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JR中央線・総武線「阿佐ヶ谷駅」東口から徒歩2分、東京メトロ丸の内線「南阿佐ケ谷駅」からは徒歩13分のところにある「阿佐ヶ谷神明宮」。
阿佐ヶ谷駅前の中杉通りを北へ、世尊院前の交差点を右に曲がってすぐ、閑静な住宅街の中に表参道の大鳥居があります。
都心からもアクセスが良いため、毎年数十万人が参拝に訪れています。
広々としていて開放感ある境内は、およそ約3000坪と都内最大級の伊勢神宮勧請(いせじんぐうかんじょう)の神社。
シイ、カシクス、ケヤキ、イチョウなど古い巨木が多く、森のような緑豊かなヒーリングスポットです。
昨今「平成の大改修」が無事竣工し、神明作りの御殿・神門、新しい祈祷殿・豪華な能楽殿などが誕生し、境内は綺麗に整備されています。
また、休日や祝日に骨董市、植木市、能や伝統芸能の奉納や阿佐ヶ谷の一大イベントである「ジャズストリート」の会場として、地域のイベントの開催地としてもお馴染みです。
「阿佐ヶ谷神明宮」では「天照大御神(アマテラスオオミカミ) 」が祀られています。
皇室の御祖神であり太陽神でもある「天照大御神」は、日本で最も貴く国家の最高神とされています。
かつて国土の創造神である「イザナギ」が、黄泉の穢れを洗い流し、左目を洗ったときに誕生したと伝えられています。
そして、この時に右目から生まれたのがツクヨミ、鼻から生まれたスサノオと共に、三貴子と呼ばれるようになります。
このとき、創造神「イザナギ」より高天原を治めるように指示され、「天照大御神」は最高神となりました。
「江戸名所図絵」によると、「日本武尊」が東征から帰る途中に阿佐谷の地で休息し、後に彼の武功を慕った村人が旧社地(お伊勢の森と称される現在の阿佐谷北5丁目一帯)に社を設けたのが始まりとされています。
その後、建久年間(1190~1198年)、土豪横井兵部が伊勢神宮に参拝した際に神の霊示を受け、宮川の霊石を持ち帰り神明宮に安置。
現在もこの霊石は、御神体として御本殿の奥深くに鎮まられています。
広大な敷地を持つ「阿佐ヶ谷神明宮」をご参拝して、境内を巡ってみましょう。
表参道すぐ右手に「手水舎(ちょうずや)」があります。
こちらで外の汚れをお清めしてから、まずはご本殿へ向かいましょう。
表参道を真っ直ぐに進み、ずっしりと重みがある「瑞祥門(ずいしょうもん)」をくぐると、御正殿である「御垣内三殿(みかきうちさんでん)」が見えます。
ご本殿の前にある鳥居は2015年に、第62回伊勢神宮式年遷宮の時に瀧原宮(伊勢・皇大神宮別宮)が拝受されました。
華美で立派な中央殿には天照大神(あまてらすおおみかみ)、左側、壮観な西の御殿には素戔嗚尊(すさのおのみこと)、そして右側、東の御殿に月讀命(つきよみのみこと)が鎮座されています。
三貴子(天照大御神・月読尊・須佐之男尊)を祀る神社は国内ではとても希少なのだそう。
「二礼二拍一礼」にならい参拝。
もともと拝殿と中央の正宮殿は一体でしたが、曳家によって分離され摂社御殿となりました。
摂社にはかつての天祖神社の木材を再利用されており、足りない部分は米ヒバをもって建立されていて、古くからの歴史を感じることができます。
御拝殿横にはおみくじがあります。
阿佐ヶ谷神明宮はおみくじも可愛いのです。
今年の残りの運勢はいかに。
「月みくじ」は中吉。
健康に平穏に生きられますようにと願いを込めて、境内に御結びしました♪
瑞祥門の脇にある一際目を惹く立派な神木。
このご神木は「夫婦けやき」と呼ばれ、良縁成就や夫婦円満のご利益で知られています。
もともとは1本ずつ、別々の木でした。
長い月日の間、寄り添いながら風雨や大雪にも負けず、互いに凌ぎ合いながら現在は一つに結ばれたという逸話がある木なのです。
木立の緑が陽に透けて、とても堂々とした美しい御神木は2本で色々な時代を過ごしてきたのでしょうね。
「夫婦けやき」を真っ直ぐ進み、参道の途中、大鳥居に向かって右側にある「北野神社」。
学問の神である天神様(菅原道真)が御鎮座されており、合格祈願や学業成就のご利益で知られています。
特徴的な北野神社の鳥居は珍しい五角形の形。
その理由は「五角(ごかく)」は「合格」とされ、「合格鳥居」とされています。
「北野神社」の正面にある、木造りのモダンな印象が目を惹く能楽殿。
この日は閉まっていましたが、開放時には舞台の上に美しい松の絵を見ることができます。
鏡板の松の絵は、能画家・作面家の先生(狩野宗家系列)により描かれたもの。
伝統的な狩野派の構図と現代の感覚が入り混じった新感覚の作品です。
神事や結婚式などの儀式はもちろん、様々なイベントが催されています。
阿佐ヶ谷のジャズフェスタの演奏会場として、奉納のバリ舞踊の舞台として幅広く利用されています。
人気バンド「ゲスの極み乙女」の大ヒット曲「私以外私じゃないの」、海外でも評価の高い、「BABYMETAL」の「メギツネ」という曲のPVの撮影地としても有名で、今も多くのファンが聖地巡礼として訪れています。
「長久門」をくぐり、正面大鳥居方面に歩く途中にある「猿田彦神社」は、猿田彦大神が祀られています。
その由来は、照大神(あまてらすおおみかみ)により天孫降臨のさい、猿田彦命(さるたひこのみこと)が啓行(みちひらき)をされたという逸話から、お導きの神として厚く信仰されています。
どちらに進むべきか人生に迷いが生じたとき時に、お導きをお願いしてみてはいかがでしょうか。
拝殿の右脇の元宮には、伊弉冉命(いざなみのみこと)、伊弉諾命(いざなぎのみこと)、日本武尊(やまとたけるのみこと)が鎮座されています。
「伊弉冉命」と「伊弉諾命」は国生み、神生みを行ったとされ、縁結び、夫婦円満、健康、商売繁盛など多くのご利益がある神々です。
「日本武尊」は九州、東国の討伐された屈指の戦士として、武運を司る神として有名です。
ご神縁を受け、運気が上がるように祈願して作られたお守りで、最終縫製を神明宮の巫女さん手作りでされる限定の縁起物です。
ご利益だけでなく、毎日身に付けたくなるような繊細に編み込まれた美しいデザインから、多くの女性参拝客に大人気。
ブレスレットやチャーム、ストラップなど用途は多種多様です。
月読尊(つくよみのみこと)を身に付けてみました。
月の満ち欠けをあらわしたデザインは、気分までアップしますよ♪
一つ一つ、ご神縁を受け運気が上がるように御祈願されています。
春なら桜、梅雨の時期なら紫陽花、秋には月うさぎなど、季節ごとに期間限定のものが頒布されるのも楽しみの一つ。
どれも手作りのため数量限定ですよ。
遠くて中々お参りに行けないという場合は、ありがたいことに送付で頒布して頂けます。
豊年満作を祝い神に感謝するものとして毎年9月に行わられる「例大祭」。
奉納される「阿佐ヶ谷囃子」は、江戸時代末期からの伝統を誇り、区の無形文化財に指定されています。
「例大祭」では、氏子内14カ所の御幸所からお神輿が集結し、一斉に氏子巡幸する姿は迫力があり壮観!
能楽殿では、普段はあまり見ることができない、バリ舞踏やフランダンスも見ることができます。
お祭りのもう一つのお楽しみ♪
神様を囲んで、時代が止まったかのような昔ながらの縁日にほっこり。
境内には多種多様な出店があり、屋台ならではのグルメも充実しています。
「阿佐ヶ谷神明宮」は八難除という、全国で唯一のご祈祷方法で有名です。
厄年の災い(厄除)、方位や地相・家相を犯したことに起因する災い(八方除)、炎や水による災い、人による災い、因縁から来る災いなど、これらの災いごと(八難)をすべてを取り除く、まさに万能の御祈祷です。
大きな特徴は、御祈祷の最中に祈祷祈願者の名前、住所、生年月日、願い事の種類をなんと全員分読み上げてくれます!
通常は代表者のみ読み上げが多いですが、御祈祷の中に自分の名前が挙がると心まで洗われるようです。
阿佐ヶ谷神明宮の御朱印は社務所にて頂けます。
常時いただける御朱印は2種類あります。
「阿佐ヶ谷神明宮」の限定御朱印は御朱印ガールの間でも大人気!
季節によってデザインも異なるので見逃せません。
当日しか押印頂けないものもあるので、頒布の時期はHPやSNSで細かくチェックしましょう。
桜の咲き始めから場内の桜が散るまで授与されます。(無くなり次第終了)
2019年は全国で唯一、桜の刺繍入りの御朱印が頒布されました。
桜色が鮮やかで、とても素敵です。
端午の節句のこどもの日に食べるちまきスタンプが特徴的です。
人形のスタンプは、夏越えの大祓で半年の穢れを還すものだそうです。
七夕祭りの御朱印は、合わせて願い事ができる短冊も頂けます。
さらに七夕祭り開催中、境内の能楽殿で2日間にかけて行われるバリ舞踏祭限定のスタンプも押印されますよ。
「阿佐ヶ谷七夕祭り」は、阿佐ヶ谷パールセンターをメインに、8月の上旬に5日間に渡り開催されます。
毎年100万人が訪れるという杉並区が誇る大祭です。
屋根付きの約700mにも及ぶアーケード商店街に、大きな色とりどりの流行のハリボテ飾りが吊るされてたくさんの露店も出ます。
例大祭が執り行われる3日間が授与期間です。
月読社の例祭「観月祭」当日限定でいただける御朱印。
十三夜の月をイメージした黄色と、ススキを持ったウサギのコラボが可愛いです。
【10月】阿佐ヶ谷ジャズストリート限定の御朱印(頒布期間:10月下旬、開催日2日間)
阿佐ヶ谷の秋の風物詩「阿佐ヶ谷ジャズストリート」開催期間限定の御朱印です。
ジャズと神社の組み合わせ、全国で唯一ではないでしょうか。
「新嘗祭」とは新穀を神様へ捧げ、その年の収穫を神様に感謝するお祭りです。
毎年勤労感謝の日(11月23日)限定で頒布されます。
五穀豊穣と稲穂、俵のスタンプが実り豊かな秋を感じさせます。
縁起の良い、金の「打出の小槌」の御朱印です 。
良い一年を過ごせそうですね♪
2月17日祈年祭当日限定の御朱印です。
令和元年を記念して刺繍入りの特別朱印符が限定頒布されました。
アジサイがとても綺麗で可愛らしく、好評につきその後も6月に頒布されています。
御朱印の集印に欠かせない御朱印帳。
各寺社によって可愛らしいものやシックでお洒落なものまで、様々なデザインなものがありますよね。
阿佐ヶ谷神明宮の御朱印帳は全6種です。
中でも、京都の和文具店として有名な「嵩山堂はし本」とコラボしたこちらのご朱印帳は雅で可愛いデザインが人気。
鮮やかな色の上質な和紙「鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)」のうさぎと御神宝の矢が、優しいタッチで可愛らしく描かれています。
桃色・黄色・紫色3色のうち、筆者は迷いに迷いながら、元気な黄色をお迎えしました。
和ポップなうさぎのしおりも付いているので機能性も抜群!
御朱印を頂くたびに、開くのが楽しみになりますね。
※合わせて読みたい: 御朱印ガールが解説する!これから御朱印集めを始めたい人への「御朱印のいろは」とおすすめの御朱印帳
「阿佐ヶ谷神明宮」は、古くからたくさんの人々からの信仰が篤く、地元の人達のコミュニケーションの場としても広く親しまれています。
日々の生活に疲れた時、気持ちをリセットしたい時、手を合わせて、参拝しながら自分を振り返ってみてはいかがでしょうか。
神様にお願いを込めてみて、見えてくることもあるかもしれません。
「阿佐ヶ谷神明宮」の厳かで清々しい空気を、心身ともに目一杯感じてみてくださいね。
住所 :〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷北1-25-5
マップ: Googleマップ
アクセス :
<電車で>
JR阿佐ヶ谷駅北口より徒歩2分
東京メトロ 丸ノ内線 南阿佐ヶ谷駅北口より 徒歩10分
<車で>
中央道 高井戸 I.C より 約5km 約20分
東名道 東京 I.C より 約12km 約30分
首都高 幡ヶ谷 I.C より 約8km 約20分
関越道/外環道 練馬 I.C より 約7km 約20分
※駐車場あり
電話番号 :
03(3330)4824
Fax : 03(3310)9007
御祭神:天照大御神・豊受大神・月読尊・須佐之男尊
社格:旧村社
開門・閉門 :
1月、2月、3月 6:00〜17:00
4月、5月 5:30〜17:30
6月、7月 5:00〜17:30 (土日祝日は18:00)
8月、9月 5:00〜17:30
10月 5:30〜17:00
11月、12月 6:00〜17:00
注意点 :厄除け受付時間 9:00〜16:30
公式URL : 阿佐ヶ谷神明宮
最終更新日 : 2021/03/19
公開日 : 2019/07/28