本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
牛乳をはじめとするチーズ、ヨーグルト、バターといった乳製品は、私たちの生活に身近な食品です。
子牛が育つための栄養がぎゅっと詰まった牛乳・乳製品は、まさに牛からの恵みといえます。
しかし、昨今では乳牛のエサ代の高騰などを背景に、乳製品は値上がりが進み、消費が落ち込んでいます。
そのうえ、新型コロナの影響により飲食店やホテルなどで乳製品の消費が減少したため、生乳の生産量をおさえる方針が取られているのです。
この状況に苦しんでいるのが酪農家です。
値上げと生産抑制によって、売り上げは減少。
飼育している乳牛の数を減らしたり、搾乳日数をコントロールしたりといった対応もすでに限界となってきています。
この問題に対して私たちができるのは、乳製品を使うこと。
毎日の生活に積極的に乳製品を取り入れる…それだけで良いのです。
今回は、牛乳をたっぷり使ったスープレシピをご紹介します。
日々の食事においしく乳製品を取り入れて、消費拡大に力を添えてみませんか?
コーンクリーム缶を使った、手軽に作れるコーンクリームスープのレシピです。
たっぷり牛乳を使うだけではなく、バターを加えるのがポイント。
コーンの濃厚な味わいにバターのコクがプラスされて、簡単なのに満足度の高いスープが完成します。
今回は、クルトンの手作りレシピも合わせて紹介します。
もちろん、市販のクルトンを利用しても、クルトンを加えなくてもかまいません。
しかし、レシピが簡単なうえに、さくさくした食感がスープのアクセントになるので、作ってみることをおすすめします。
クルトンはこのコーンクリームスープだけではなく、他のスープに利用することもできますよ。
とうもろこしと牛乳のやさしい甘みが楽しめるコーンクリームスープを、ぜひ作ってみてください。
【3〜4人分】
<クルトン>
1. 食パンの耳を切り落として、1cm角ほどの大きさに四角く切る。
2. 1をフライパンに入れる。オリーブオイルをかけて、全体になじませるように混ぜる。
3. フライパンを中火で加熱して、食パンを混ぜながら炒める。
この時、食パンを焦がさないように注意してください。
4. 食パンの表面が固くなり、きつね色になったらフライパンから取り出す。
5. パセリをみじん切りにする。
6. 鍋にクリームコーン缶・牛乳・顆粒コンソメを入れて混ぜ合わせ、火にかける。
7. ときどき混ぜながら、弱火で加熱する。
8. ふつふつとしてきたら、バターを加えて混ぜて、全体になじませる。
9. 器に盛りつけ、クルトンをのせてパセリをちらす。
濃厚な甘みやコクが感じられる贅沢なスープが、市販のコーンクリーム缶を使えば簡単に出来上がります。
牛乳やコンソメ、バターの量は、コーンクリーム缶の容量に合わせて調整してください。
じゃがいもの風味と、クリーミーな口当たりを堪能できるポタージュスープです。
コクや甘みのある牛乳とじゃがいもは相性がよく、誰でも食べやすい味わいに仕上がります。
じゃがいもの形が崩れるまでしっかり煮込めば、ミキサーやハンドブレンダーがなくても作れます。
身近な材料ばかりなので、気負わず作ってみてくださいね。
【2人分】
1. パセリをみじん切りにする。
2. じゃがいもの皮をむき、5mmほどの幅にスライスする。
3. 玉ねぎを5mm幅にスライスする。
4. 鍋にバターを入れて加熱し、中火でじゃがいもと玉ねぎを炒める。
5. じゃがいもと玉ねぎが透き通ってきたら、水と顆粒コンソメを加える。鍋にふたをして15分ほど煮込む。
6. じゃがいもがやわらかくなったら、一度火を止める。
じゃがいもが煮崩れるくらい、しっかりやわらかくなるまで煮込んでください。
7. しばらく置いて温度が少し下がったら、ミキサーやハンドブレンダーにかけてなめらかにする。
熱いままミキサーやハンドブレンダーにかけると、熱で膨張して中身が飛び出す恐れがあります。
温度が下がってから作業するようにしてください。
ミキサーやハンドブレンダーがない場合、泡立て器などでじゃがいもをつぶしても構いません。
8. 牛乳を加えて、ときどき混ぜながら中火にかける。塩で味を調整する。
鍋底にじゃがいものでんぷんが溜まり、焦げつく恐れがあります。
そのため、底から混ぜるようにしてください。
9. ふつふつしてきたら火を止める。
10. 器に盛りつけ、パセリをふる。
こんがり焼いたトーストや、バゲットと一緒に食べるのもおすすめです。
ミルクのコクで、じゃがいもの素朴な風味が引き立つ、シンプルなポタージュが出来上がります。
じゃがいものでんぷんで自然なとろみがつき、口当たりなめらかな仕上がりです。
煮込んで甘みを引き出した白菜は、牛乳とよく合います。
白菜の量が多いように感じるかもしれませんが、加熱するとくったりとなるので、意外とすんなり食べられますよ。
牛乳と白菜のやさしい味わいを活かすために、オリーブオイルであっさりと仕上げましょう。
ただ、旨味が凝縮されたベーコンを加えているので、物足りない味わいにはなりません。
具材がたっぷり入っていて食べ応えがあり、お腹にしっかりと溜まるスープです。
【2人分】
1. 白菜を長さ4cm、幅1.5cmほどの短冊切りにする。
2. ブロックベーコンを1cmほどの厚さにカットし、さらに1cm幅に切る。
3. しめじは石づきを切り落とし、手でほぐす。
4. 鍋やフライパンにオリーブオイルを入れて火にかける。ベーコンを加えて中火で炒める。
5. ベーコンから脂が出て焼き色がついてきたら、白菜としめじを加えて炒める。
6. 白菜がしんなりしたら水と顆粒コンソメを加えて、弱めの中火で10分ほど煮込む。
7. 牛乳を加えて、ふつふつするまで加熱する。塩で味を整える。
8. 器に盛りつけ、粗びき黒こしょうを振る。
素朴な味わいに心が落ち着き、たっぷり入った具材にお腹も満足できるスープです。
ベーコンをウインナーに、しめじをマッシュルームなどの他のきのこに変えても美味しく作れます。
クラムチャウダーは、アメリカ発祥のスープです。
「クラム」は二枚貝、「チャウダー」は貝や魚、鶏肉、野菜などを煮込んだスープを意味します。
本場アメリカではホンビノス貝などの様々な貝が使われますが、日本ではあさりを加えるのが一般的です。
生のあさりを使うと、砂抜きなどの処理が面倒ですね。
そこで今回はあさりの水煮缶詰を使った、手軽に作れるクラムチャウダーのレシピを紹介します。
おいしく作るポイントは、あさりの身と缶詰の汁を分けて加えることです。
あさりの身は煮込みすぎると固くなってしまうので、最後に加えてください。
このレシピでは、スープに粉チーズを加えてコクをプラスしています。
さらにあさり水煮缶詰の汁をスープに加えているので、あさりの凝縮された旨味も感じられます。
食べ応え抜群なクラムチャウダーを、ぜひ作ってみてください。
【2人分】
1. パセリをみじん切りにする。
2. 玉ねぎとじゃがいもの皮をむき、1cm角に切る。
3. にんじんを7mm角に切る。
4. あさり水煮缶詰を、あさりの身と汁に分ける。
5. 鍋にバターを入れて火にかける。玉ねぎ・にんじん・じゃがいもを加えて中火で炒める。
6. 玉ねぎが透き通ってきたら薄力粉を加え、全体になじませるように炒める。
粉っぽさがなくなるまで炒めてください。
7. あさり水煮缶詰の汁を加えて、とろみがつくようになじませる。
8. 水と顆粒コンソメを加える。ときどき混ぜながら、ふたをして弱めの中火で5〜10分ほど煮込む。
9. じゃがいもに火が通ったら、牛乳・あさりの身・粉チーズを加えて弱火で加熱する。
10. 塩で味を整え、ふつふつとしてきたら火を止める。
11. 器に盛りつけ、パセリを振る。
クラッカーやバゲットを添えて、クラムチャウダーに浸しながら食べるのもおすすめです。
あさりやじゃがいもなど、様々な具材の味わいや食感を楽しめます。
お好みでベーコンやキャベツ、きのこなどの具材を加えて、アレンジを楽しんでください。
パスタが入ると、スープがおかずから主食に変わります。
スープパスタが1品あればお腹を満足させられるので、忙しい日の食事にぴったりです。
スープに牛乳を加えることで、栄養もしっかり摂れます。
さらにチーズを使用して、味わいにコクと塩気のアクセントを加えるのがポイントです。
このレシピではパスタを別の鍋で茹でずに、パスタとスープ、どちらもひとつのフライパンで仕上げます。
洗い物が少なくなるので、後片付けが楽になりますね。
今回は、具材に冷凍シーフードミックスやほうれんそうを使用していますが、冷蔵庫にある食材を加えても良いでしょう。
お好みの具材を使って、おいしいスープパスタを作ってみてください。
【2人分】
<シーフードミックス解凍用>
1. シーフードミックス解凍用の水に塩を加えて、よく溶かす。
2. 塩水にシーフードミックスを加えて、常温に1時間〜1時間半置いて解凍する。
塩水に浸けることで魚介の旨味を残しつつ、臭みを取りながら解凍できます。
3. 2をざるに上げ、キッチンペーパーなどで押さえて水気を軽く拭き取る。
4.沸騰した湯に塩少々(分量外)を加え、ほうれんそうを30秒ほど茹でる。
5. 4を冷水にとって水気を絞り、4cm幅に切る。
6. 玉ねぎを5mm幅にスライスする。
7. フライパンにオリーブオイルを入れて、火にかける。玉ねぎを加えて中火で炒める。
8. 玉ねぎがしんなりしたら、水と顆粒コンソメを加えて沸騰させる。
9. スパゲッティを加えて、フライパンにふたをする。弱めの中火で、ときどき混ぜながら袋の表示時間より1分短く茹でる。
スパゲッティは、半分に折ってからフライパンに入れても構いません。
水が少なくなってきたら、適宜水を足してください。
10. 牛乳・シーフードミックス・ほうれんそう・ピザ用チーズを加えて、全体を混ぜ合わせる。
11. スープがふつふつとしてきて、チーズが溶けるまで加熱する。塩で味を整える。
12. 器に盛りつけ、粗びき黒こしょうを振る。
シーフードミックスは丁寧に解凍して調理の最後に加えることで、たっぷりの旨味と、ぷりぷりとした食感が活きた仕上がりになります。
おいしいスープを吸いながらゆで上がったパスタは、食べ応え十分です。
牛乳はどんな食材とも相性が良いので、具材を様々に変えてアレンジしてみてください。
乳製品の消費をあと押しできる、牛乳をたっぷり使ったミルクスープのレシピをご紹介しました。
牛乳はそのまま飲むだけではなく、料理にも使える便利でおいしい食材です。
毎日の食卓に牛乳などの乳製品を積極的に取り入れて、乳業界を応援していきましょう。
最終更新日 : 2023/03/09
公開日 : 2023/03/08