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香水と聞いて多くの人が想像するのは、高級感のある可愛らしいボトルだと思います。
しかし、香水と一口に言ってもさまざまな形状やスタイルがあるんです。
それぞれが持つ特徴によって付け方も異なってきますので、まずは自分の好みやお手持ちの香水と照らし合わせながら確認していきましょう。
もっとも流通しているタイプの香水で、シュッとプッシュして使います。
サイズも値段も様々ですが、一般的にはボトルのデザインにもこだわったものが多く、飾ってインテリアとしても楽しむことができます。
特徴の一つは香りがパッと広がることですが、プッシュするヘッド部分は勢いよく下まで押すのがポイントです。
弱い力で押すと大きな水滴で出てきてしまいます。
また、液体自体に色が付いているものもあるので、衣類にシミがつかないように注意して使いましょう。
ボールペンのペン先のように、先端のボールがコロコロと回ることで、中の香水が出てくる仕組みになっているタイプを指します。
軽く細いボディで持ち運びやすいため、ポーチやカバンに入れておけば外出先でもサッと付けることができます。
内容量が少ないこともあり手の届きやすい価格帯であることが多く、ミストタイプよりも使う量を調節しやすいので、特に初心者の方におすすめのタイプです。
細かい粒で全体に広がるミストタイプとは違い、徐々に香りが広がるという特徴も挑戦しやすい理由の一つです。
指ですくう、タッチアップと呼ばれる方法で肌に付けるタイプの固形の香水です。
ハンドクリームにも使用されるようなお肌に優しいオイルやワックスが主成分なので、敏感肌の方や、香水のアルコール成分でアレルギー症状が出てしまう方も安心して使うことができます。
また、アルコールよりも揮発性が低く、香りの立ち上り方が緩やかという特徴もあるため、控えめに香りを楽しみたいという方におすすめです。
練り香水は一般的に3〜4時間ほどほのかな香りが持続しますが、液体タイプの香水は成分の割合により持続時間が異なります。
香りの成分がどれらい含まれているのかを表す指標は賦香率(ふこうりつ)といい、この賦香率が高いものほど香りが持続します。
また、賦香率は4段階に分類されていてそれぞれで呼び名も変わるので、香りの持続時間にもこだわりたいという方はぜひ参考にしてみてください。
賦香率は15%~30%で、パルファムと呼ばれています。
ハイブランドの香水には、この賦香率のものが多いです。
日本では、香りが強いことからプレゼントとしてはあまりメジャーな香水ではありませんが、欧米ではこのラインのものがカップルや家族間で頻繁にプレゼントされており、各ブランドもブランドの顔として多くの広告を打って売り込んでいます。
もちろん、日本で普段使いをでしてもとてもおしゃれなのですが、ちょっと勇気がないという方は海外旅行で使ってみるのもいいかもしれません。
日常生活との差をつけられますし、香りをかぐたびに旅行の思い出が蘇ります。
賦香率は10%~15%で、オードパルファムと呼ばれています。
パルファムと同ラインのブランドかつ、同じくらいの容量なのに比較的価格が低い香水は、このオードパルファムであることが多いです。
ブランディングはしっかりされていながらパルファムよりも手が届きやすい価格なので、香水のコレクションとして買いたい方にもおすすめです。
賦香率は5%~10%で、オードトワレと呼ばれています。
香りも強すぎず価格もお手頃なものが多いので、お友達へのプレゼントにも向いています。
ほかの香水とも掛け合わせやすい濃度で、もらった人も自分の好みにアレンジがしやすいです。
賦香率は2%~5%で、オーデコロンと呼ばれています。
おしゃれのためにまとう香りというよりは、自分がリラックスするために使うと効果を発揮するタイプです。
寝る前や気分転換をしたいときに自分の身体にかけたり、寝具やお気に入りのクッションに吹きかけても良いでしょう。
部屋にルームフレグランスの香りが付くのが好きではないという方にもおすすめです。
どんな場面でも香水の付けすぎは逆効果ですが、だからと言って香りを楽しむべきときに楽しめないのはもったいないです。
付けすぎ、付けなさすぎを防止するためにも、シチュエーションごとにどんなマナーがあるのか知っておくと安心です。
飲食業やファッション系以外の接客業では、香水を付けることが禁止されている場合がありますので、事前に業務規定を確認してみましょう。
また、汗臭さが気になって仕方がないので香水の力を借りたいという人もいますが、ここでは匂いを匂いで隠すのではなく、気になる匂いの元を断つことの方が重要です。
不特定多数の人と接して仕事の評価にも繋がるシーンなので、「香水が苦手な人もいる」ということを基準に考えましょう。
しかし、清潔感のある香りがほどよく香ってくれば、身だしなみに気を使える人という印象を与えることができるため、デオドラントで体臭を取り除いてから少量付けるのはおすすめです。
※合わせて読みたい: デオドラント効果抜群のおすすめ制汗剤12選!気になる汗や臭いを予防しよう
香りの種類は、甘い香りよりも爽やかな香りの方が聡明で仕事ができるイメージを持ってもらえます。
香水を上手に取り入れて、大変なプロジェクトも爽やかに乗り切りましょう。
香りには、人が近づきたくなる効果や、気が合うかどうかを本能が判断するといった作用があります。
リラックス効果もあるので、まだお互いの仲が深くない関係のデートでは、緊張感をほぐしてくれるでしょう。
香水はちょっとキツい印象を与えてしまいそうで避けたいという方は、特に男性の中で高い人気を誇る石鹸の香りやシャンプー、柔軟剤の香りを身にまとって行くのがおすすめです。
思わず抱きしめたくなる清潔感のある香りで、好印象を与えることができるでしょう。
ただし、自分のアイデンティティーが香水にもあるという方は、その感性を優先していただきたいと思います。
相手の男性の好みに合わせて自分らしさを失ってしまっては、本末転倒です。
食事会には香水は付けていかない、もしくは付けていく香水の量を最小限にするのがマナーです。
香りは、食事の楽しみの一つでもあります。
それを香水がかき消してしまっては風味が損なわれ、お料理が台無しです。
食事会がビジネス関連だった場合、相手の信頼を失って仕事に影響が出てしまう可能性もあるため注意が必要です。
習慣的に香水を付けているという人は、食事会の時間まで余裕を持って使用しましょう。
最後の使用から1時間以上は開けることを心がけてください。
また、柑橘系の香りのように、食事の香りと混ざってもあまり食欲への影響を与えにくいものを選ぶ配慮が必要です。
クラシックコンサートは、普段はなかなか着ないようなドレスを着たり、おしゃれを楽しむのに最適な機会です。
クラシックコンサートと言っても、規模や会場、オペラやオーケストラなど様々な種類がありますが、基本的にはセミフォーマル〜フォーマルのファッションが適切な格好と言われています。
フォーマルファッションをする上で香水は欠かせないアイテムのなので、普段はあまり香水を使わない人もぜひ挑戦してみてください。
ただし、どのコンサートも密室でたくさんの人が集まる場所で行われることがほとんどです。
風が流れることもないので、あまり付けすぎると周囲の人が長時間の演目に耐えられない可能性もあります。
直接肌に付ける香水の量の調節が難しいと感じる人は、ハンカチやスカーフに付けるのもおすすめです。
アクティブに動く屋外のイベントでは、汗をかくことが想定されます。
香水と汗は混ざると悪臭に変化してしまうこともあるので、屋外イベントに香水を付けていくのはあまりおすすめできません。
カジュアルにはなりますが、デオドラントや制汗剤の方が向いているシーンと言えます。
理由があって香りをまとっていたいという場合には、胸元や背中などの汗をかきやすい体幹部分は避けて、汗をかきにくい部位に付けるようにしましょう。
ただし、浴衣や着物の場合は少し事情が異なります。
人の身体は、生まれたときから備わっている「半側発汗」と呼ばれる反射の影響で、脇の下や胴体を圧迫すると圧迫している側面の発汗が抑制されるようになっています。
浴衣や着物の帯が偶然にもその役割を果たしているため、汗をかきにくいと言われています。
花火大会で浴衣を着るタイミングも、実は香水にチャレンジしてみる機会なのかもしれません。
香水は種類だけでなく、付ける身体の部位によっても香りの立ち上り方を変えることができます。
その日のシチュエーションを想像しながら付ける場所を変えられるようになれば、もうすっかりおしゃれ上級者さんの仲間入りです。
付ける場所それぞれが持つ特徴を見ていきましょう。
香水瓶を斜め上に向けて1〜2回プッシュします。
そのあと落ちてくる水滴を浴びるようにして全身に香りを付けます。
どこか一点が急に強く香ることもなく、ふんわりと香りに包んでくれるのが特徴です。
汗をかきにくいので、香水と汗が混ざりにくい場所としておすすめです。
腰の近くである背中は汗をかきやすいので、身体の後ろ側よりも前側に付けることを意識しましょう。
身体の部位の中では下すぎず、上すぎず、洋服に隠れる部分でもあるので香りすぎを防ぐことができます。
首の裏側です。
首筋ではないので注意してください。
温度が高く香りが立ち上りやすいので、より香りをアピールしたい場合におすすめです。
首の周りにアクセサリーを付けてしまって香水を付けにくいときは、耳の裏でも同じように作用します。
手首の裏は体温が高く、露出していることも多いので、近年日本では避けられる傾向にあります。
確かにTPOを考えて付けたい場所ではありますが、海外ではまだまだメジャーな部位です。
低い賦香率のものなど香りが強くないものであれば、手首に付けるのは効果的と言えます。
ただし、皮膚や柔らかいので、アレルギーがある方や敏感肌の方はパッチテストを行ってから使いましょう。
面積が広く体温が高いので、アピールするのにもっとも適した場所です。
胸の間や下は汗をかきやすいため、香りが付かないように気をつけましょう。
デートやファッションイベントなどここぞというシーンで胸元に付ければ、より一層魅力が増すことでしょう。
最近のトレンドはおへそと言われています。
スプレーを優しくプッシュして、粒状の香水を水滴を指に出します。
それをおへそに持っていき、ポンポンと軽く叩くとほのかな香りが長持ちするのです。
外に香りが広がりすぎないにも関わらず、自分では香りを感じられるという特徴を持つ場所でもあります。
身体の部位ではありませんが、お化粧室で品良く香らせる方法です。
くれぐれもシミには気をつけたいですが、ハンカチなら万が一汚れても洗えるので安心です。
香りが付いたハンカチで手を拭いた後、ほんのり香るのも特徴です。
ずっと香り続けるわけではないので、緩急のある香りを楽しむことができます。
大きな面に塗るのは向いていないので、動脈が通っていて体温が高い場所に付けることで香りが立ち上りやすくなります。
ピンポイントで、くるくると付けることができるのが特徴でありメリットです。
ロールオンタイプと同様、香りが立ち上るためには頸部に付けることで効果を最大に引き出すことができます。
その際、無香料や香りの相性がいいハンドクリーム・ボディークリームと混ぜて使うのもおすすめです。
保湿しながら香りを持続させることができます。
ほかのどのタイプにも付けることができない場所です。
髪の毛が揺れたときにほのかに香るように、毛先に付けていくと効果的です。
近づいた人にしか気づけない奥ゆかしさがあります。
どこにも付けない方法です。
風が通る場所であれば、置いておくだけで香りが流れてきます。
固形で揮発してしまう心配もなく、安心して置いておくことができます。
付けすぎ以外にも、気をつけたいポイントがいくつかあります。
基本的には直接お肌に付けるものなので、香りだけでなく質にも気を配りましょう。
その上で、保湿をしたお肌に香水を使うとトラブルを最小限にすることができます。
液体タイプの場合アルコールが含まれているので、揮発してお肌の水分も一緒に持っていかれてしまいます。
それだけでなく、カサカサな状態のお肌は普段よりも敏感になっているためケアが必要です。
お化粧と一緒で、しっかり保湿をしてお肌のコンディションを整えてから香水を付けるようにしましょう。
手首に付けること自体は間違っていないのですが、こすると一気に揮発して本来の香りの良さが失われてしまいます。
10cmほど離れたところからシュッと軽く吹きかけるか、コットンを使って優しくポンポンと乗せていくイメージで付けるのがおすすめです。
慣れた人は無意識にこすってしまうこともあるので注意しましょう。
顔まわりでずっと強い香りが漂っていると、自分で酔ってしまうことがあります。
また、鼻が麻痺して付ける量の調節もしづらくなってしまいます。
首元に付ける場合も、鼻から離れた耳の裏側や首の後ろに付けるなどの工夫することで顔まわりを避けることができますので、ぜひ参考にしてみてください。
お肌に付けることを想定して作られている香水は、洋服を着る前に付けるのが理想です。
また、液体が透明に見えても、実はシミになりやすいものもあるのです。
下着や絨毯にも付かないように注意してください。
特にミストタイプの場合は液体がまとまって出てきてしまうとシミになりやすいので、身体より10cm〜20cmほど離れたところから勢いよくプッシュして、水分がダマになるのを防ぎましょう。
大人の象徴でもある香水を使いこなせると、自分の魅力がさらに引き出されます。
タイプも強い香りが苦手な人向けのものから本格的に香りを楽しみたい人向けのものまで様々なので、ぜひ上手に香水を取り入れておしゃれを楽しんでくださいね。
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最終更新日 : 2023/06/23
公開日 : 2019/01/29