食品店でも人気の高い、英国の100%オーガニックハーブティーpukka(パッカ)のレモングラスティーです。
レモングラス単独では酸味が飲みにくい、飲み飽きてしまうという方におすすめのジンジャーとのミックスになります。
1包装に20パック入りで、ティーカップでお湯を注げば簡単に飲めます。
アーユルヴェーダ、中国の漢方等の理論を応用した本格的なハーブティーです。
価格:918円(税込)
内容量:36g(20パック)
レモングラスの精油を用いた、正真正銘のアロマオイルです。
その証拠に、公益社団法人日本アロマ環境協会表示基準適合認定精油の認証を取得しています。
他のアロマブランドと比べても圧倒的に低価格であることが魅力です。
アロマディヒューザーに、アロマスプレー、マッサージオイルなどに使えます。
ただし、原液なので直接肌に付けることは避けてください。
価格:347円(税込)
内容量:10ml
アロマオイルはちょっとハードルが高いけど、手軽にアロマを取り入れてみたい方はバスソルトを使ってみてはいかがでしょうか。
クナイプはドイツ生まれのバスソルトで、2億5千万年前の古代海水を精製した岩塩と、天然ハーブを使って作られた高品質なバスソルトです。
お風呂に1回分を入れて溶かすだけで簡単にアロマバスが楽しめます。
レモングラスとレモンバームを配合した香りで、すっきりと清涼感が高いタイプ。
気持ちが落ち込みがちな時、ジメジメした夏にもぴったりですよ。
価格:2,178円(税込)
内容量:850g
※クナイプの関連記事: 【クナイプの人気バスソルト特集】ギフトにもおすすめのアイテムをまとめて紹介
ネパールやインドに伝わる伝統医学のアーユルヴェーダを体感できるバスソルトです。
ネパール国立トリブバン大学アーユルヴェーダ校が監修した処方で、レモングラスとベルガモット精油を使用しています。
セサミオイルや自然由来のインド産海塩を使用し、まるで現地でアーユルヴェーダを体験したような気分を味わえます。
価格:2,013円(税込)
内容量:720g+40g
レモングラスのメリットや使い方、おすすめの商品などを一挙にご紹介しました。
レモングラスには私たちの身体や心に良い作用がたくさん詰まっています。
食材としてはあまり身近ではないかもしれませんが、ハーブティーやアロマ、バスソルトなど様々な形で手に入れることができます。
ぜひレモングラスの香りを体験して、そのオリエンタルな世界と健康効果を味わってみてください。
執筆:薬剤師 笹尾 真波(ささお まなみ)
大学院卒業後、某内資系製薬企業にて市販薬の企画開発・マーケティングなどに携わる。
その後、都内大型門前病院前のドラッグ併設調剤薬局にて、調剤業務および市販薬のバイヤー・在庫管理・販売にも携わる。
その他、サプリメント・ハーブやオーガニックコスメ販売にも従事する。
また、外資系製薬企業にてDI業務、学術情報部門にて糖尿病や免疫関連の学術情報の検索および情報提供にあたる。
現在は非常勤薬剤師として調剤薬局で勤務する傍ら、正しい薬の使い方や医療情報、美容関係の情報提供に務める。
監修:医師 成田 亜希子(なりた あきこ)
2011年に医師免許を取得。
日本内科学会、日本公衆衛生学会、日本感染症学会、日本健康教育学会所属。
初期臨床研修修了後は、一般内科医として幅広い分野の疾患の治療に従事している。
行政機関への勤務経験もあり、健康増進や感染症対策、母子保健などの政策に医師という立場で携わっていた。
プライベートでは二児の母。
趣味は乗馬、旅行、料理。
最終更新日 : 2021/11/04
公開日 : 2019/07/19