本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
コロコロでは取れないゴミ・毛玉は衣料用ブラシでお掃除&お手入れ
黒ずみ・皮脂汚れなどが目立ってきたら「ドライクリーニング」も検討
黒ずみや汚れは専用のレザークリーナーかセスキ炭酸ソーダで対応
消毒用エタノール・台所用クリームクレンザーも汚れ落としにおすすめ
毎日使う分、汚れやすいアイテムといえばソファ。
大型家具の一つで、一旦汚れるとかなり目立ってしまうアイテムでもあります。
使う人数が増えるにつれ、汚れもつきやすくなるソファは、なるべく汚れが目立つ前にお手入れをして綺麗にしておきたいですよね。
でも、そもそもソファは何が原因で汚れてしまうのでしょうか?
お手入れ方法を見ていく前に、まずはソファの主な汚れの特徴や原因をチェックしていきましょう。
どんなに掃除をしても、気付けば溜まっているものといえばほこり。
木製家具や床の上ならすぐわかるものですが、ファブリックやレザーの上やクッションの間に詰まったものには意外と気付けないことが多いですよね。
そのまま放置していると、いつしかソファがほこりまみれになっていることもあります。
季節問わず、人がソファでくつろぐ限り避けられない汚れといえば皮脂や汗といった人由来の汚れ。
本革や合皮のレザーソファなら、皮脂や汗がついた時点でベタベタ感で気付く方も多くいらっしゃいますが、布製ソファの場合は皮脂や汗を吸収してしまうためなかなか気付けないのがネックです。
気付けばばソファが黒ずんだり黄ばんでしまっていたり、においが気になってしまうこともあります。
皮脂や汗のほか、シミやにおいとなって残りやすいのが食べこぼし。
ソファに飲み物や食べ物をこぼしてしまうのは、確かによくあることです。
お子様がいらっしゃるご家庭では特にありがちですよね。
合皮ソファだとこぼれた時点でさっと拭き取ればまだ汚れは残りにくいのですが、本革だと素材の劣化、布製だとシミの原因になりやすい汚れです。
さらに、液体物でなくとも、ポテトチップスやクッキーなど乾いた食べものの汚れや食べかすをそのままにしておくと、ダニが発生しやすくなることもあります。
ソファ周りでお子様が遊んでいる時、化粧をする際や化粧をしたまま寝転んだ時に起こりがちなのが、お絵描き用ペンやクレヨン、化粧品によるシミ汚れ。
ペンやファンデーション、ルージュによる汚れは、時間が経てば経つほど頑固なシミになりやすい汚れの一つです。
ここまで、主な汚れ原因や汚れの特徴をご紹介しました。
ここからは、ソファをお掃除する際にあると重宝するアイテムをチェックしていきましょう。
布張りソファを水拭きする時だけでなく、ソファのクッションの間に詰まったほこりや髪の毛を取るのに最適なゴム手袋。
手に着けてクッションの間に手を差し込んでみるだけでも、ほこりや髪の毛がごっそりと取れますよ。
主にソファのにおい取りや皮脂・汗による黒ずみ解消に使えるアイテム。
においが気になる場所を中心に、ソファ全体に重曹を撒いて一晩置くだけで、ソファの気になるにおいや黒ずみを消すことができます。
翌日、掃除機で重曹を吸い取って完了です。
ちなみに、このにおい取り方法は布張りソファだけでなく、カーペットやラグにも有効です。
手軽に洗って干せないインテリアの布製品のにおいが気になる場合も、ぜひお試しくださいね。
布張りソファだけでなく、本革や合皮の皮張りソファのちょっとしたほこりや髪の毛を取るのに使える掃除機。
先端は床掃除ノズルではなく、ブラシノズルに付け替え、優しく表面を撫でるように吸い込むと傷になりにくいです。
普段のお手入れとして、レザーソファを乾拭きする際に使いたいタオル。
普段から拭いておくだけでも、ほこり対策がしやすくなりますよ。
乾いた布は、レザー張りソファのワックスがけにも活用することができます。
乾拭き・ワックスともに、柔らかめのコットン100%のタオルや布が特におすすめです。
布張りソファの場合は、液体系の汚れ落としや中性洗剤を染み込ませて汚れを落とすのにも便利。
乾拭きの際は強く擦らず、軽く撫でるように拭くのがポイントです。
ソファのお掃除やお手入れは素材によって大きく変わってきます。
ここからは、素材別に詳しくソファのお掃除やお手入れ方法をご紹介します。
まずは布張りソファのお掃除方法をチェックしてみましょう。
汚れを落としてしまった際に染み込みが気になってしまう布張りソファ。
まずは慌てず、キッチンペーパーや乾いた布で水分をぽんぽんと押しながら、液体をタオル類に染み込ませましょう。
布張りソファの場合は、中性洗剤を水で薄めて染み込ませたタオルを使って汚れを叩くように吸い取ると効果的です。
より頑固な汚れを落とす場合は、マイクロファイバータオルを使うと便利ですよ。
この時、擦ってしまうとシミが広がりやすくなってしまいます。
必ずぽんぽんと叩くように洗剤を染み込ませるのがポイントです。
中性洗剤がソファに残ったままだとソファが痛むことがあるため、乾拭きも行いましょう。
座面・背面のファブリック部分だけでなく、木製フレームや内部のクッション材、メタルパーツに水気が移った場合は、乾いたタオルでしっかりと水気を取っておきましょう。
この時、ドライヤーは使わず、自然乾燥させるのがおすすめです。
他の素材にはNGですが、布ソファの場合は掃除機のほか粘着テープのコロコロを使って布に絡まった微細な汚れを取り除くのも有効なお手入れ方法。
掃除機での掃除では吸い取りきれなかった汚れが目に見えて取り除けますよ。
布張りソファだと、服とソファの生地が摩擦することでソファに毛玉ができてしまうこともあります。
コートやバッグをブラッシングするのと同じように、定期的にブラッシングをしてソファの毛玉発生を防止しておきましょう。
ブラッシングのポイントは、布地の「折り目」にそって掻き出すようにブラッシングすること。
ある程度ハリのあるブラシを選べば、簡単に汚れを掻き出すことができます。
定期的にブラッシングすることで、毛玉を防止するだけでなく汚れを落とすこともできますよ。
ブラッシングで散らばった汚れは、軽く掃除機で吸っておくと良いでしょう。
ファブリックソファのお悩みでよく挙げられるのが「ダニ」関連のトラブル。
いつものようにソファに座っているとなんだか痒いような…と感じる場合は、ダニがソファ内に発生している可能性があります。
ダニは気温20℃〜30℃、湿度60%〜80%の環境で最も発生しやすい生物。
ダニの好むほこりや皮脂が溜まりやすいソファは、特にダニの温床になりやすい場所です。
布製ソファの場合、定期的なお手入れを怠ってしまうとダニがどんどん住み着いてしまうこともあります。
ダニの死骸やフンはアレルギーを引き起こすこともあり危険です。
カバーが取り外せるタイプのソファをお使いの場合は、下記の対策がおすすめです。
カバーが固定されているタイプの場合は、下記の手順でスチームアイロンと掃除機で対応していきましょう。
アイロンをかける際は、ソファ内部に熱を送りこむようじっくりゆっくりスチームを当てていくのがポイントです。
また、アイロン後の掃除機もなるべく時間をかけて表面を吸引するよう心がけてみてください。
掃除機でしっかりと吸引し、ダニやその死骸、フンを除去していきましょう。
ソファの使用年数によっては、皮脂や脂がどうしても重曹などで取れなくなってきた、他のシミ汚れの跡も取れない…という状態のものもあるかと思います。
表面のファブリックがカバーになっていて取り外しが可能な場合は、カバーが取り外せる場合はカバーごとプロにお任せするのもおすすめです。
次に、他の素材に比べると特に敏感でデリケートな本革ソファの汚れ落とし・お手入れの方法をチェックしていきましょう。
水気を嫌うデリケートな本革ソファ。
日々のお手入れはコットン100%の乾いた布を使った乾拭きで十分です。
乾拭きをするだけで、表面のほこりや汚れが十分落ちるためです。
また、乾拭きを日々行なっておくことで、ほこりや汚れに含まれる水分を吸収でき、カビ・シミ対策も同時に行うことも可能になります。
先ほどもご紹介した通り、乾拭きの際は強く擦らず、表面を撫でるように行うのがポイントです。
また、乾拭きのほか、掃除機でほこりや髪の毛などの微細な汚れを吸い取るのも可能です。
ブラシノズルで優しく吸い込んでくださいね。
飲み物や食べ物をうっかり落としてしまった場合も、乾いた布で対応しましょう。
まずは固形物(食べ物)を潰さないように取り除き、そのあと乾いた布でさっと表面を拭き取るのが基本の対処方法です。
飲み物をこぼしてしまった場合は、濡れた部分が濃いシミになっているはず。
素材によってはその部分だけ膨れたように見えることもあります。
こぼしてすぐの段階で、乾いた布で表面を拭き取り、次に水を含ませて硬く絞ったコットン100%の布でこぼれた部分とその周りをぽんぽんと叩くように拭き取り、自然乾燥させましょう。
これで、よほど濃いしみでない限り目立ちにくくなります。
水を嫌う本革ソファーの場合、専用のレザークリーナーを使って乾拭きで落とせなかった汚れを落としましょう。
専用のレザークリーナーがすぐ手に入らない場合は、百円ストアでも手に入る「セスキ炭酸ソーダ」を代用することも可能です。
小さじ1のセスキ炭酸ソーダを500mlの水に溶かし、スプレーボトルに注げば、専用レザークリーナースプレーの出来上がり!
セスキ炭酸ソーダを使ったクリーニング手順は下記の通りです。
セスキ炭酸ソーダをレザーソファに活用する場合は、事前にソファの目立たない場所にスプレーして表面が変色しないかをチェックしておきましょう。
お掃除が完了したら、本革専用の保護剤(レザークリーム、レザーオイルなど)をスポンジで全体に馴染ませて保護しましょう。
この保護剤を使うことで、レザー本来のツヤと柔らかさをより長くキープすることができるほか、オイル多めのものを使うと乾燥によるひび割れも防止できます。
保護剤の使い方は製品によって異なってくるため、説明書を確認してからお手入れを始めてみてくださいね。
本革よりもタフな素材で、比較的お手入れがやさしい合皮ソファ。
どうお手入れ・掃除すると良いのでしょうか?
合皮の場合、大半の汚れは水拭きで落とせるメリットがあります。
水を含ませたタオルを固く絞り、汚れが気になる場所を中心に拭いていきましょう。
落としにくい汚れは、重曹水(水100mlに対し小さじ1杯の重曹を混ぜたもの)や中性洗剤を溶かした水で濡らして、固く絞ったタオルでソファ全体を拭くと汚れ落ちがアップします。
それでも汚れが落ちない場合は、重曹を溶かしたお水をスプレーボトルに入れて全体にスプレーしたあと、メラミンスポンジで汚れた場所を擦ってみましょう。
メラミンスポンジの汚れ落ち効果は強い分、素材によっては変色や風合いの変化が感じられることがあります。
目立たない場所で固く絞ったメラミンスポンジを擦ってみて、変化するかチェックしてから汚れ落としに使ってみましょう。
クレヨンやファンデーションなどの油性の汚れ、血液やジュースなどの水溶性の汚れ両方に対応しているのが消毒用エタノール。
汚れ落としに使う際は、下記の手順でチャレンジしてみてください。
これまでに挙げてきた汚れは、事前に対策しておけばある程度は防げる汚れです。
最後に、ソファの汚れをあらかじめ防止する対策方法をチェックしておきましょう。
天然繊維や合成繊維などに使える撥水スプレー。
ソファ用のものもあり、ソファで食事をする方やお子様がいらっしゃるご家庭で子供が何かこぼさないか心配…という方におすすめのアイテムです。
ご家庭でお使いのソファの素材に適したものを選んでみてくださいね。
ソファの上からカバーを付けることで、ソファ本体に直に汚れがつくのを避ける方法です。
ソファカバーはご家庭で丸洗いできるのが特徴のアイテムで、皮脂汚れや食べ物の汚れなどが気になったタイミングで手軽に洗って清潔な状態を保つことができます。
直射日光に当てることで脱臭効果が得られそうな印象があるかもしれませんが、素材によっては劣化したり落ちるはずの汚れが落ちにくくなることがあります。
特に本革・合皮レザーのソファは脱色や劣化、ひび割れなど本体へのダメージが強くなりがち。
汚れや劣化を防ぐためにも、なるべく日が当たらない場所に移動させておきましょう。
一見きれいでも、実は汚れがたっぷり溜まっているかもしれないソファのお手入れ・お掃除方法を主な素材別にご紹介しました。
丸洗いできない分、お手入れやお掃除が難しそうに感じられるソファですが、素材に合ったケア方法を実践するだけで見違えるようにソファがきれいになりますよ。
特にソファに素肌が接することも増えてくる春夏シーズンは、できる限りさらっと快適にしておきたいところ。
身体にもインテリアにも快適で清潔、美しいソファをキープして、ライフスタイルの満足度をさらに上げていきましょう。
▼合わせて読みたい掃除に関する記事
・ 洗濯機の汚れの正体は黒カビ!?洗濯機のおすすめ掃除方法、汚れの防止策を紹介
・ トイレ掃除の仕方やおすすめアイテムは?汚れの種類や原因、汚れにくくする方法も解説
・ コンロの掃除法を五徳・天板など場所別に解説!重曹をはじめ掃除に必要なアイテムも紹介♪
最終更新日 : 2021/09/13
公開日 : 2021/06/29