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ストームグラスは、テンポドロップ、気象予報計、天気管などと言われているもので、天気予報が出来るインテリアオブジェです。
1800年半ば以降、イギリスを初めとしたヨーロッパで盛んに使われていた、気象を予測する器具です。
当時はガラス管の液体や結晶の様子で天気を判断して、航海時に役立てていたそう。
英国海軍のロバート・フィッツロイ提督が研究したため、別名「フィッツロイの気象計」とも呼ばれています。
1860年にフィッツロイが考案したフィッツロイ・バロメーターと呼ばれるものにも、気圧計や温度計と共に、ストームグラスが設置されていたそうです。
諸説ありますが、イタリア人がイギリスに持ち込み、ストームグラスは一般的に広がっていったとも言われています。
気温や気象状況、大気電気学的な影響によって、ガラス内に入っている複数の化学薬品の液体内で結晶化が起きます。
様々な説がありますが、気象状況等と液体の結晶化の関連性は、科学的には解明されていないそうです。
19世紀ごろには画期的な天気予報が出来るものでしたが、技術が進んだ今となっては正確な天気予報の方法とは言えません。
現在は、あくまでも気象変化や気温変化によって様々な形に変化していく結晶を楽しむ、インテリアのオブジェとして親しまれています。
正確に天気を判断できないのは少し残念ですが、毎日見ていると結晶が変化する様が神秘的で飽きないのがストームグラスです。
ストームグラスは、ガラス(ホウケイ酸ガラスなど)の容器内に、様々な化学薬品液体が使われています。
そのため、取り扱いには細心の注意が必要です。
一般的なストームグラスに使われている、主な化学薬品は以下の通りです。
危険な化学薬品が入っているので、ガラスが割れて液体が出てしまうと大変危険です。
割れてしまった場合は、液体には触れないように、また刺激臭を吸い込まない様に換気をしましょう。
もしうっかりと触れてしまった場合は、しっかり石鹸で洗ってください。
目に入ってしまった場合も大変危険ですので、水で洗い流して直ぐに病院に向かいましょう。
服についてしまった場合は、水でしっかりと洗い流しましょう。
その他、買ってきた箱から取り出す際にも気を付けてください。
大抵の商品は、この様な発泡スチロールの箱で厳重に包装してあります。
説明書をよく読んで、ストームグラスを取り出して台座に組み立てる際には、大切に取り扱いましょう。
このようにはめ込むタイプや、置くタイプが多いです。
中には台座が付いていないものもあります。
特にはめ込むタイプのストームグラスは、設置時に力を入れ過ぎて割れてしまったと言う話もよく聞くので、充分に気を付けてください。
上記でも説明したように、割れて液体が出てしまうと危険です。
そこで、置き場所には細心の注意が必要です。
まずは、小さなお子様やペットの手の届かない所に置くことです。
特に猫の場合は、高いところでも簡単に登ってしまうので、設置はおすすめしません。
ストームグラスに触れることが可能なペットが居る場合、入ることが出来ない場所をおすすめします。
あまり高い場所に置くのも、地震で倒れる場合があるので控えましょう。
ガラスの中には液体が入っているので、太陽光のように光が一点に集中してしまうと「レンズ効果」が起こり、火事の原因にもなりかねません。
直射日光が当たる場所に置くのはやめましょう。
設置場所は、安定していて危険が及ばない場所が適しています。
もちろん、火気厳禁なので、気温差が激しい暖房器具などのそばにも置かないでください。
ストームグラスは、室温が約5℃~30℃の範囲で結晶化します。
夏の様な暑い気温では結晶化せずに、透明になりますが、寒い時には真っ白に全体が結晶化しやすいのが特徴です。
なお、液体の温度を下げるために、冷凍庫や冷蔵庫には入れないでください。
一番おすすめの場所は玄関です。
出かける前や帰ってきた際にも目につくので、お天気のチェックとしても最適です。
また、職場でパソコンの横に置いて楽しんでいる方も居ます。
ストームグラスを設置をした直後は、揺れなどで液体の中が安定していない状態です。
液体内が安定するまでに約1週間から10日程度かかるので、天気をチェックしたい場合は安定した後を目安にしましょう。
注意して扱えば楽しんで鑑賞できるので、適した場所を選んでください。
正確とは言えませんが、温度や気圧、大気電気学的な影響で結晶は変化します。
ストームグラスは、基本的に約6~12時間で変化すると言われています。
約半日後の天気の予測が出来るということですね。
そこで、一般的なストームグラスでの天気の判断の仕方を解説していきます。
液体の上の方が綺麗に澄んでいて、下の方に結晶が溜まっていたら、快晴や晴れの予報です。
この空の様なイメージですね。
今までの上記のストームグラスの写真は、筆者が快晴の時に撮影したものです。
液体は綺麗で、下の方に結晶があります。
晴れの日が続いていたので、あまり液体内に変化がありませんでした。
液体全体が濁ったり、小さい星状の結晶が浮遊したら雨の予報です。
比較的、細かい結晶が散らばった様なものが広がったりします。
ぷかぷか浮いているようで可愛いですよね。
憂鬱になりがちな雨の日も、これが見たくて少し待ち遠しくなるかもしれません。
片方に結晶が盛り上がってくる場合は、風が強い時にも発生するようです。
接近してくる反対方向のガラス側面に結晶が溜まるとも言われています。
そうなるかどうかは、ぜひ観察してみてください。
嵐がやってきそうな時には、大きなシダ状の結晶が出来ます。
今までとは、ガラッと雰囲気が変わりますよね。
しっかりと大きく、はっきりとした結晶を見ることができます。
台風の前の日には、変化が大きく、液体上部にシダ状の結晶が増えることもあります。
寒くなってくると、液体内の結晶が増える傾向になります。
びっしりと高い位置まで結晶が広がります。
時には結晶の白さが増すこともあるようです。
寒くなってくる方が、結晶を楽しむことは多くなりそうです。
雪の結晶みたいで綺麗ですよね。
ストームグラスの結晶は、こんなにも様々な姿を見せてくれます。
必ずこうなると言うものではありませんが、ぜひ目安にして天気の予測をしてみてください。
ストームグラスにも、様々な形やデザインのものが販売されています。
せっかく購入するなら、お部屋に合ったおしゃれなものを置きたいですよね。
引っ越し祝いなどのプレゼントにも最適です。
本記事でも写真に載せている、雲の形をしたストームグラスです。
よく出回っているものですが、台に差し込むタイプで安定しています。
とてもキュートで、サイズもコンパクトでお部屋のアクセントにもぴったりです。
価格:2,466円
サイズ:高さ11×幅13×奥行5cm(スタンド含む)
こちらも本記事掲載のストームグラスです。
ドロップ型やハート型があり、液体に色がついているので、結晶とのコントラストも綺麗ですよ。
サイズは小さめですが、存在感はあります。
価格:1,498円
種類:
ドロップ型(色:パープル、グリーン、ピンク、ブルー、ホワイト)
愛の形(ハート型)(色:ピンク、ホワイト)
サイズ:
ドロップ型 高さ18.7×幅9 ×奥行8.5cm
愛の形 高さ15.5×幅13.2×奥行7.2cm
可愛いリンゴ型のストームグラスで、コロンとした姿に思わず目が留まりますよね。
こちらも、色付きの物があります。
付属の台座なしでも設置が出来るので、お好きなマットやレースなどの上に置いてもおしゃれです。
価格:2,950円
色:ホワイト、ブルー
フレームタイプのストームグラスは、とてもスタイリッシュなので男性のお部屋にもピッタリです。
ガラスも筒状で、しっかりと結晶を見ることが出来ます。
価格:1,752円
サイズ:(約)高さ14.5×幅10×奥行5cm
インパクト間違いなしの、地球儀の形をしたストームグラス。
気象や気温、大気電気学的な地球の神秘さとリンクしたオブジェです。
価格:7,700円(税込)
サイズ:φ11×幅15×高さ20cm
完全オリジナルのハンドメイド商品なので、世界でひとつのストームグラスです。
チェスの様な形のボトルは、数個並べておきたくなります。
4種類の形から7色の色をカスタム出来るので、好みの形と色を選ぶ楽しさもあります。
普通のストームグラスよりは更に繊細なので、取り扱いには十分注意してください。
価格:2,420円
種類:真ん中ふっくら、下側ふっくら、上側ふっくら、セパレート
色:クリア、グリーン、ピンク、イエロー、レッド、ブルー・パープル系
サイズ:高さ12~14㎝(ハンドメイドの為ばらつきあり)
実験器具の様なフォルムのラボbはインパクト大。
他のストームグラスとは違い、全てガラス製の上、背が高いため、転倒にはくれぐれも注意してください。
価格:4,400円
サイズ:高さ215×幅85×奥行85mm
置き方や取り扱いさえ注意すれば、ストームグラスは気軽に生活に取り入れられるものです。
インテリアも素敵になった上に、天気の予測も出来るので一石二鳥なオブジェではないでしょうか。
ぜひ、おうちにストームグラスを飾ってみませんか?
最終更新日 : 2023/12/11
公開日 : 2019/11/18