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更年期症状のひとつといわれるホットフラッシュは、気温に関係なく突然体温が上がることによって顔が火照り、汗が出て止まらなくなるという症状です。
ホットフラッシュは、自分でコントロールすることができない体温調節と汗に加えて、「この汗、みんなにも見られるのでは?」という恥ずかしさも伴うため、多くの更年期女性の悩みとなっています。
ホットフラッシュが起こる原因は、卵巣機能の低下により、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌が低下することが影響しているのではないかといわれています。
エストロゲンの分泌が減ることでホルモンバランスに乱れが生じ、その影響から自律神経がバランスを崩し、ホットフラッシュの症状を引き起こしてしまうのです。
更年期の症状が続くのは閉経前後の10年間といわれており、この時期は自律神経のバランスを整える生活を意識することが大切です。
ホットフラッシュの症状を改善するためにも、以下に紹介する方法でホルモンバランスを整えていきましょう。
更年期のからだは、ホルモンバランスの乱れから、自律神経の乱れを引き起こしている状態です。
そのため、更年期の時期はこれまでの生活以上に生活習慣を整えていきながら、からだと心のバランスをとることを意識しましょう。
更年期の不調の1つであるホットフラッシュを改善するために、日常の生活で次のようなことを心がけてください。
ホットフラッシュなどの更年期の症状は、ホルモンバランスの乱れだけだけではなく、ストレスなどの心理的な影響からも症状が悪化しやすくなります。
そのため、できるだけストレスを溜め込まないよう、リラックスした時間を過ごせるよう心がけましょう。
それだけでも症状が軽くなる場合があります。
また、ホットフラッシュの対処法としては、外出する際に保冷剤をハンカチに包んだものを持ち歩き、ホットフラッシュの症状が出た時には首筋を冷やすこともおすすめです。
少しでも安心して1日を過ごすことができるように、不安を解消するための工夫もしていきましょう。
更年期の症状には個人差があり、自分の辛さをなかなか人に伝えにくいと感じる人も多いです。
しかし、あまりにも更年期の症状がひどいときは、無理をせずに病院へ行くようにしましょう。
以下に、病院での更年期症状の治療法をご紹介します。
更年期のホットフラッシュの治療方法のひとつに、ホルモン補充療法があります。
ホルモン補充療法とは、更年期に減少する女性ホルモンのエストロゲンを薬で補充し、ホルモンバランスの乱れを整えていくという治療法です。
ホルモン療法は副作用もあるため、治療を受けるにあたって持病や合併症がないかの確認も必要になります。
また通院も必要になりますので、副作用が怖い人や通院する時間がなかなか取れない人には向かない場合もあります。
「ホットフラッシュだけでなく、なとなく不調が続いている」
「人前での急な汗を止めたいけれど、何をすればいいのかわからない」
このようにお悩みの方には、からだの内側からの改善を目的とする漢方薬がおすすめです。
漢方薬は「更年期のホットフラッシュ」「のぼせ」「ほてり」「発汗」「イライラ」など、様々な症状にいくつも効果が認められています。
漢方医学は、心とからだのバランスを整えて自然治癒力を高めることで、全身を理想の健康状態に回復にすることを目的としています。
漢方薬は様々な症状に効果が認められている医薬品ですが、自然の素材がからだにやさしく働くため、一般的に副作用が少ないといわれています。
特に今起こっている不調を抑えるだけでなく、根本的な体質の改善を目指すものですので、更年期の不調に悩む方に最適です。
バランスの良い食事や適度な運動を毎日続けるのは難しい…という場合も、漢方薬なら毎日飲むだけなので無理せず続けられることでしょう。
・加味逍遙散(かみしょうようさん):体力が中等度以下で、のぼせやイライラ、疲れやすさが気になる人におすすめの漢方薬
更年期症状の改善に用いる漢方薬として知られています。
・知柏地黄丸(ちばくじおうがん):体力が中等度以下で、顔や手足にほてりを感じる人、むくみを感じる人におすすめの漢方薬
漢方薬は、ご自分の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
たくさんの漢方薬から、ご自分にあった漢方薬を見つけるのは大変ですよね。
そんな時は、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに一度相談してみるのも良いでしょう。
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更年期に起こるホットフラッシュは、ホルモンバランスの乱れからくる自律神経の乱れが関係しています。
日頃からリラックスした生活を送れるように意識していくことは、更年期症状の改善のためにとても大切なことです。
さらに、ホットフラッシュなどの更年期の辛い症状には、漢方薬を取り入れることもおすすめです。
自分に合った漢方薬を取り入れることで、体質からの改善を目指すことができます。
自分に合ったセルフケアを取り入れ、更年期のの心と身体に向き合っていきましょう。
執筆・監修:精神科医/漢方医 木村 好珠
渋谷金王坂クリニック非常勤医、一般社団法人国際統合治療協会理事
医学部在学中より東洋医学を学び、精神科と東洋医学科が充実している慶応義塾大学病院での勤務を経て、西洋薬の即効性等と漢方薬の根本的な治療をバランスよく使い分けることを信条とする。
渋谷の漢方内科で非常勤医として勤務する傍ら、テレビや雑誌、インターネットテレビ、Webメディアなどで精神疾患、心理学、生活習慣病など様々なテーマを精神科医・漢方医の立場で解説も行う。
※木村好珠監修あんしん漢方は コチラ
最終更新日 : 2021/01/28
公開日 : 2021/01/28